落葉広葉樹林の林床に生える植物
今週末も、当てにしていた家族二人に逃亡されました。全く逃げ足が速い!
予定していた記事用の写真を撮り忘れたので、不法投棄監視パトロールで立ち寄った落葉広葉樹林で、気になった植物を掲載します。
維管束植物ではなく、苔植物(蘚苔類)です。ホウオウゴケ属(蘚類)だと思いますが、いろいろあるようで詳細名は分かりません。丁度良い大きさの石に着生していると思ったら、姿を現しているのはホンの一部のようで持ち上がりませんでした。
接写してみました。葉が短いタイプのようです。
その近くには・・。
ミヤマウズラが生えていました。この場所は、以前20cmほどの大株でした。でも、いつの間にか数株に減ってしまいました。他でも同じような事があり、状況から判断すると園芸採取されたのではないと思います。環境が大きく変わってもいないし、どうしたのだろう?ラン科植物は、普通に見られるものでも気難しい生き方をしているようです。
こちらは、ミヤマウズラよりも更に出会う事の多いシュンランです。でも、この野生ランも、種子発芽から葉が展開するまでの数年間、地中で気難しい生き方をしているそうです。根が露出していました。根元にウチョウランを蒔けば発芽するかも?
こちらは、ラン科植物ではなくツツジ科のイチヤクソウですが、ラン科植物のような微細種子が出来ます。発芽の養分を持たず共生菌に頼って発芽し、生育もその力を借りている部分的菌従属栄養植物だそうです。ラン科植物と同じですね。私は、こういう変わった生態を持つ植物に興味を惹かれます。
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