サワトラノオ実生栽培記(12月中旬)
用事があって、下界に降りたついでに浮島ヶ原自然公園を覗いて来ました。今日の写真は、すべてロールオーバー効果を使っています。マウスを乗せて、別の写真を見てください。スマホは、写真上でタップ、元に戻るには写真外でタップします。
サワトラノオが多く生えるエリアでは、ヨシ(※)などの刈り取りが終っていました。刈った草はこのままだろうか?
木道脇の、開花株があった辺りを覗くと・・。栽培場の、実生一年に満たない株に比べて、ずっと小さいものばかりです。
実は、この辺りが来年確認したいところです。開花株は、果実が熟すと地上部が枯れます。そして新しい芽が出て来ると思います(以前、花茎の下についていた根っこを水に浸けて置いたら、芽が出て来ましたので・・。)。それが、この小さな個体なのかもしれません。もちろん、今年の実生苗もあると思いますが・・。
こちらは更に小さな葉ばかりです。このサイズからすると、今年の実生苗かも知れない・・。ヨシのお陰で日当たりが悪く、実験場に比べて発芽がかなり遅れたためと思われます。
次は、実験場のサワトラノオの様子です。
こちらは、一番最初に実生床からプランターに移植した株です。大きかった葉は枯れ、晩秋に出てきた葉は、このように小さなものです。葉柄もターサイのように横に寝ています。冬越しの準備だと思います。
遅れて移植した株です。まだ大きい葉が多く、葉柄も立ち上がっています。上と比較するとずっと大きいので、こちらの方が先輩株のように見えます。
この二つの株は、葉の形が違います。成長の違いだろうか?葉にも個性があるようです。写真にマウスを乗せると、9月19日に左官のプラ舟ビオトープに沈めたサワトラノオに切り替わります。三か月近く水中生活をしています。プランター植えのものに比べるとずっと小さいですが、生き続けている事がとても興味深いです。
※私は、今まで「アシ」と言っていましたが、Ylist標準和名は「ヨシ」なので、今後それに倣います。
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