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2019年12月

2019年12月31日 (火)

ご挨拶

本年も、私のブログをご訪問いただき有難うございました。
歳月の経つのは早いもので、来春早々には開設から十年になります。長く続けてこられたのも、ご訪問くださった皆様のお陰だと、心より感謝申し上げます。ブログ容量も、来年中にはいっぱいになるものと思われます。その時は、また新たな出発をする予定ですので、何卒宜しくお願い致します。

本年も、ご訪問有難うございました。InosisiUnnamedu

それでは、皆様良いお年を!

2019年12月30日 (月)

2019年の思い出⑤(その他栽培植物)

①~④以外に、記憶に残る植物を集めてみました。他にもいろいろありましたが、思い出はこの記事でお終いにします。

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タムラソウです。昨年、実生苗を貰って裏庭に植えました。それが、私の背丈を超え雨樋(下端2,4m)よりも伸びました。タムラソウがこんなに大きくなるとは、思いもしませんでした。

次は、フジアザミです。昨年の実生苗を2株、再生畑の隅に植えました。マウスポインターを乗せて、葉の切れ込みの変化に注目です。

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富士山の砂礫地で見る株の大きさを参考に、株間を決めましたが、少し狭すぎたようです。

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事情があって、畑に行けない日が続き、暫くぶりに行ってみたらこんな状態になっていました。実生苗を植え付けた翌年に、花が咲き何本かに株立ちするとは知りませんでした。

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最後は、ミズアオイです。40cmくらいの水槽に、もこままさんから頂いた田圃の土を入れておいたところ、コナギのような葉が出て来ました。暫くすると、花芽が葉よりも上に伸びていました。「コナギかと思ったら、ミズアオイだ!」

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結局2本の花径が伸び、無事に花を咲かせました。どちらも、結実して果茎が折れ曲がり、果実を水槽の中に沈めました。また、花を観察して、色違いのオシベの働きと、それが左右両タイプのある事を知りました。

山野の植物観察をしている人の中には、こういう植物の栽培を強烈に批判する人もいます。もちろん、山野の植物を無断採取する事は賛成できませんが、園芸農場などで増殖されたものや、少し種子を頂いて実生発芽させたものを育てるのなら、許されるのではないかと思います。厳密に言えば、種子の無断採取もいけない事ではありますが・・。育てて見ると、一般的な図鑑の解説で得た知識以上のものが学べます。

2019年12月29日 (日)

2019年の思い出④(地域に生える野生ラン)

いろいろあって、探索時間がとれない一年でしたが、来年を期待させるような野生ランとの出会いも少しだけありました。

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富士市内某所で出会ったこの植物は、カゲロウランではないかと思います。周辺を探索してみましたが、今のところ最初に出会った3株以外見つかっておりません。来年、花を確認して間違いなければ、手元の富士市植物仮目録に追記予定です。

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発見当初は、シュスランかと思いました(左)。ところが、よく見ると主脈の所の白い筋がありません(右)。かつ、葉柄が長くない事から、カゲロウランと判断しました。

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こちらは、葉色の違うオオバノトンボソウ(ノヤマトンボ)です。比較のために、普通葉の写真も掲載します。開花状態が撮れなかったので、来年撮影予定です。

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沢山生えていたのに、根こそぎ採取されてしまったと思われたオオバナオオヤマサギソウが、少しだけ生き残って花を咲かせていました。無事果実が熟して、種子を散布させてほしいと願いながら、自生地を後にしました。

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富士山南面では出会う事の稀なアオチドリも、目につき易い場所だったせいか、2本あった開花株が採取されてしまいました。でも子株が1本だけ残っていました。目立たないところへ、避難させた方が良いのかも?

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今迄、60Hzエリアで見ていたトサノクロムヨウランが、50Hzエリアに生えている事を知りました。ドライフラワーの状態(横向きの果実に注目)でしたが、かなりな個体数を確認出来ました。来年は、全開した花が撮れるかもしれません。

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同じく50Hzエリアで、マヤランとも出会いました。来年、範囲を広げて探索してみようと思っています。自動自家受粉するそうですので、今頃果実が膨らんでいるかもしれません?

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こちらは、本来の自生地より、1,000mほど低い場所に生えているイチヨウランです。数年前に出会ってから、毎年確認に行っています。今年は花をつけませんでしたが、晩秋に確認したところ葉の更新があり、新たな葉の基部に蕾が見られました。

来年も、出会わせてくれた山の神様に感謝しながら、地域に生える野生ランの無事を見守っていくつもりです。

2019年12月28日 (土)

2019年の思い出③(テンナンショウ属)

今年は、依頼を受けて花期のテンナンショウ属を追いかけました。この植物も、今まであまり興味を持って見て来ませんでしたので、名前が分かるのはスルガテンナンショウとウラシマソウくらいでした。調査の過程で、専門家の方から4種類の名前を教えてもらいました。

【スルガテンナンショウ】

我が家の周りで一番多く見られるのは、スルガテンナンショウです。付属体の先端部が、膨らんでいるのが特徴です。沢山の花を調べてみると、付属体の形に変異の多い事が分かりました。また、仏炎苞の合わせ目に左前と右前があります。雄花には訪花昆虫の脱出口がありますが、雌花にはもっと狭い水抜き穴があります。

【ホソバテンナンショウ】

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「コウライテンナンショウに似るが,仏炎苞開口部が耳たぶ状に張り出す点,及び付属体がより細くなる点において異なる。」仏炎苞には、白条が目立ちます。ところで、葉が細くないのにホソバ?

【ヒガンマムシグサ(ハウチワテンナンショウ)】

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「ヒガンマムシグサは、ミミガタテンナンショウに似るが,花色が淡く開口部があまり張り出さない。」ヒガンマムシグサには、幾つかのタイプが含まれているそうです。その中でも、ハウチワテンナンショウは、ミミガタテンナンショウにより似ている事から、広義のヒガンマムシグサのハウチワテンナンショウ型として捉えているそうです。

【ミクニテンナンショウ】

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「カントウマムシグサに似るが,付属体が短く,仏炎苞舷部に白条が目立たない。」ホソバテンナンショウと同じエリアに生えていました。ホソバテンナンショウよりも、仏炎苞の舷部(屋根の部分)が幅広で、内側に白い筋が入っていません。

【オオミネテンナンショウ】

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「仏炎苞は紫褐色に緑色を交え,緑白色の条が目立つ。舷部はやや短く,垂れ下がらない。」基本的に小葉の数が5枚ずつで、付属体に紫の斑が入っているのも特徴です。このマムシグサ属を追って、もう少し標高の高いところを探索してみました。そこでは、さらに個体数が多く、丈の短い個体が目につきました。一般的に、テンナンショウ属は雌株の方が草丈が大きいとされていますが、僅か20cmくらいの雌株も幾つか見られました。急斜面で、土壌栄養が不足しているせいだろうか?

【来年の楽しみ】

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不法投棄監視パトロールの時見付けた植物です。小葉が3個・・これって、ムサシアブミではないでしょうか?

テンナンショウ属の図鑑は高額なので、Webページ「日本のテンナンショウ」と、教えて頂いた専門家さんのコメントを引用させていただきました。個体毎の変異も多いようで、テンナンショウ属は難しい!スルガテンナンショウを除く4種のテンナンショウ属は、手元の「富士市植物仮目録」に未記載だったので追記しました。

2019年12月27日 (金)

2019年の思い出②(サワトラノオ栽培実験)

二番目は、サワトラノオの実生栽培です。昨年迄は、たまに浮島ヶ原自然公園に行って写真を撮るくらいで、それ以上の関心を持って見た事はありませんでした。縁あって、行政担当窓口の許可を得て種子採取し、実生栽培実験に挑戦する事が出来ました。

6月下旬に種子採取しました。果皮を割ると、とても小さな種子が零れ落ちました。一つの果実に30~40個の種子が入っていました。

4種類の実生床を作りました。鍋焼きうどんのアルミ容器が良いでしょ?これを使ったのには、理由があります。数年前に、タコノアシの種子を撒いて発芽に成功したのが、この容器でした。その後、神奈川の友人から頂いたバアソブの種子、山梨の友人から頂いたヤシャビシャクの種子も発芽に成功しました。私にとって、希少種の実生栽培には縁起の良い容器なんです。

播種後1週間ほどで発芽が確認出来ました。その後、実生苗は順調に成長してくれました。

ある程度大きくなった苗から、プランターに移植を始めました。次々とプランターが増え、最終的に大小合わせて20個近くになりました。

用土の蒸れで枯れそうになったり、アブラムシに集られたりしましたが、何とか乗り越え順調に成長をしています。播種から一週間後くらいで多くが発芽しますが、その後ポツポツ発芽し続け、現時点で300株くらいが育っています。

無事に冬を越して、来春こんな姿を見せてくれることを期待していますが、自生地と違う山間の地での実験なので、まだまだ安心はできません。幾つかの苗は、冬を越すための準備が始まったようですが、それについては後日の記事で掲載します。

2019年12月26日 (木)

2019年の思い出①(ハルザキヤツシロラン栽培実験)

一年は早いもので、今年もあと少し・・。思い出記事を書く時期に、なってしまいました。今年は、事情があって、6月頃からあまり山野を歩きませんでした。それでも、嬉しい出会いが幾つかありました。

一番目は、何と言ってもハルザキヤツシロランの開花です。

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2018年6月下旬の播種後、20日ほど経ってプロトコームが姿を現しました。同じ容器内でも、成長にかなりの差があります(2018年7月11日撮影)。

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左右で、同じ場所を撮りました。こちらも、根状器官の伸びたものと、ほとんど変化の無いものがありました(2018年7月21日と7月31日撮影)。

この後、クロやアキの容器に比べて菌糸の繁殖が劣るように思い、塊茎は常緑広葉樹の葉と枝で覆いましたので、暫く観察記録はありません。

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暫くぶりに覗いた、ハルザキヤツシロラン実生栽培実験容器の中に、1本の花径が伸びて来ました。でも、この時点でハルザキだという自信はありませんでした(2019年2月25日撮影)。

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あっ、この感じ・・クロでもアキでもない!多分ハルザキヤツシロランだ!でも、ここからが気を揉む時間が続きます。花が開くまでは、安心出来ません(3月13日と16日撮影)。

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蕾が横を向いて来ました。開花が間近な証拠です(3月19日撮影)。

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ついに咲きました!播種の翌年、花が見られるとは思いもしませんでした(3月22日撮影)。

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花の大きさに比べてか細い花茎が、この植物の気難しさを物語っているようでした。

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何とか花芯を撮ってみました。容器が小さいので、コンデジでも感撮りです。下手に花を動かすと首から外れそうだし・・。

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これが最後の花の写真です。少し経つと・・。

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3月27日に花が落ちました。その後、花被片は小さなカタツムリに食べられ、子房部だけがまだ残っていました(5月1日撮影)。

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花後に、何本かの根状器官がリター(堆積した葉や枝の部材)の上に伸びて来ました。数や位置からすると、未開花株のものもあるようです。来年への期待を抱かせてくれる変化でした(5月1日撮影)。

追記:アキザキヤツシロランとクロヤツシロランの果実

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ご質問を頂きましたので、アキザキヤツシロランとクロヤツシロランの果実を掲載します。上がアキザキヤツシロランで、下がクロヤツシロランです。

2019年12月25日 (水)

ダイサギとコサギ

下界に用事があったので、小潤井川を覗いて来ました。ちょうど、ダイサギとコサギがいたので撮ってみました。18.8倍ズームの上に曇天なので、暗っぽいピンボケ写真ばかりですが・・。

ダイサギとコサギが、仲良く餌を探していました。

まるで親子の様でしょ?ダイサギが移動すると、コサギも後をついて行きました。

ダイサギです。首の曲がり方が凄いですね。

コサギです。大きさと嘴や足の色などが違います。

年賀状、やっと書き終わった!次は、大掃除だ!

2019年12月24日 (火)

イトヒバ

現役時代、休日も殆ど無い時期がありました。亜高山帯の針葉樹林へ行く時間がとれなかったので、平鉢に針葉樹の実生苗を寄せ植えしました。十数年の歳月が経ちましたが、剪定で切り詰めているため、現在でも10cm程度の樹高です。それでも、雨が降った後などは、針葉樹の匂いがたち針葉樹林に行ったような気分になれます。

裏庭植物園には、私が集めた針葉樹のミニ盆栽と父親が育てていたものも含めて、針葉樹のエリアを作ってあります。その中で、一番大きな木の名前が分かりませんでした。

こんな針葉樹です。ヒノキの葉が垂れ下がったような感じです。寒くなると、葉の色が変色して来ます。

知人から、イトヒバ(ヒヨクヒバ)だと教わりました。こんな細い葉なのに、ヒバ?

そこで、葉裏を観察してみました。ヒノキの気孔(白っぽい部分)は、細いY字形ですが、これは幅広で場所も違います。葉先が、かなり尖っていますね。

こちらが、ヒノキの葉裏にある気孔です。上とは違いますね。ここから下の写真は、Onmouseで葉表に変わります。

次は、ヒバ(アスナロ)の気孔です。イトヒバよりも更に幅広です。アスナロが標準和名ですが、地域ではヒバと呼んでいます。

ついでに、斑入り葉のヒバ(アスナロ)です。これは、客先から剪定枝を頂いて来て挿木したものです。発根率は高く、ほとんどの枝が活着しました。ところで、こんなに緑の部分が少ない葉で、ちゃんと光合成が出来るなんてどうして?

いろいろ調べてみると、イトヒバはサワラの園芸品種で、よく似たスイリュウヒバは、ヒノキの園芸品種とありました。サワラは、裏庭植物園に無いため、後日葉裏の気孔を観察してみようと思います。

2019年12月23日 (月)

菌類と紅葉

昨晩から早朝にかけて、かなりな雨が降りました。仕方ないので、今日は図鑑用の写真整理を行いました。一日PCは、目が痛くなります。

萌の夕散歩の後で、鉢植えの紅葉を撮っていると、変形菌が目に入りましたので掲載します。

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これは、鉢植えのナンテンです。地植えのナンテンも紅葉しますが、通常こんなに綺麗に紅葉しません。

この下から、ロールオーバー効果を使っています。マウスを乗せて、別の写真も見てください。

この葉も綺麗でしょ?父親が鉢植えにしてあったヤマボウシです。鉢植えで、花が咲くだろうか?

先日、コミネカエデの葉を掲載しましたが、こちらも綺麗に紅葉しました。このカエデは、園芸用に作出された赤い葉のタイプです。重鋸歯ですが、大半の葉は大きかったので、もしかしたらヤマモミジ系かもしれません。

シロジクモジホコリと思える変形菌が、まだ姿を見せていました。また新たに出現した子実体だろうか?

こちらにも・・。Onmouseで、柄から頂部が落ちた状態のものが表示されます。Web図鑑で見ると、頂部(胞子嚢)のひび割れた感じが、タマモチモジホコリに似ている・・。

こちらも変形菌?と思ったら、キノコの子実体のようです。とても小さいですが、ズームして見るとホウライタケの仲間に似ています。

そうだ、年賀状を書かなくては!

2019年12月22日 (日)

アシタバ

嫁さんと一緒に、現役時代にお世話になったご夫婦の家に行って来ました。高知県出身のお二人は、土佐のいごっそう・はちきんとは違ったイメージのオシドリ夫婦です。数年前までは、田舎から送られてきた土佐分担を持って、我が家に遊びに来てくれました。でも、お二人の体調や年齢の事もあり、こちらから伺う事にしました。

今日の記事は、我が家の裏庭植物園に繁茂しているアシタバの記事です。十数年前に、ポット苗を二つ買って来て植えたところ、代を重ねて彼方此方に生えています。最近では、草除けに再生畑の一角にも植えてあります。

果実が熟す時期だというのに、蕾を包む鞘がありました。

中に蕾が見えています。

こちらには、花が咲いていました。

緑色だった果実は、縁が白っぽくなって来ます。

やがて全体が乾燥して軽くなります。

あれっ、二つに割れている。私は今まで小果柄に一つの果実がつくと思っていました。ところが、アシタバは「分果」をつけるとあります。この平たい果実は、二つがくっついたもののようです。4段目の写真を見ると、柱頭が二つ見えています。今頃気がつくなんて、観察不足ですね。


2019年12月21日 (土)

落葉広葉樹林の林床に生える植物

今週末も、当てにしていた家族二人に逃亡されました。全く逃げ足が速い!

予定していた記事用の写真を撮り忘れたので、不法投棄監視パトロールで立ち寄った落葉広葉樹林で、気になった植物を掲載します。

維管束植物ではなく、苔植物(蘚苔類)です。ホウオウゴケ属(蘚類)だと思いますが、いろいろあるようで詳細名は分かりません。丁度良い大きさの石に着生していると思ったら、姿を現しているのはホンの一部のようで持ち上がりませんでした。

接写してみました。葉が短いタイプのようです。

その近くには・・。

ミヤマウズラが生えていました。この場所は、以前20cmほどの大株でした。でも、いつの間にか数株に減ってしまいました。他でも同じような事があり、状況から判断すると園芸採取されたのではないと思います。環境が大きく変わってもいないし、どうしたのだろう?ラン科植物は、普通に見られるものでも気難しい生き方をしているようです。

こちらは、ミヤマウズラよりも更に出会う事の多いシュンランです。でも、この野生ランも、種子発芽から葉が展開するまでの数年間、地中で気難しい生き方をしているそうです。根が露出していました。根元にウチョウランを蒔けば発芽するかも?

こちらは、ラン科植物ではなくツツジ科のイチヤクソウですが、ラン科植物のような微細種子が出来ます。発芽の養分を持たず共生菌に頼って発芽し、生育もその力を借りている部分的菌従属栄養植物だそうです。ラン科植物と同じですね。私は、こういう変わった生態を持つ植物に興味を惹かれます。

2019年12月20日 (金)

ロウバイの花

萌の早朝散歩の後で、道路の落ち葉を掃いていると、ロウバイの香りがして来ました。

見上げると、ポツポツ咲き始めていました。

葉の落ちた枝もあれば、まだ緑色の葉をつけた枝もあります。いつも思うけど、この花は撮り難い・・。

光を透かして撮ってみました。花弁は薄く、普通に見ても少し透けて見えます。

コンデジで・・。我が家には、この素芯タイプしかありません。品種として、ソシンロウバイの和名がつけられています。

花瓶に挿そうと思い、室内へ・・。

開花間もない花は黄色が強く、時間の経過と共に薄くなっていきます。

蝋梅と書きますが、バラ科サクラ属のウメとは近縁ではありません。でも、冬に咲いて良い香りがするところは似ていますね。

ロウバイ科ロウバイ属ソシンロウバイ(Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Makino

2019年12月19日 (木)

再生畑①の野菜

このところ、再生畑②に掛かりっきりで再生畑①は放置状態でしたので、様子見に行って来ました。夏なら、草ぼうぼうになっていた事でしょう。

蒔き時の一番遅い種類の大根です。時期を3回に分けて蒔きました。当初は、全部同じ時期に蒔いたため、半分くらいは花を観賞して終わりました。

このキャベツの出来損ないみたいなのは、芽キャベツです。2本だけ植えました。

変わった色のカリフラワー(だと思う)を植えてみました。収穫のタイミングが良く分からない・・。マウスを乗せると、昨年作ったカリフラワーに切り替わります。

塊タイプとスティックタイプのブロッコリーです。スティックタイプは次々と出て来るので、長く収穫出来ます。

芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどはキャベツの変種です。でも、普通のキャベツは虫に食べられやすく、直ぐに穴だらけになるのにこれらは無農薬で栽培出来ます。葉が不味いのだろうか?

2019年12月18日 (水)

落葉広葉樹林のベニシュスラン

今日は、不法投棄監視パトロールに行って来ました。予定コースを回った後、落葉広葉樹林を少し歩いて来ました。そこで、ベニシュスランと出会えました。二番目の写真から下は、ロールオーバー効果を使っています。

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これが、一番最初に出会ったベニシュスランです。日本のランハンドブックには、「常緑または落葉広葉樹林の林床や岩上に生え・・。」とあります。私の知る自生地は、針葉樹林(スギやヒノキ林)ばかりでしたから、植物図鑑を作っている時に違和感を覚えました。でも、これで自信を持って両方の樹種林が記載出来ます。

栄養繁殖だけでなく、実生苗も幾つか確認出来ました。

葉の斑が綺麗でしょ?葉の地色や模様に変異があって、それを見比べるのも楽しいです。

どれも落ち葉の下に隠れていました。スギ林もそうですが、葉の下に隠れていても成長し花を咲かせています。これも、共生菌(菌根菌)への依存度が高い野生ランのようです。撮影後、元通り落ち葉を被せて来ました。

こちらは網目模様が目立たなく、シュスランのような葉ですね。スギ林の自生地で最初に出会った時は、シュスランとベニシュスランが混生していると思ってしまいました。ON MOUSEで花の写真に変わります。

この自生地は、僅か数メートルの範囲でした。短時間の訪問にもかかわらず、ピンポイントで出会わせてくれた山の神様に感謝です。

2019年12月17日 (火)

家の周りで見た赤い果実

今日は朝から雨・・仕方ないので、図鑑作りをしました。今のところ、地域に生える野生ランが20種くらいまとまりました。図鑑やWebページの解説を参考に、山野の観察で気付いた事などを記載しています。専門家による研究が進んでおり、古い図鑑などの解説は追記訂正しなければならない事もあったりして、これがとても勉強になります。

今日の記事は、家の周りで見付けた赤い果実を集めてみました。

一番手は、サルトリイバラの果実です。萌の散歩道で見る事が出来ます。

次は、ノイバラの果実です。父親が栽培していたバラの果実を、地中に埋めてみました。発芽してくれるだろうか?

こちらは、ナンテンの果実です。この果実はとても硬く、食べた野鳥がお腹を壊さないか心配です。実生苗を鉢植えしておくと、真っ赤に紅葉してとても綺麗です。

サネカズラ(ビナンカズラ)の果実です。ON MOUSEで未熟な果実に変わります。小品盆栽などの園芸分野では、ビナンカズラの別名で呼ばれる事が多いようです。

スギやヒノキ林の林床では、フユイチゴの果実を見る事が出来ます。食べてみると意外と美味しいです。私は、まだ葉先の尖るミヤマフユイチゴを見た事がありません。出会えたら、細かく観察してみようと思います。

今日は、このくらいで・・。

2019年12月16日 (月)

ジャノヒゲ

隣の家の石垣を見ると・・。

ジャノヒゲの葉が、何ものか食べられていました。これは、シカが食べたのだと思います。山野を歩くと時々見かけます。萌がマーキングするところは食べられませんが・・。

ジャノヒゲは葉が多く、このように半球状になっています。この季節に、葉をかき分けて中を覗くと、青い種子がついています。

青い球は、果実ではなく果皮が落ちた後の種子です。

ジャノヒゲとヤブランの種子を比べてみました。種皮の色の違いだけでなく大きさが違います。ヤブランの方が小さいですね。マウスを乗せると種皮を剥いた状態(胚乳)の写真になります。

こちらは、葉の長い変種・・ナガバジャノヒゲ(var. umbrosus)です。マウスを乗せると、似た環境に生えるヤブランに変わります。ヤブランの方が葉幅が広く葉の数も少ないですね。またヤブランの種子は、ジャノヒゲと違い葉の上に姿を現します。

キジカクシ科ジャノヒゲ属ジャノヒゲ(Ophiopogon japonicus (L. fil.) Ker Gawl.)。別名リュウノヒゲ。

2019年12月15日 (日)

今期一番の紅葉

カエデの真っ赤に染まった葉を見たい!今年は台風で傷んだ葉も多く、遠目ならともかく近づいて見るとあまり綺麗なものは見つかりませんでした。ところが・・。

見つかりました!小さな鉢植えの実生苗が、こんなに綺麗に紅葉してくれました。葉に溜まったブドウ糖から、赤い色素・・アントシアニンが作られたという事ですね。

コンデジ+LEDフラッシュで・・。

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綺麗でしょ?この写真だけ、クリックで拡大されます。

さて、このカエデはミネカエデかそれともコミネカエデか?葉の違いとして、「①ミネカエデの葉柄は軟毛がある。コミネカエデの葉柄は無毛で時に赤味を帯びる。②ミネカエデの裂片の先は短く尖る。コミネカエデの裂片の先は著しく尾状に尖る。」とあります。コミネカエデではないかと思っていますが、如何でしょう?

ミニ盆栽仕立てにすると、葉柄の長さや葉の大きさなどは、図鑑の解説と違って来ます。「葉柄は長い」とありますが、このカエデは短く、葉も山野で見るものに比べてずっとミニサイズです。

2019年12月14日 (土)

豆果の変形菌?

庭木の剪定は、結構大変です。樹種によっては、小半日かかってしまう事もあります。でもそのまま置くと、放置林のようになってしまうので、少しずつやっています。

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これは、フジの果実(豆果)です。花の数と訪花昆虫が多い割には、果実はそれほどつきません。果皮は固く、裂開すると捩れて種子を飛ばします。

採ってみると、カビが生えたようになっていました。接写すると、変形菌の子実体のような形をしています。マウスを乗せると拡大した写真になります。

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それにしても小さい・・。変形菌だとすると、今まで見てきた中でも一番小さな部類に入ります。

この二枚はロールオーバー効果を使っています。マウスを乗せてみてください。

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果実は5~6個ぶら下がっていましたが、どれにも数えきれないほどついていました。

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こちらは、子実体の付け根がくっついています。さて、これは変形菌で良いのでしょうか?

今日は用事があったので、嫁さんだけ義母の家に行きました。私は、用事を済ませて萌と留守番をしました。留守の時は小屋で寝ているくせに、近くにいる事が分かるとちゃんと番犬をします。五月蠅くて・・。

2019年12月13日 (金)

スッポンタケ

裏庭のスッポンタケの様子をまとめてみました。全てロールオーバー効果を使っています。マウスを乗せて、別の写真も見てください。

11月20日と30日の様子です。30日には、幼菌の皮に亀裂が入っていました。

こちらは、12月2日と4日の様子です。亀裂が大きくなり、4日の写真では中に傘や柄のようなものが見えています。

12月7日に見た時はあまり変化が無く、8日に見たら傘と柄が姿を現していました。気温が上昇すると一気に姿を現すようです。細かい変化を見たかったのに、残念です。インターバルカメラを仕掛けておけば良かった。

12月12日に見た時は、傘部が白くなり、ぐったりしていました。スッポンタケは、柄が食用になると知り、傘をとって幾度も洗い中華スープに入れて食べてみました。あの臭気が頭に残り、あまり美味しいとは感じませんでした。幼菌も食用になるそうです。気が向いたら挑戦してみようかな・・。

飼っていた生き物との別れは辛く寂しいですが、長く使っていた道具や機械との別れも寂しいものです。今日は、そんな別れがありました。

2019年12月12日 (木)

図鑑

再生畑で、キジの鳴き声が聞こえて来ました。葉野菜を見に行くと、一番好きなチンゲンサイが食べられていました。「雉鍋にしてやるぞ!」と言っても、通じないですよね。相手は、自分の餌場に変な侵入者が来たと思っている事でしょう。

最近、撮り溜めた写真を使って、Wordで植物図鑑を作っています。ブログ用の画像にする方法は幾つかありますが、Cube-PDFというFree softを使ってみました。Wordで、印刷するプリンターをCube-PDFに設定すると、PDF以外にJPEGなどにも変換できます。

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A4一枚に収めようと思ったのですが、追記したい事などのために複数ページとしました。内容に関しては、これから随時加筆・修正していくつもりです。一ページ目の【花期】が隠れてしまった!まだ、たたき台という事で・・。

2019年12月11日 (水)

サワトラノオ実生栽培記(12月中旬)

用事があって、下界に降りたついでに浮島ヶ原自然公園を覗いて来ました。今日の写真は、すべてロールオーバー効果を使っています。マウスを乗せて、別の写真を見てください。スマホは、写真上でタップ、元に戻るには写真外でタップします。

サワトラノオが多く生えるエリアでは、ヨシ(※)などの刈り取りが終っていました。刈った草はこのままだろうか?

木道脇の、開花株があった辺りを覗くと・・。栽培場の、実生一年に満たない株に比べて、ずっと小さいものばかりです。

実は、この辺りが来年確認したいところです。開花株は、果実が熟すと地上部が枯れます。そして新しい芽が出て来ると思います(以前、花茎の下についていた根っこを水に浸けて置いたら、芽が出て来ましたので・・。)。それが、この小さな個体なのかもしれません。もちろん、今年の実生苗もあると思いますが・・。

こちらは更に小さな葉ばかりです。このサイズからすると、今年の実生苗かも知れない・・。ヨシのお陰で日当たりが悪く、実験場に比べて発芽がかなり遅れたためと思われます。

次は、実験場のサワトラノオの様子です。

こちらは、一番最初に実生床からプランターに移植した株です。大きかった葉は枯れ、晩秋に出てきた葉は、このように小さなものです。葉柄もターサイのように横に寝ています。冬越しの準備だと思います。

遅れて移植した株です。まだ大きい葉が多く、葉柄も立ち上がっています。上と比較するとずっと大きいので、こちらの方が先輩株のように見えます。

この二つの株は、葉の形が違います。成長の違いだろうか?葉にも個性があるようです。写真にマウスを乗せると、9月19日に左官のプラ舟ビオトープに沈めたサワトラノオに切り替わります。三か月近く水中生活をしています。プランター植えのものに比べるとずっと小さいですが、生き続けている事がとても興味深いです。

※私は、今まで「アシ」と言っていましたが、Ylist標準和名は「ヨシ」なので、今後それに倣います。

2019年12月10日 (火)

大浜海岸

Wordで作成した植物図鑑を、JPEGに変換したかったのですが、私の持っているのは古いバージョンなので、Word内でそれが出来ません。一度、PDF出力してPhoto Shopで読み込みJPEG出力する事になり、とても面倒です。そろそろ、ソフト類もバージョンアップしなければダメかな・・。

山と海、どちらが好きか?と問われる事があります。其々に対する思いは違いますが、私はどちらも好きです。静岡市にある大浜海岸に立ち寄った時の写真を掲載します。

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彼方に見えるのは伊豆の山々です。来年は、依頼されている幾つかの植物を撮りに行かなくては・・。場所の特定が出来るだろうか?

浜川水門南の放水路付近です。多少のゴミは見られますが、思っていたより綺麗でした。

安倍川河口方面を望む。ズームすると、河口広場に設置された風力発電システムが見えます。

大浜海岸は、初めて義父に投網の投げ方を教わった場所です。手すきの網(写真)を1本貰い、破れ目の修復法を教わりました。その後、編み出し部を作ってもらい、一年ほどかけて裾まで編み終わりました。根気のいる作業でしたが、お陰で投網の作り方を覚えました。その後、二人の先輩からも道具を託されましたが、この技術を引き継ぐ相手はおそらく見つからないと思います。

2019年12月 9日 (月)

林床で気になった植物

年内予定していた、ササの伐採はほぼ終わりました。後は片付けが残っています。結構ハードで、毎回汗びっしょりになります。

山野を歩き始めた頃は、近くの山林など気にも留めませんでした。でも、のんびり歩くと、いろいろ興味深い出会いがあります。

紅い小さな果実・・ヤブコウジ(十両)です。日照の少ない林床でも、目につく果実です。ヤブコウジは、旧分類体系ではヤブコウジ科とされていましたが、APGではサクラソウ科に改められました。属は違いますが、サワトラノオと同科になります。

コウヤボウキ(木本)は、ドライフラワーになりつつあります。茎を束ねて箒にしたそうですが、こんなので上手く出来るのだろうか?マウスを乗せると、花期の写真になります。

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こちらは、ドライフラワーになっていました。冠毛が赤味を帯びています。冠毛付きの痩果が飛散した後に、総苞だけ残りますが、冬に咲く花のようで綺麗です。

クロヤツシロランの果実が割れ、種子を飛散していました。一鞘に数えきれないほどの種子が入っています。塵のようでしょ?

大きな写真は、ロールオーバー効果を使っていますので、マウスを乗せると別の写真が表示されます。ココログのシステム変更以降、慣れないHTMLで記事を書いています。写真を横並びして、中央でポップアップするするよりもずっと短くて済みますので、忙しい時はこちらを使っています。

2019年12月 8日 (日)

裏山の黄葉

最近、あまり遠くに出歩けないので、時間のある時に近くの山林を探索しています。裏山で見た紅葉を集めてみました。

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カエデの紅葉とドライフラワーになったススキの穂が季節を感じさせてくれます。

イロハモミジ(イロハカエデ)が赤く染まっていました。

黄色いモミジも綺麗ですが、赤く染まったモミジも綺麗です。

「葉は、黄色い色素をもともと持っていて、寒くなると葉緑素の生産が少なくなるため、黄色が目立って来ます。また、そのころ葉に溜まったブドウ糖から赤い色素が作られ、葉が赤く染まります。」とWebページに書かれていました。黄色は緑色が褪めてくるため、赤色は赤い色素(アントシアニン)が沢山出来るため・・という事でしょうか?ただ、樹種によっても違うため、黄色にしか染まらない植物もあります。難しいですね。

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ズームして見るには、高倍率のコンデジの方が良いかも?

マウスを外すとウワミズザクラ、マウスを乗せるとエノキでしょうか?

光を浴びたススキの穂も綺麗です。

2019年12月 7日 (土)

甲斐犬「萌」の様子

今日は、屋外作業は行わず、Wordの勉強をしました。現役時代の仕事で、WordやExcelは欠かせないソフトでしたが、その機能の半分も使っていない事を感じていました。未だに、新しい発見が幾つもあります。

萌は、可愛がってくれたご夫婦の家に行こうとしましたが、「もういないよ!」と言って手綱を引くと、いつものような抵抗をしませんでした。引っ越した事が薄々分かったのだろうか?

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日の射す樽の前でリラックス座りをしながら、居眠りしている事が多いです。時には、無防備に足を投げ出して寝ている事もあります。最近、睡眠時間が多くなったのは、歳のせいだろうか?

散歩の時は、彼方此方落ち着きなく歩くので、嫁さんには短いリードにされています。私に駆け寄ろうとして、叱られているところです。

「イヌにも表情がある」と話すと、「そんな事は無いだろう?」と返される事があります。イヌは、人間のように、いろいろな表情を見せてくれます。

2019年12月 6日 (金)

再生畑②の野菜

今日は、残りのエンドウマメと、ソラマメを植え付けて来ました。以前の記事にも書きましたが、畝作りとマルチングシート張り、植え付けが続くと結構腰に来ます。再生畑②は、部分的に野菜栽培を開始したばかりですが、何か植えてあれば草取りもするようになります。

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12月1日に植えたエンドウマメの様子です。山間の地はとても寒いので、ササで霜よけをしています。ササは、初期の蔓の支えにもなります。

以前植えたタマネギです。買ったばかりの時に葉が黄色くなっていた苗も、緑の葉が伸びて来ました。そして、マウスを乗せるとヒョロヒョロだった苗に切り替わります。こちらも、順調に生育しています。

葉野菜も順調に生育しています。昨年、再生畑①で栽培していた葉野菜は、収穫期を逃して菜の花畑になってしまいました。基本的に無農薬栽培なので、虫食い痕もあります。

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エンジェルストランペットは、まだまだ花を咲かせ続けています。

畑の野菜ではありませんが、ついでに・・。

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これは、栽培棚の連結ポットで発芽した苗です。左右で子葉の形が違います。現時点で蒔いた種子のものなのか不明ですので、種名は伏せておきます。果実が熟して、種子が散布され始める頃に蒔けば、沢山発芽してくれたと思うのですが・・。サワトラノオと同じく、種子散布時期から遅れて蒔くと、ポツポツ発芽するか翌春の発芽になるようです。発芽温度と発芽抑制の関係だと思います。

作成を依頼されているものがあって、パワーポイントとホームページビルダーを練習しています。暫く使っていなかったので、思い出すのが大変です。CADソフトもそうですが、少しずつでも使い続けなければダメですね。

2019年12月 5日 (木)

夕暮れに見た植物と不明な植物

今日は、近所の人が引っ越して行きました。ご夫婦で、萌をとても可愛がってくれました。萌は昨日お別れをしましたが、居なくなった事に何時気がつくだろうか?

変なタイトルでしょ?・・ネタ切れ気味です。

アブチロン・・チロリアンランプの蕾です。夕日を透かして撮ってみました。

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こちらは、チェリーセージの花です。年中咲いています。

マウスを外すとマタタビ、マウスを乗せるとベニバナトキワマンサクになります。

次は、不明な植物です。名前の分かる方、教えてください。

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不明な植物、一番目はこれです。いつの間にか、家の中庭に生えて来ました。当初は園芸用に植えられているアオイ科タチアオイと思っていたのですが、季節外れの上に花がとても小さい・・。アオイ科のゼニアオイ属の仲間ではないかと思っていますが、これは何でしょう?→開花時期などから、フユアオイらしい・・。

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不法投棄監視パトロールの時に見つけたこの植物は、テンナンショウ属ムサシアブミではないでしょうか?小葉が3個のものにミツバテンナンショウもありますが、こちらは葉の縁に鋸歯があります。来年の花期に、見逃さないようにしなくては!

2019年12月 4日 (水)

スイセンとダイモンジソウ

山間の地でも、ニホンズイセンが咲き始めました。そして、ダイモンジソウは、殆どが果実期に入っているのに、まだ盛りの花もありました。

咲いていたニホンズイセンは、この一輪だけです。例年、一番花をつけるところは、除草剤散布されたせいか、葉が短くまだ花を見る事は出来ませんでした。

コンデジで接写してみました。

こちらは、ダイモンジソウの果実です。マウスを乗せると、種子を飛散する状態の果実になります。2本の花柱の間に注目してください。

そして、今咲いている花です。一般的な花より下の花弁が長く、ジンジソウを思わせるような花です。

紅花も咲いています。花弁の多い花ですね。遅咲きの花も有り難い・・。

今日は、ある報告書の説明用概略図を、JW-CAD(作図用ソフト)で描きました。現役時代、作図スピードは速い方だと自負していたのですが、コマンドを忘れ始めていて、思ったより時間がかかってしまいました。何とか描き終えて、CADソフトが無くても見られるように、PDFとJPEGに変換しました。少しずつでも使っていなければダメですね。

2019年12月 3日 (火)

ズキンラン(テヌイコーダ)開花

再生畑②の残りの笹やチャノキを、年内に伐採しようと思って頑張っていますが、半日作業すると指、腕、腰がだるくなって来ます。笹の伐採は仮払い機を使っていますが、チャノキは小型チェンソーで地際で伐採しています。鋏と鋸での作業に比べればずっと楽ですが、どちらも連続して使うと結構きついです。引退前は、マウスとキーボード作業が主だったので、元来軟弱なんです。

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三番目のズキンラン・・トウランサ・テヌイコーダ(Taurantha tenuicauda)の花が、開きましたので掲載します。

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変わった形の花でしょ?逆光で撮ると、不気味な生き物のようですね。

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更にズームしてみました。ラン科植物ですから、触覚のようなものが出ている部分が唇弁、側花弁と側萼片そして背萼片は合着したようになっていると考えれば良いのだろうか?訪花昆虫が、どんな格好で集るのかも興味深い・・。もしかしたら、刺激を与えれば、唇弁が開く(下がる)とか?

この野生ランの仲間は、栄養繁殖でも増えます。親の塊茎のすぐ隣ではなく、鉢底に新たな塊茎が出来ている事が多く、初めての植え替えの時は驚かされました。屋内に取り込めば、無加温でも冬越しします。

2019年12月 2日 (月)

家の周りで見た菌類

今日は、萌の朝散歩が終ったとたんに雨が降って来ました。一時期はかなりな雨量でした。仕方ないので、倉庫の片づけとPC作業をして過ごしました。

今日の記事は、裏庭植物園などで見た菌類を集めてみました。

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ヤマイもかオニドコロの蔓に、キノコのようなものが生えていました。とても小さいけど、傘と柄のように見えるので、キノコの子実体ではないかと思います。

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こちらの蔓には、変形菌のようなものが見えます。上よりも更に小さい・・。

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待ち針のような形です。あまりにも小さいので、近視+老眼にはピント合わせが上手く行きません・・。

こちらは、スッポンタケの幼菌だと思われます。表皮に亀裂が現れました。マウスを外した(onmouseout)の写真が11月30日、マウスを乗せた(onmouseover)写真が12月2日の状態です。

ヒメロクショウグサレキンが姿を現していました。比較的、遅い時期に姿を現すように思います。

2019年12月 1日 (日)

ハゼノキの紅葉

今日は、早朝雨のぱらついた時間帯もありましたが、その後は回復しました。

カエデの葉は気まぐれで、赤くなったり黄色くなったりしますが、ハゼノキは綺麗な赤色に染まるので良いですね。

こちらにも・・。下界の防潮林で見るハゼノキも綺麗です。そろそろ色付いたかな?

ここまでは、マウスを乗せると別の写真と切り替わります。

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緑の中に赤色は映えますね。緑の葉は、エノキとイヌビワでしょうか?

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こちらもハゼノキかと思ったら、葉が全縁ではなく鋸歯があります。コナラの赤ちゃんのようです。場所によっては、コナラも赤くなってとても綺麗です。

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明日は天気が崩れるようです。夕暮れの富士山は、傘を被っていました。

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