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2019年11月 8日 (金)

50Hzエリアで見た野生ラン

探索範囲の狭い私ですが、隣県も含めて何年間か山野の希少植物を追い求めて来ました。他地域よりも自分の住む地域に生えるものに、より魅力と愛着を感じるものですが、最近では特にそういう傾向が強くなりました。この日は、電源周波数50Hzエリアで、三種の希少な野生ランと出会いました。

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最初に出会ったのは、シュスランです。地域によっては、大きな群落を形成する事もあるそうですが、私の知る範囲では稀な野生ランです。

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比較のためにカゲロウランの葉と、カゲロウランだと思っている葉を掲載します。シュスランの特徴の一つとして「葉の中脈にある白線」が挙げられています。先日見付けた、カゲロウランらしき野生ランは、シュスランでない事は確かですね。

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トサノクロムヨウラン(※)が生える場所があると聞いて、どうしても確認したい事があり、案内していただきました。私はこの植物を見るために60Hzエリア・・静岡市某所へ幾度か通いました。ただ、周辺を探索してみましたが、そこには一株しか見当たりませんでした。ここには、写真のような花茎が彼方此方で見られました。でも、強力な台風の影響でしょうか、殆ど果実がついていませんでした。

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静岡市の自生地で、鋭い観察眼を持った女性の方から「果実が横を向く」と聞きました。確かに、果実期に行ってみると、エンシュウムヨウランなど違い、横を向いていました。そして、ここの果実もご覧のように横を向いていました。この事は、日本のランハンドブックにも書かれておりません。

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比較のために、別のところで撮ったエンシュウムヨウランの果実を掲載します。果皮が裂開する頃になっても、上を向いています。

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そして、更に予期せぬ嬉しい出会いがありました。なんと、マヤランが咲いていたのです。図鑑によると、花期は6~10月となっています。別の場所では、7月中旬に花を見ました。その場所で、「秋に咲く事もある」と聞きました。地域差ではなく、同じ場所でも、開花時期に数ヵ月のずれがあるのかも知れません。

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別の場所で撮ったマヤランも掲載します。上の花は、一般的に図鑑に掲載されている花に近いと思います。でも、この花は全体が赤味を帯びています。

※今迄、花を咲かせる(開く)トサノクロムヨウランは、クロムヨウランとされて来ました。日本のランハンドブックにも、トサノクロムヨウランがクロムヨウランの名称で掲載されています。2018年1月に、別種である事が研究者によって解明され、国際誌に掲載されました。

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