マツバラン
今日は、義母を敬老会の会場まで送り、そのついでに近くの神社の境内を探索して来ました。萌の朝散歩の時は涼しいと思っていたのですが、静岡についたら暑い事!
この境内では、初めてマツバランと出会いました。ランの名がつきますが、ラン科植物ではなくシダ植物です。
参道を歩いていると、「あっ、マツバランだ!」・・一般的には樹木に着生していて、地面に生えているのを見たのは、これが二度目です。
親株が樹上に着生していると思い、巨木を探し歩きましたが見当たりませんでした。そして、こちらも足元の落ち葉の中から姿を現していました。
コンデジでも撮ってみました。右は、新芽のようです。
最初の陸上植物は、リニアやプシロフィトンという古生マツバラン類で、これらの植物は、現在のマツバランと似て、葉が無く横に這う地下茎から茎が真上に伸びY字状に枝分かれしていたそうです。茎で光合成を行っているんですね。葉が無く、根で光合成を行うクモランなどに似ています。
これから下は、以前別の場所で撮った写真です。
胞子嚢です。当初は、このように緑色ですが・・。
「やがて黄色く熟す」とあります。これは先端部が黄色いですね。古典園芸分野では、マツバランのこういう変異を珍重するそうです。
もっと接写してみました。胞子はどんな条件で発芽するのでしょう?今迄見た、マツバランの着生していた樹種は、クスノキ、スズカケノキ、シュロ、ソテツなどです。いずれも海岸近くか、町中でした。温暖な地域が好みなのかな?
義母は、次男からのプレゼントをとても喜んでくれました。私も、孫から敬老会のプレゼントをもらえるまで、長生き出来るだろうか?「大丈夫、きっと長生きするよ!」と嫁さんが言っていました。自分の方が長生きするくせに!
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