2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« 再生畑①の植物観察(その2) | トップページ | カラスノゴマ »

2019年9月15日 (日)

マツバラン

今日は、義母を敬老会の会場まで送り、そのついでに近くの神社の境内を探索して来ました。萌の朝散歩の時は涼しいと思っていたのですが、静岡についたら暑い事!

この境内では、初めてマツバランと出会いました。ランの名がつきますが、ラン科植物ではなくシダ植物です。

aimg_7037a aimg_7039

参道を歩いていると、「あっ、マツバランだ!」・・一般的には樹木に着生していて、地面に生えているのを見たのは、これが二度目です。

aimg_7044 aimg_7041

親株が樹上に着生していると思い、巨木を探し歩きましたが見当たりませんでした。そして、こちらも足元の落ち葉の中から姿を現していました。

ap9150156 ap9150151

コンデジでも撮ってみました。右は、新芽のようです。

最初の陸上植物は、リニアやプシロフィトンという古生マツバラン類で、これらの植物は、現在のマツバランと似て、葉が無く横に這う地下茎から茎が真上に伸びY字状に枝分かれしていたそうです。茎で光合成を行っているんですね。葉が無く、根で光合成を行うクモランなどに似ています。

これから下は、以前別の場所で撮った写真です。

Ampb090963

胞子嚢です。当初は、このように緑色ですが・・。

ap7051710 ap7051709

「やがて黄色く熟す」とあります。これは先端部が黄色いですね。古典園芸分野では、マツバランのこういう変異を珍重するそうです。

ap7051701 ap7051692

もっと接写してみました。胞子はどんな条件で発芽するのでしょう?今迄見た、マツバランの着生していた樹種は、クスノキ、スズカケノキ、シュロ、ソテツなどです。いずれも海岸近くか、町中でした。温暖な地域が好みなのかな?

義母は、次男からのプレゼントをとても喜んでくれました。私も、孫から敬老会のプレゼントをもらえるまで、長生き出来るだろうか?「大丈夫、きっと長生きするよ!」と嫁さんが言っていました。自分の方が長生きするくせに!

« 再生畑①の植物観察(その2) | トップページ | カラスノゴマ »

植物観察」カテゴリの記事

苔と羊歯」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 再生畑①の植物観察(その2) | トップページ | カラスノゴマ »