ヒメミヤマウズラとその仲間
ミヤマウズラは比較的低山に生えますが、ヒメミヤマウズラは亜高山帯の針葉樹林に生えます。「ヒメ」の名がつく通りとても小さな葉の野生ランです。
葉には、綺麗な斑が入っています。見歩くと、個体毎に微妙な違いがあります。
小さな花ですが、苔むす林床では意外と目を惹きます。
萼片や花弁、花茎にも細かい毛が生えています。背景様に、黒いスポンジを持って行けば良かった・・。
かなり画質が落ちますが、デジタルズーム併用で接写してみました。細かい毛は、腺毛のように見えます。
少し前にも登場しましたが・・。こちらが、低山に生えるミヤマウズラの花です。並べて見ると、かなり違いますね。
少し気になっているものを掲載します。
こちらは、標高1,200mくらいの所で見付けました。上のように花が接近しておらず、離れています。今年も咲いていたら、また掲載します。
左が、低山で普通に見られるミヤマウズラの葉です。
右は、標高2,000mを超す針葉樹林で見付けました。最初は、ミヤマウズラかと思ったのですが、一緒に写っているコメツガやカラマツの葉と比べて分かるようにとても小さな葉です。でも、他地域で見るヒメミヤマウズラのように、斑が目立ちません。
こちらも、標高2,000mを超す針葉樹林内で見付けました。花茎が上がっていますが、タイミングが合わずまだ花を見た事がありません。上右とこちらの個体が生えていたのは比較的近い林ですが、このエリアでは斑の綺麗なヒメミヤマウズラは見当たりませんでした。
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