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2019年9月 6日 (金)

ゲンノショウコとコフウロ

不法投棄監視パトロールのルートに、ベニバナゲンノショウコの咲く場所があります。白系の花をつけるゲンノショウコに比べて稀ではありますが、富士市域では何ヶ所かで見る事が出来ます。

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色が濃くて綺麗でしょ?Ylistには、母種のゲンノショウコ(標準)の学名以外に、品種(forma)として、このベニバナゲンノショウコ(狭義)、シロバナゲンノショウコ(標準)、ヤエザキゲンノショウコ(標準)が掲載されています。東日本で普通に見られるゲンノショウコは、シロバナゲンノショウコで良いのでしょうか?それとも、他に純白花があったりして・・。

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この場所には、白い花と紅花が同居していますが、ピンクの花を見た事がありません。交雑しても中間色は出ないのでしょうか?

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果実が出来ていました。花と果実にピントを合わせたつもりでしたが・・老眼なのでお許しを!植物観察をし始めたばかりの頃は、この筒の部分に種子が入っていると思っていました。

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種子は筒の付け根の膨らみに入っています。熟すと、右のように裂けて跳ね上がり、種子を飛ばします。中世の投石機を思い浮かべました。

ところで、良く似たコフウロには、紅花は無いのでしょうか?

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これは、以前富士山麓某所で撮った写真です。その後、この場所を幾度か訪れたのですが、連れ去られたのか、絶えてしまったのか、ここ数年姿が見えません。Ylistには、母種以外記載されておりませんので、紅花の品種登録はされていないようです。超希少株だったのかも?

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ついでに、ゲンノショウコ(左)とコフウロ(右)の花と葉を比べてみました。こうして並べて見ると、花弁の感じが違いますね。一番分かり易いのは、葉の裂片が付け根まで切れ込んでいる方がコフウロです。Webページには、ゲンノショウコの葉は、裂片の先端が尖らないと書かれたものもありますが、同じ個体でもついている場所で、丸みを帯びていたり、この写真のように尖っているものもあります。

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