ボタンクサギ
今日は、町内の防災訓練に参加しました。涼しいかと思ったら、朝から暑かった!
公会堂横の、空き地に咲いていた花の名前を聞かれました。
「あれっ、どこかで見た事がある。そうだ、確かクサギの仲間だった。」スマホで調べて、ボタンクサギと分かりました。
この植物は中国南部原産で、園芸用として国内に入って来たものが野生化していて、地下茎から芽を出して次々と増えて行くと書かれていました。クサギと同じですね。綺麗な花ですが、放置すると大変な事になるかも?
花冠は5裂し横に開き、時間の経過と共に裂片の縁が下に反り返ります。オシベ4個とメシベ1個が確認出来ます。
左の写真を、クリックして見てください。中央の花は、オシベ(花糸)が真っすぐになっていますが、メシベの柱頭は閉じています。右下の花は、オシベが萎れ下に丸まっていて、メシベの柱頭が2裂しています(ピンボケです)。クサギと同じく、雄性先熟だと思います。
こちらは、山野で普通に見られるクサギです。どちらも、葉は臭いけど花は良い香りがします。葉の臭いは害虫から身を守るため、花の匂いは送粉者を呼ぶためでしょうか?・・植物達は、各々いろいろな戦略を持って生きているのですね。
シソ科クサギ属ボタンクサギ(Clerodendrum bungei Steud.)。別名、ベニバナクサギ。旧分類では、クマツヅラ科となっていましたが、APGでは、シソ科に分類されています。
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