ツルニンジン属
今日は早朝散歩の時、結構降られました。出発時点では霧雨程度だったので、萌はレインコート無し・・帰宅してから、嫌がるほどしっかり拭いてやりました。
キキョウ科ツルニンジン属の花が咲き始めました。日本には、二種類のツルニンジン属が自生しています。ツルニンジン(ジイソブ)とバアソブです。この内、ツルニンジンには、変種のシブカワニンジンがあるそうです。私はまだ標本でしか見た事はありませんが・・。
沢山の蕾がついています。
萼が5裂して、花冠が見えて来ます。やがて花冠の先端も5裂して、釣鐘形の花を咲かせます。
花冠の先端は5裂と書きましたが、中にはへそ曲がりがいて、稀に4裂するものもあります。その場合は、左の写真で花冠の奥に見える黒い五角形が、四角形になります。
こちらは、バアソブです。近い場所では、バアソブの方が少し開花が早いようです。並べて見ないと分かり難いですが、バアソブの方が小径で筒長な感じで、ジイソブはバアソブより径が大きく筒が短いメタボのような感じです。
花が終わり、果実が姿を現していました。さて、これはジイソブ?それともバアソブ?正解はバアソブです。花冠の奥に見える五角形を見比べてください。ジイソブは、黒い五角形です。
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