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2019年9月

2019年9月30日 (月)

ヒガンバナ

明日から消費税が上がるので、朝からホームセンターなどが混雑していました。私も、滑り込みの買い物をして来ました。

ところで、ブログ記事を書こうと思ってアクセスしたら、枠が代わっている!別の枠に変更してみましたが、写真と文字の幅が今迄のように合いません。いろいろ試して見ますので、いま暫く御辛抱ください。
 

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幼い頃は、ヒガンバナは「お墓に供える花」だとか、茎が簡単に折れるので「歯っ欠け」などと言って、庭に植えるのは良くないとも聞かされて来ました。でも、彼方此方の庭や公園でも良く見かけます。写真は、富士市滝川の鏡石公園で撮りました。

高度な知識があれば、文字行の長さなどのカスタマイズが出来るようですが、私にはとても無理なので、写真を文字行の長さに合わせてみました。width="360"で、横並び、ほぼ文字行と同じくらいになりました。今後は、このサイズで作成していくつもりですが、過去記事まで修正するのは大変ですので、どうかご容赦ください。ただ、この記事から修正すると、スマホで横並びにならないので、次回からとします。

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こちらは、田園地帯の畦道(9/20)と再生畑②(9/25)で撮りました。

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我が家の庭先に植えてあるヒガンバナです。昨日撮った時は蕾でしたが・・。

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今日、咲いていました!我が家では、白花の園芸種の方がずっと早く咲きます。

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ついでに・・。左はLEDフラッシュを使って、右はAUTO MODE(F2.0)フラッシュ無しで撮りました。撮影時間は、17時半・・少し薄暗くなった頃です。手持ちでもあるし、画質はフラッシュ撮影に比べてずっと落ちますが、明るいでしょ?私の持っているデジイチのレンズでは、こんなに明るく撮れません。

2019年9月29日 (日)

キンチョウ

今朝は、祭りの片付けに行って来ました。雨予報だったので、昨晩大方片づけてしまったため、短時間で終わりました。それにしても、予報に反して良い天気でした。

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2018年1月・・富士市内の防潮林で、見慣れない植物を見付けました。調べてみると、キンチョウという多肉植物の仲間でした。手元の富士市植物仮目録に未記載だったため、標本採取して追記する事にしました。

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標本用に、二株採取して来ました。一株は、新聞紙に包んで3か月ほどプレスして置いたのですが、枯れずにいました。不思議なくらい強い植物です。もう一株は、不定芽を観察するために、鉢植えにしておきました。右がその不定芽です。

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「不定芽は葉の先端につき、気根を下垂させる。葉が成熟すると、これが子株となり落下して繁殖する。」とあります。コモチシダを思い浮かべました。

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茎の途中から沢山の気根が伸びています。茎の途中に出現したもの(右)も不定芽と言って良いのだろうか?

ベンケイソウ科ブロイフイルム属(カランコエ属)キンチョウ(Bryophyllum delagoense (Ecklon et Zeyher) Schinz)。

2019年9月28日 (土)

ヒメアシボソ

今日は、町内のお祭りがありますので、早めの投稿になります。

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アシボソ属と思われる植物を採取して、花瓶に挿しておいたところ花が咲きました。「頂に総状花序をつけ、花序枝を1~3個出す。」・・花序枝は長さ4~6㎝で、メヒシバに似た感じです。

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葉と葉鞘の様子です。葉は、中央付近が一番幅広で、葉鞘には毛があります。

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花序を接写してみました。

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「花序軸の節ごとに長梗(長い小穂柄)と無梗の小穂が対になって2個ずつつく。長梗には長毛がある。」とあります。小穂に芒がありませんので、ヒメアシボソだと思います。間違っていたら、教えてください。

2019年9月27日 (金)

調査で出会った植物

市内の山林に、ある植物の調査に行って来ました。花の時期だけでなく、季節を変えてその変化を見るのも楽しいものです。調査植物?それは秘密です。

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この辺りでは、かなり前に咲き始めたツリフネソウの花が、まだ咲いていました。そして、ヤマホトトギスの花が終盤を迎え、ホトトギスの花期に移り始めたようです。

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少し暗めの林内で目につくのは、シロヨメナの花です。そして、日当りの良い林道脇には、オトコエシの花が咲いていました。萌の散歩道にも咲くこの花は、思ったより長持ちするようです。そういえば、最近オミナエシの花が見られなくなりました。

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近くに行ったついでに、ベニシュスランの果実を探してみました。以前から思っていたのですが、開花株が多い割に、果実を見るのは比較的稀です。薄暗い林床に生え、アヒルの嘴みたいな花をつけるのに、自動自家受粉ではないようです。この植物も、蕾は上を向き、花は横を向いて咲き、果実は上を向いて熟します。ご苦労な事です。

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ベニシュスランの葉の斑も、見歩くと結構綺麗なものがあります。どちらも色が明るく、新たに出現した若い葉でしょうか?


明日は地区の秋祭りです。準備などを手伝いに行きます。なんとか天気が持ってくれると良いけど・・。

2019年9月26日 (木)

ハコネサンショウウオ調査②

ハコネサンショウウオに、もっと近づいて観察してみました。苦手な人もいると思いますが・・。

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中と小の容器に入っているハコネサンショウウオには、このようにエラがあります。エラがあるのは幼生の証です。幼生は、水の中で生活しています。

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次に、大きなハコネサンショウウオの入った容器を覗くと、エラのあるものと無いものがいます。右はエラの無いものを別の容器で観察してみました。目が飛び出していますね。成体になると、エラが無くなり目が大きく突き出して来ます。

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今回は、成体を沢山捕まえました。日本産のサンショウウオの仲間で唯一、成体になっても肺を持たず、皮膚呼吸するそうです。

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もっと近づいて見ると・・。ちょっと不気味ですね。

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以前、捕まえた成体の写真も掲載します。なんか、イモリみたい・・。

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泳いでいる時の様子です。写真がピンボケしてしまったため、画家「Photo shop」に描いてもらいました。前足が可愛いでしょ?

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調査エリアは、安全を考慮して駐車スペースから近い場所を選定して行っています。ハコネサンショウウオは、どの辺りまで生息しているだろうと思い、数年前に水の無いところまで渓流を遡行してみました。左が水の見える最上部です。そして、右がこの辺りで確認したハコネサンショウウオです。調査エリアから数時間上った辺りにも、生息する事が分かりました。まだ無事でいてくれると嬉しいけど・・。

2019年9月25日 (水)

ハコネサンショウウオ調査①

夕方「ポイ捨てのない美しいまちづくり啓発活動」に参加して来ました。ポイ捨てなどしないで、配布したゴミ袋に入れて指定場所に出してほしいと願っています。

日曜日の午前中に、ハコネサンショウウオの調査に参加して来ました。台風の影響が心配でしたが、調査の時間帯は良い天気でした。

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予想していたより、ずっと多くの親子が参加しました。引率者から注意事項を聞いて、川へ向かいます。みんなやる気満々でした。

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思い思いの場所で、ハコネサンショウウオを探し始めました。親子で一緒に探している姿が良いですね。

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捕まえたハコネサンショウウオを、大、中、小に分けてみんなで観察しました。そして、気付いた事などを記録しました。

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今年は、台風で増水した昨年より沢山見つかりました。他にも、サワガニやカエル、ヤゴなどを捕まえた親子もいました。

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最後に、みんなで丁寧に放流して調査を終了しました。

希少な存在となったハコネサンショウウオに、目を向けてくれる人たちがいる事は、幼い頃よりこの渓を見て来た私にとっては、とても嬉しい事です。この調査活動を、末永く続けて行ってほしいと願っています。

2019年9月24日 (火)

イネ科の植物

今日は、再生畑①の隣の畑の草を刈りました。隣の石垣の上から、ススキやセンダングサなどが枝垂れかかっているので・・。地主さんは、腰痛で最近放置状態なので、こちらで刈っています。

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萌の朝散歩が終って富士山を見ると、面白い雲が見えました。レンズ雲で良いのでしょうか?上は6時45分、下は8時頃撮りました。

私は、普通に見られる植物が苦手です。その中でも、カヤツリグサ科やイネ科は全然分かりません。理由あって、イネ科アシボソ属の植物を探しています。これから、それらしいものを見付けたら掲載していきますので、ご存知の方は教えてください。

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アシボソ属の植物を探していた時、チジミザサの花穂で、白っぽいものを見付けました。右には普通のタイプと並べてみました。

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拡大してみました。綺麗でしょ?何個体かありましたので、固定した変異ではないかと思います。

さて、アシボソ属と思われる植物です。

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これは、アシボソそれともササガヤ?「芒は細くて弱々しい」から、ササガヤでしょうか?

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こんな葉でした。「葉身の基部付近が最も幅広い」ように見えるので、ササガヤではないかと思っています。

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葉と茎を撮ってみました。ササガヤだと思いますが、如何でしょうか?葉の形から、アシボソまたはヒメアシボソと思われるものは、まだ花穂が姿を現しておりませんでした。

2019年9月23日 (月)

コキンバイザサ再び

萌の朝散歩が終ったとたんに大雨・・日中も、風雨の凄い時間帯がありました。でも、何とか峠は過ぎたようです。

季節外れに咲く、コキンバイザサの様子を見て来ました。

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コキンバイザサはキンバイザサ科ですが、周辺に生えるカヤツリグサ科の植物とそっくりです。もう、花は終わっているかと思ったら、まだ咲き残っていました。そして、果実の姿も見る事が出来ました。

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①:この写真、撮っている時は気付きませんでしたが、果皮の破れたところから種子が見えています。

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②:こちらは、既に種子が零れた後のようです。

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花を撮ってみました。ここでは、カヤツリグサの仲間と共に、シカなどに葉を食べられた様な痕跡が彼方此方で見受けられました。もしかしたら、本来の開花時期ではなく今頃咲くのは、そのせいかもしれません。来春の花期に再訪してみようと思っています。

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花の他に、果実が2個ついていました。花が咲いていなければ、カヤツリグサの仲間と思ってしまった事でしょう。

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「花被片は6個、外花被片の背面には長い軟毛があり、先端の毛が直立する。」とあります。

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果実(果柄)は最初立ち上がっていて、熟すと上の写真のように横倒しになるようです。確認した殆どが寝ていました。

今回は、2回目の訪問だったので、カヤツリグサの仲間と葉での区別が出来ないか観察してみました。Web図鑑の写真では、軟毛が多く写っていますが、ここの個体はあまり目立ちませんので、見た目での区別は難しいと思います。葉に触ってみると、カヤツリグサの仲間よりずっと柔らかく、指で軽く摘まんで葉先の方に向かって指を滑らせると、しっとりしたような抵抗感があります(素人なので上手く表現できません)。花、果実、上記の方法で確認したところ、狭い範囲ですが個体数は結構あるようでした。

2019年9月22日 (日)

タムラソウ

今日は、愛鷹山渓でハコネサンショウウオの調査に参加しました。天気が心配されましたが、幸い調査時間中は良い天気でした。

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昨年の初夏頃だったと思いますが、ポットに入ったタムラソウの実生苗というのを頂きました。裏庭に植えて置いたところ、どんどん大きくなり、私の背丈を遥かに超えてしまいました。

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花の位置が高すぎて接写出来ない・・。タムラソウは、茎の高さが0.3~1.5mとあります。これは本当にタムラソウなのだろうか?

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コンデジ4倍ズームではこれがやっと・・。「葉には棘が無く、縁には粗い鋸歯がある。下部の葉は大きく長い葉柄があり、上部の葉ほど葉柄が短くまたは無柄。」・・図鑑の解説通りです。

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本日、脚立を立てて花を撮ってみました。「花柱の先端が2裂して反曲する」のも特徴の一つです。見た事の無い草丈を除けば、タムラソウに間違いないと思います。

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下からでは分かり難いので、庇と同じくらいの高さから・・。雨樋の上端で地上から2.4mでしたから、一番高いところで3m近くあります。肥料も与えておりませんし、どうしてこんなに大きくなったのでしょう?

2019年9月21日 (土)

田園地帯の植物観察②

続きです。

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畦道を歩いていると、白っぽく小さなツユクサの花が咲いていました。葉の感じは、普通のツユクサに似ています。突然変異かと思ったら、沢山咲いていました。良く見ると、花弁の数が違いますね。

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普通のツユクサと並べてみました。色が薄めで小さな花をつけるのは、マルバツユクサがありますが葉がそれとは違っていました。沖縄や奄美に生える(静岡でも確認報告があるらしい・・)というシマツユクサにも似ています。Webで調べてみると、新たに登録されたカロライナツユクサ(Commelina caroliniana Walter)というのも、この植物に似ています。こちらは、タイプ標本が大分で採取されたそうですが、2013年に東海地方(静岡市)でも、確認されているそうです。シマツユクサとカロライナツユクサはとても良く似ていて、今迄区別されてこなかったようです。掲載したツユクサ属はこのどちらかではないかと思います。

更に興味深い事が書かれていました。カロライナツユクサの種子には、ツユクサ属には珍しいエライオソーム(種沈)があるそうです。シマツユクサの種子にもエライオソームがあるのか分かりませんが、次回行った時に確認してみようと思います。

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浮島ヶ原自然公園で沢山見る事の出来る、シロバナサクラタデも田圃の脇に生えていました。これも、山間の地では見る事の出来ない植物です。

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チョウジタデ属の花・・チョウジタデかヒレタゴボウか?花弁の数で同定しているWeb記事もありますが、どちらの花にもへそ曲がりがいるようです。

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「葉の基部が茎に流れて翼になる」事、また掲載しませんでしたが果実の姿などからもヒレタゴボウだと思います。

私にとっては、目新しい植物ばかりで、図鑑を見ても自信がありません。間違っていたら教えてください。

2019年9月20日 (金)

田園地帯の植物観察①

今日は、重なった用事を一つ済ませ、親戚の田圃へ藁を貰いに行って来ました。もう一つの用事は、嫁さんが対応してくれました。今夜は「借りてきた猫」で過ごします。

山間部に住んでいると、田園地帯で普通に見られる植物も目新しいものばかりです。

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稲を刈るタイミングは、天候はもちろんですが、昔は人手、今はコンバインが借りられるかで決まるようです。穀物の刈り取り、脱穀、藁の結束まで機械がやってくれます。昔、鎌での刈り取りを手伝った事があります。その度、腰が痛くて「もう二度と手伝うものか!」と思いながら帰宅した記憶があります。

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頭を垂れる稲穂を見ながら、これから刈る農家はやきもきしている事でしょう。農道脇に生えているのは、細いからヒメトクサでしょうか?初めて見た時は、スギナの上に、ツクシの頭がついているような不思議な植物だと思いました。

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畦道を探索していると、ガガイモが数株生えていました。そして、右はカワラケツメイかクサネムか?

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花色から、クサネムのようです。小さいけど、こうして見ると綺麗な花です。風が強く、何枚撮ってもピンボケ・・。

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水路脇の土手に群生しているのは、多分オオオナモミだと思います。オナモミは、環境省RDBで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。何処かで出会いたいものです。

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とっても小さなアサガオの仲間が咲いていました。マメアサガオだと思います。右に写っている紫色の小さな花は、キツネノマゴです。Web図鑑で見るマメアサガオの葉と形が違いますが、このように3裂したり変化が多いようです。

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接写してみました。オシベ5個、花糸は白色、葯は紫色。ルコウソウなどもそうですが、ヒルガオ科の帰化植物の花はどれも綺麗ですね。その上丈夫だし、増え続けるわけです。

2019年9月19日 (木)

再生畑②の植物観察

再生畑①だけでなく、②も除去対象の植物が繁茂しています。野菜も過保護にしなければ、勢い良く育ってくれるかな?

再生畑②の除草作業で見付けた植物を集めてみました。

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植えた覚えのない、シソが生えていました。シソは、奈良時代から平安時代に中国から渡来したそうです。一年草ですから、父親が栽培していたものが、代を繋げて生き残っていたのだと思います。

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左は、伸びる前のシソの花穂です。右は、アカジソとアオジソの花を並べてみました。

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シソの後ろには、ヒヨドリバナが咲き始めていました。図鑑を見ると、ヒヨドリバナ属もいろいろあって難しい・・。

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幼い頃、チドメグサにはお世話になった事が幾度かあります。数年前、この葉を見てもチドメグサの仲間だと分かりませんでした。図鑑を調べるとチドメグサ属もいろいろあります。これは葉が大きいので、ノチドメかオオチドメのようです。花が葉の下についていますのでノチドメでしょうか?少し図鑑と葉の感じが違うけど・・。

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まだ少し刈残っている笹エリアに、ナンバンギセルが生えていました。ススキやミョウガなどの根に寄生する事は良く知られていますが、笹(ササ)の根にも寄生します。

今日は、急な二本の電話に振り回されました。明日、二つの用事が重なります。両方片づけられるか分かりません。朝から晩まで、気ぜわしい日々の連続だった、現役時代の事を思い出します。まぁ、一つ一つ片付けて行くしかありませんが・・。

2019年9月18日 (水)

エノキグサとクワクサ

今日は予報通り雨降りでした。午前中、買い物などの用事を済ませて帰宅すると、萌はハウスの中で大人しく寝ていました。

家の周りや再生畑に生えている除去対象の植物も、少しは名前を覚えようと思っています。エノキグサとクワクサ、興味を持って観察しなければ、私には同じように見えてしまいます。

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左がエノキグサで、右がクワクサです。並べて見ると、葉の形が違いますね。エノキグサはエノキに似た葉を、クワクサはクワに似た葉をつける事から、其々の和名が付けられたそうです。

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左がエノキグサ、右がクワクサです。

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エノキグサの花序は、葉腋につきます。「花序の上部に小さな雄花が穂状につき、その基部に編笠のような総苞に抱かれた雌花がつく。」とあります。雄花の大きさは、花序ごとに様々で、この写真のように「穂状」と思えないようなものもあります。

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こんなに長いものもありました。

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こちらは、クワクサの雌花と雄花です。山渓の図鑑には「葉腋に雄花と雌花が混じってつく」とありますが、この花は別々のように見えます。左が雌花で、紅紫色の糸状の花柱が見えています。右は雄花で、蕾の時はオシベが内側に曲がっています。

どちらの植物も、図鑑やWeb写真で見ると、茎などが暗紫色を帯びています。でも、掲載した写真の個体は、ほぼ緑色です。色違いがあるのか、生える環境によって違うのでしょうか?

私のブログ記事は、図鑑や諸先輩のWeb記事を参考にして、人に尋ねる事は殆ど無く書いています。植物の名前や、掲載内容に間違いがあったら教えてください。

2019年9月17日 (火)

八幡山の植物

再生畑②は、アプローチ道路と駐車スペースの草刈りだけでも、半日近くかかります。姿を現し始めた、ヒガンバナの花茎に注意しながら、刈って来ました。

今日の記事は、静岡市駿河区にある八幡山の植物観察です。八幡山には、駿河守護今川氏によって八幡山城が築かれました。後に若き日の北条早雲(伊勢新九郎)が修築して、その麓に居を構え駿河の警護に当たっていたそうです。城址は、標高約63.7mとあります。体力の無い私向きの散策コースです。

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左はナギの木です。初めて見た時、この樹種が頭に浮かびませんでした。こんなに太いナギの木を見た事が無かったからです。ナギは雌雄異株です。この下には、彼方此方に苗が生えていましたので、雌木のようです。右も、最初は分かりませんでした。静岡市では、こんなに太いイヌマキの木を何ヶ所かで見る事が出来ます。枯れているような感じでしょ?

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遊歩道脇に一枚葉のシダが生えていました。ヘラシダです。静岡市に比べて富士市では、ずっと稀だと思います。

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さて、苦手なシダです。左は、あまり見かけないような気がして撮ってみました。アマクサシダに似ています。右は、ノコギリシダと思ったのですが、表面から見るソーラスの影が点状です。フモトシダにしては、葉が厚く艶があるように見えるし・・。名前の分かる方、SOSです。

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これは、タンキリマメかトキリマメか?葉の形からタンキリマメだと思います。

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クモの巣だらけの、獣道のようなところに生えていました。卵形の葉ばっかりだ・・。

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花を接写してみました。葉や茎に軟毛が生えているのと、基部に緑色の斑点があるので、ヒヨドリジョウゴだと思います。アサガオのように切れ込みのある葉が見当たらないのは、まだ若木だからだと思います。

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左は、ヌスビトハギの集団です。右は、我が家の周りでは見る事の出来ないハナミョウガの果実です。やがて赤く熟します。

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ヌスビトハギの花とギンミズヒキの花です。ヌスビトハギは、花だけ写すと萌の散歩道で見るヤブハギと似ています。私は、葉が下の方にだけつくヤブハギの草姿の方が好みです。

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最後に、ササクサの花穂です。ここのササクサは、萌の散歩道より丈が大きい・・。

明日は天気が悪いようなので、依頼されていた書類と写真の整理をする予定です。PC作業も、面倒(苦手)にならないようにしなければ・・。

2019年9月16日 (月)

カラスノゴマ

今日も暑かった!次男に手伝ってもらって、荒れ放題になってしまった果樹畑の剪定を行いました。まだまだこれからですが、少しずつやって行こうと思います。

萌の散歩道に、面白い名前の花が咲いていたので、掲載します。

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こんな花です。和名は、「カラスノゴマ」です。イヌやカラスと名の付く植物は、「役に立たない」或いは「食べられない」などの意味を持って名付けられる事が多いですね。イヌは役に立つし、カラスは頭がいいなんてフォローしたくなります。

ところで、左右の花を見比べてください。風車のような花弁ですが、回転方向が反対ですね。些細な事ですが、こういう変化を探すのも楽しいものです。

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少し斜めと横から撮ってみました。短いオシベと中央の花柱以外にあるのは何?これは、仮オシベだそうです。仮オシベはどんな役割をするのでしょう?良く見ると、花粉をつけている仮オシベがあります。もしかしたら、この花は雄性先熟で、開花時にオシベの花粉をつけてメシベと同じくらいに伸び、ポリネーターが訪れないような環境の場合、自家受粉する役目を担っているのかも知れません。一年草なので、多様性の確保だけでなく子孫を残す術も抜かりないように、進化しているのでしょう。次回は、この辺りをじっくり観察してみたいものです。

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まだ、花柱が残る若い果実しか、見当たりませんでした。彼方此方に、星状毛が見えます。

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葉を撮ってみました。花は葉腋につきます。

アオイ科カラスノゴマ属カラスノゴマ(Corchoropsis crenata Siebold et Zucc.)。旧分類体系では、シナノキ科とされていましたが、APGでは、アオイ科に改められました。

2019年9月15日 (日)

マツバラン

今日は、義母を敬老会の会場まで送り、そのついでに近くの神社の境内を探索して来ました。萌の朝散歩の時は涼しいと思っていたのですが、静岡についたら暑い事!

この境内では、初めてマツバランと出会いました。ランの名がつきますが、ラン科植物ではなくシダ植物です。

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参道を歩いていると、「あっ、マツバランだ!」・・一般的には樹木に着生していて、地面に生えているのを見たのは、これが二度目です。

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親株が樹上に着生していると思い、巨木を探し歩きましたが見当たりませんでした。そして、こちらも足元の落ち葉の中から姿を現していました。

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コンデジでも撮ってみました。右は、新芽のようです。

最初の陸上植物は、リニアやプシロフィトンという古生マツバラン類で、これらの植物は、現在のマツバランと似て、葉が無く横に這う地下茎から茎が真上に伸びY字状に枝分かれしていたそうです。茎で光合成を行っているんですね。葉が無く、根で光合成を行うクモランなどに似ています。

これから下は、以前別の場所で撮った写真です。

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胞子嚢です。当初は、このように緑色ですが・・。

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「やがて黄色く熟す」とあります。これは先端部が黄色いですね。古典園芸分野では、マツバランのこういう変異を珍重するそうです。

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もっと接写してみました。胞子はどんな条件で発芽するのでしょう?今迄見た、マツバランの着生していた樹種は、クスノキ、スズカケノキ、シュロ、ソテツなどです。いずれも海岸近くか、町中でした。温暖な地域が好みなのかな?

義母は、次男からのプレゼントをとても喜んでくれました。私も、孫から敬老会のプレゼントをもらえるまで、長生き出来るだろうか?「大丈夫、きっと長生きするよ!」と嫁さんが言っていました。自分の方が長生きするくせに!

2019年9月14日 (土)

再生畑①の植物観察(その2)

今日は、別の記事を掲載するつもりでしたが、そちらは後日にして再生畑の植物観察の続きです。

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野菜エリアに繁茂していたのは、アメリカタカサブロウです。再生当初は見当たらなかったのに、何処からやって来たのだろう?以前、義母の家に行ったら、この植物を丁寧に鉢植えしてありました。葉を見て、園芸植物だと思ったそうです。でも、除去対象植物であったとしても、育てていると捨てがたいものですね。

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実生発芽したウドも、沢山の花をつけるようになりました。ウドはウコギ科タラノキ属だそうです。同じく山菜として親しまれているタラノキと同属とは知りませんでした。タラノキは、再生畑②に植えてあります。ウドの花は、「上部に両性花序、下部に雄性花序がつく」とあります。雌花ではなく両性花なんですね。

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ニラの花が咲いていました。今年は、隣に植えてあるラッキョウと共に、収穫しそびれてしまいました。多年草だから良いや・・。

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山菜エリアには、ミョウガも植えてあります。かき分けて見ると、花が咲き始めていました。酢味噌和え、みそ汁の具、糠みそ漬け用に少し多く収穫して来ました。ほろ酔いを過ぎてしまうかも?

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暫く行かない間に、フジアザミはこんな状態になっていました。それでも沢山の花をつけていました。昨年、実生苗を植えた時は、200mm程しかなかったのに、とても大きくなり、こんなに花をつけるとは思いもしませんでした。成長の早い植物なんですね。種子も沢山採れそうなので、侵入者(動物)防止用の生け垣にしようかと思っています。

再生畑では、落花生とトウモロコシなども収穫して来ました。どちらも、通常よりかなり遅れて植えても、収穫可能な事が分かりました。ただ、野生動物の好物なので、いつも彼らの食べ残しを食べています。

2019年9月13日 (金)

再生畑①の植物観察(その1)

7月頃からいろいろあって、あまり再生畑に行けませんでした。彼方此方、再生前のように草原化しています。今日は、久々に野菜エリアの草取りをして来ました。

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「しまった、やられた!」左は、余ったサトイモを植えてある、電気柵の外です。右は、刈り取った草や茶ノ木を積んである場所です。どちらも、イノシシに掘られた跡です。

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マルバルコウが、レモンの木に絡み付いて花を咲かせていました。綺麗でしょ?

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葉と果実です。一応、畑では除去対象植物なので、写真を撮った後で除去しました。

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これは何だろう?確か、ナス科の○○ホオズキだったと思うけど・・。

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花を接写してみました。「花冠は、淡黄色、短い鐘形で先は5裂する」・・ハダカホオズキのようです。

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コミカンソウも彼方此方に生えていました。

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ミカンに似ているのは果実で、枝の先端部に雄花が咲いていました。今回は、時間が無かったので撮れませんでしたが、次回は果実ではなく雌花を探して撮ろうと思います。

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上段が雄花で、下段が果実の接写です。果実を下から見ると、果皮を剥いたミカンのようですね。

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斑入り葉の植物を発見!コウゾでしょうか?

明日は土曜日、一週間があっという間です。今週末は、植木の剪定係に義母の家に行く予定です。月曜は敬老の日だし、プレゼントは何にしよう・・。

2019年9月12日 (木)

ツルニンジン属

今日は早朝散歩の時、結構降られました。出発時点では霧雨程度だったので、萌はレインコート無し・・帰宅してから、嫌がるほどしっかり拭いてやりました。

キキョウ科ツルニンジン属の花が咲き始めました。日本には、二種類のツルニンジン属が自生しています。ツルニンジン(ジイソブ)とバアソブです。この内、ツルニンジンには、変種のシブカワニンジンがあるそうです。私はまだ標本でしか見た事はありませんが・・。

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沢山の蕾がついています。

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萼が5裂して、花冠が見えて来ます。やがて花冠の先端も5裂して、釣鐘形の花を咲かせます。

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花冠の先端は5裂と書きましたが、中にはへそ曲がりがいて、稀に4裂するものもあります。その場合は、左の写真で花冠の奥に見える黒い五角形が、四角形になります。

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こちらは、バアソブです。近い場所では、バアソブの方が少し開花が早いようです。並べて見ないと分かり難いですが、バアソブの方が小径で筒長な感じで、ジイソブはバアソブより径が大きく筒が短いメタボのような感じです。

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花が終わり、果実が姿を現していました。さて、これはジイソブ?それともバアソブ?正解はバアソブです。花冠の奥に見える五角形を見比べてください。ジイソブは、黒い五角形です。

2019年9月11日 (水)

アキノギンリョウソウと青いキノコ

今日は小学生との観察会でした。みんな熱心に、私の下手な解説を聞いてくれて嬉しかったです。まだ学校で学んでいない光合成を、ちゃんと言える子がいました。そこで、簡単に光合成をしない植物の話をしました。実物を見ないと分かり難いので、探しながら歩いていると・・。

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子供たちが見つけてくれました!アキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)です。

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良く似たギンリョウソウは、場所によってピンクがかったものを見る事があります。このアキノギンリョウソウも、ご覧のようにピンク系のものがあります。

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アキノギンリョウソウとギンリョウソウは、花期の姿は似ていますが果実が違います。アキノギンリョウソウは蒴果(左)、ギンリョウソウは液果(右)です。シャクジョウソウと似ていますが、シャクジョウソウは複数の果実をつけ、アキノギンリョウソウは一つの果実をつけます。いずれも、旧分類体系ではイチヤクソウ科或いはシャクジョウソウ科でしたが、イチヤクソウと共にツツジ科に改められました。

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次は、青いキノコです。青いキノコには、ロクショウグサレキン(柄が中心にある)やロクショウグサレキンモドキ(柄が偏っている)があるそうです。これは?

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以前撮った写真も掲載します。花もキノコも、青い色のものは不思議な魅力がありますね。

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私の探索範囲では、いろいろなキノコを目にしますが、この色のキノコに出会う事は稀です。

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こちらは、比較的低山出会いました。上のキノコよりずっと小さいタイプです。ヒメロクショウグサレキンと教えて頂きました。

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接写してみました。

このところ、山野を歩く機会が少なく、LAN-DISKの蔵出し画像が多く登場しています。DISK内のフォルダ整理を始めましたが、撮ってすぐにやっておかないと、返って手間がかかりますね。

2019年9月10日 (火)

不法投棄監視パトロールで出会った植物

今日も暑い一日でした。萌の朝散歩で、Tシャツがびっしょり・・洗濯係は大変です。今日の記事は、不法投棄監視パトロールで、出会った植物を集めてみました。

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林道脇で、飲料水の缶を回収していると、ムカゴイラクサが集団だ生えていました。うっかり触ってしまい、何度痛い目に遭った事でしょう。左が雌花序で右が雄花序です。

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ヤブハギ(と思う)の小さな花が、薄暗い林道脇で目につきました。こうして接写してみると、綺麗な色合いの花ですね。

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ツルリンドウも、花期がやって来ました。冬のパトロールでは、この植物の赤い果実を良く見かけます。

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地面に生えるミヤマウズラと、サクラの木に登ったミヤマウズラです。比較的出会い易い野生ランですが、同じ自生地を複数回見ていると、この植物は結構難しい生き方をしていると思っています。

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左はヤクシマヒメアリドオシランです。数年前なら、この葉を見ても気に留めなかったと思います。このエリアで最初に出会ったのは、このポイントでした。その後、彼方此方探索して、ここにも広範囲に生えている事を知りました。クモキリソウの葉は、そろそろ落葉の準備を始めたのでしょうか?どれもこんな色になっていました。

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ウメガサソウの果実です。初めてこの植物を見付けた時、図鑑(草本の)を調べても掲載されておりませんでした。その後、この植物が木本である事を知りました。APGでは、イチヤクソウと同じくツツジ科に改められました。

他にも気になる植物を撮りましたが、今回はこの辺りで・・。希少植物を追い求めるのも楽しいですが、地域の植物の無事を確認して歩くのも楽しいものです。

2019年9月 9日 (月)

サワトラノオ観察記⑪

今週は、用事が詰まっていますので、先に書類作成や整理を行っています。今日の記事も、あまり変わり映えのしない写真ばかりですが、サワトラノオの苗の様子です。

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まだ、ポツポツ発芽してくるものがありますので、鍋焼うどんのアルミ容器はそのまま残してありますが、大半をプランター(400L×200W×150H)に移植しました。プランターの用土は、根の成長が一番良かった小粒赤玉土を8割下に敷き、その上に部材の細かい挿木・種蒔き用土を2割敷いてあります。一番小さな苗を接写してみました。

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「左」の小さな苗が密集しているのは、脱脂綿の実生床から避難させたものです。小さな状態で移植したのは、脱脂綿を抑えすぎたためか、根が下に伸びて行かず、丸まったり、横に伸びていたため成長が遅かったからです。

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「中」と「右」の接写です。株間がこのくらいで良いのか分かりませんが、「中」はこのまま開花を目指そうと考えています。「右」は、来年3月頃ピッチを広げて植え替える予定です。こんなに発芽・生育するとは思わなかったため、用土やプランターが足りなくなってしまったので・・。

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実生栽培実験容器の、現在の様子です。脱脂綿の実生床から避難した苗は、リスクを承知で昨日更にピッチを広げて植え替えました。最上段の「右」と同じくらいにしたつもりです。

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大きく育った苗を接写してみました。開花時期に見る葉とは、別種のようですね。センブリと同じく「ロゼット状の根生葉のまま越冬する」ようです。以前から気になっていたのですが、葉裏の斑点は何?病気かと思ったのですが、小さなものも含めてどの苗にも見られます。

サワトラノオ観察記は、これで一区切りしようと思います。これまでに分かった事などを、まとめ始めています。

サワトラノオの種子採取は、行政担当窓口の許可を得て行っています。

2019年9月 8日 (日)

センブリ

私が幼い頃は、民間薬としてゲンノショウコ、ドクダミ、センブリなどを乾燥させたものを煎じて飲まされました。どれも不味く、飲むのは苦手でした。今日の記事は、その中の一つセンブリの観察です。

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これが、センブリの苗だと分かる人は、少ないかもしれません。私も以前は、不明の植物として掲載しました。センブリは、二年生草本で「発芽した苗が、ロゼット状の根生葉となって越冬し、翌年多数の花を咲かせる。」とあります。

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一昨年、針葉樹の鉢に一株のセンブリが生え、昨年花が咲き果実をつけました。その種を採り撒きしたところ、今年小さな苗が姿を現しました。右は、上の苗の乾燥状態の様子です。

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こちらは、もう少し大きくなった苗の様子です。愛鷹山系で見付けた時は、ミヤマウズラの苗に似ていると思いました。そして、高知の先輩にセンブリだと教えて頂きました。

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センブリは、草原や日当りの良い法面などに生え、生育場所によって大きさにかなりな違いがあります。この株は、スギゴケの仲間と比べても分かるように、とても小さいのに花をつけています。

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花冠の基部に蜜腺があって、アリやハナアブの仲間がやって来ていました。アリがポリネーターになる事は少ないようですが、このアリには花粉らしきものが付着していました。

2019年9月 7日 (土)

第三回滝川の土手普請

今日は、今年度三回目の「滝川沿い遊歩道の草刈り・清掃」作業でした。山間の地では、秋風を感じる様な季節になりましたが、下界はまだまだ暑く、暑さと疲れで足元がふらつきました。

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開始前は、富士山と愛鷹連峰が良く見えていました。沼川水系滝川は、一時期に比べればずっと綺麗になりました。

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主催NPO、一般市民の他に、今回もジヤトコさんが大勢参加してくれました。右は、下流に向かって見た作業前の様子です。7月に刈った草は、膝のあたりまで伸びていました。

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やっと終了しました。遊歩道の川側の土手に、植え付けたヒガンバナが咲きます。9月21日(土)には、恒例の「彼岸花ウォーク」が開催されます。

少しだけ、気になった植物を掲載します。

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繁茂するクズの上に、黄色っぽい蔓が見えます。もしかしたら、ネナシカズラ属?

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手の届くところに少しだけ伸びていました。海岸に生えるハマネナシカズラやアメリカネナシカズラには、紫褐色の斑点が無かったと思いますので、ネナシカズラでしょうか?まだ蕾ばかりでしたから、次回は花の観察に行って来ます。

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クズの花も彼方此方で咲いていました。濃紺紫色のフジの花のような穂状花序です。意外と綺麗でしょ?私はまだ見た事はありませんが、白花もあるそうです。

2019年9月 6日 (金)

ゲンノショウコとコフウロ

不法投棄監視パトロールのルートに、ベニバナゲンノショウコの咲く場所があります。白系の花をつけるゲンノショウコに比べて稀ではありますが、富士市域では何ヶ所かで見る事が出来ます。

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色が濃くて綺麗でしょ?Ylistには、母種のゲンノショウコ(標準)の学名以外に、品種(forma)として、このベニバナゲンノショウコ(狭義)、シロバナゲンノショウコ(標準)、ヤエザキゲンノショウコ(標準)が掲載されています。東日本で普通に見られるゲンノショウコは、シロバナゲンノショウコで良いのでしょうか?それとも、他に純白花があったりして・・。

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この場所には、白い花と紅花が同居していますが、ピンクの花を見た事がありません。交雑しても中間色は出ないのでしょうか?

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果実が出来ていました。花と果実にピントを合わせたつもりでしたが・・老眼なのでお許しを!植物観察をし始めたばかりの頃は、この筒の部分に種子が入っていると思っていました。

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種子は筒の付け根の膨らみに入っています。熟すと、右のように裂けて跳ね上がり、種子を飛ばします。中世の投石機を思い浮かべました。

ところで、良く似たコフウロには、紅花は無いのでしょうか?

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これは、以前富士山麓某所で撮った写真です。その後、この場所を幾度か訪れたのですが、連れ去られたのか、絶えてしまったのか、ここ数年姿が見えません。Ylistには、母種以外記載されておりませんので、紅花の品種登録はされていないようです。超希少株だったのかも?

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ついでに、ゲンノショウコ(左)とコフウロ(右)の花と葉を比べてみました。こうして並べて見ると、花弁の感じが違いますね。一番分かり易いのは、葉の裂片が付け根まで切れ込んでいる方がコフウロです。Webページには、ゲンノショウコの葉は、裂片の先端が尖らないと書かれたものもありますが、同じ個体でもついている場所で、丸みを帯びていたり、この写真のように尖っているものもあります。

2019年9月 5日 (木)

コキンバイザサ

不法時監視パトロールで行った愛鷹山系某所で、珍しい植物と出会いました。花の様子が分かるように、露出補正及びフラッシュ補正をマイナスにして撮りました。

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最初は、キク科の植物がカヤツリグサ科の植物の根元に咲いているのかと思いました。接写しようとして良く見ると、花と葉が同一株でした。

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コキンバイザサが頭に浮かびましたが、開花時期は春だったと思います。今頃咲く事があるのでしょうか?

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一輪だけではなく、幾つか咲いていました。

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周辺を見まわすと、同じような葉の植物が結構生えていました。花が咲いていなければ、通り過ぎてしまった事でしょう。

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花をズームして見ました。「花被片の先端に長毛が密生する」とあります。似た植物にキンバイザサがありますが、本県が登録自生地でない事と葉幅や縦脈の様子などから、コキンバイザサだと思います。ただ、花期が気になりますが・・。間違っていたら教えてください。

キンバイザサ科コキンバイザサ属コキンバイザサ(Hypoxis aurea Lour.)。

2019年9月 4日 (水)

ミズアオイ再び

このところ、いろいろあって再生畑①に行っておりませんでした。どんな状態になっているか想像するのも恐ろしい・・。いざ行ってみると、除草作業をする意欲を削がれるくらい、とんでもない事になっていました。仕方ないので、仮払い機を持つ手に豆が出来るほど頑張りました。

今日の記事は、ミズアオイの再登場です。

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8月28日に初花を見ました。この写真は、8月30日の様子です。花は一日で萎みます。

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黄色いオシベが5個、青紫色のオシベが1個あり、花糸の長さも違います。この違いはどうしてでしょう?ところで、もう一つ面白い事に気がつきました。28日に咲いた花は、向かって右側に青紫のオシベがあり、この花は向かって左側にあります。この違いはなぜ?ミズアオイの花は、綺麗なだけではなく、面白い生態を持っているようです。

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9月1日には、萼が子房部を覆っていました。受粉したのだろうか?受粉後に花柄が折れるのは、コナギなどと同じですね。

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また別の花茎が伸びて来ました。そして、最初に咲いた花茎は横向きになり、子房が膨らんで来ました。一日花なのに受粉率が良いのは、自動自家受粉するのだろうか?水辺の植物も面白い!

2019年9月 3日 (火)

ヒメミヤマウズラとその仲間

ミヤマウズラは比較的低山に生えますが、ヒメミヤマウズラは亜高山帯の針葉樹林に生えます。「ヒメ」の名がつく通りとても小さな葉の野生ランです。

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葉には、綺麗な斑が入っています。見歩くと、個体毎に微妙な違いがあります。

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小さな花ですが、苔むす林床では意外と目を惹きます。

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萼片や花弁、花茎にも細かい毛が生えています。背景様に、黒いスポンジを持って行けば良かった・・。

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かなり画質が落ちますが、デジタルズーム併用で接写してみました。細かい毛は、腺毛のように見えます。

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少し前にも登場しましたが・・。こちらが、低山に生えるミヤマウズラの花です。並べて見ると、かなり違いますね。

少し気になっているものを掲載します。

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こちらは、標高1,200mくらいの所で見付けました。上のように花が接近しておらず、離れています。今年も咲いていたら、また掲載します。

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左が、低山で普通に見られるミヤマウズラの葉です。
右は、標高2,000mを超す針葉樹林で見付けました。最初は、ミヤマウズラかと思ったのですが、一緒に写っているコメツガやカラマツの葉と比べて分かるようにとても小さな葉です。でも、他地域で見るヒメミヤマウズラのように、斑が目立ちません。

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こちらも、標高2,000mを超す針葉樹林内で見付けました。花茎が上がっていますが、タイミングが合わずまだ花を見た事がありません。上右とこちらの個体が生えていたのは比較的近い林ですが、このエリアでは斑の綺麗なヒメミヤマウズラは見当たりませんでした。

2019年9月 2日 (月)

ナンバンギセル

ナンバンギセルは、イネ科やショウガ科などの植物の根に寄生します。そろそろ生える頃だろうと思い、ミョウガ(ショウガ科)のエリアを探してみました。

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生えていました!周辺の茎は、ミョウガにしては細い?そうです、これはミョウガエリアに進出して困っているツルニチニチソウです。

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横顔です。この形が、キセルに似ているという事で和名が付けられたそうです。良いネーミングだと思います。

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まだ咲き始めで、花冠の裂片がちゃんと開いておりませんでしたので、以前撮った花を掲載します。左がナンバンギセルで、右が同属のオオナンバンギセルです。Web図鑑には、「ナンバンギセルは萼の先端が尖るが、オオナンバンギセルは萼の先端が鈍い。」また、「ナンバンギセルの花冠裂片の縁は全縁、オオナンバンギセルは細かい歯牙がある。」とあります。慣れないと、どちらも分かり難いと思います。

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左がナンバンギセルで、右がオオナンバンギセルです。花柄と萼の色そして模様(淡紅紫色の筋)の有無で見るのが、一番分かり易いと思います。言葉で表現するのは難しいですが、こうして並べて見ると分かり易いですね。

2019年9月 1日 (日)

ボタンクサギ

今日は、町内の防災訓練に参加しました。涼しいかと思ったら、朝から暑かった!

公会堂横の、空き地に咲いていた花の名前を聞かれました。

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「あれっ、どこかで見た事がある。そうだ、確かクサギの仲間だった。」スマホで調べて、ボタンクサギと分かりました。

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この植物は中国南部原産で、園芸用として国内に入って来たものが野生化していて、地下茎から芽を出して次々と増えて行くと書かれていました。クサギと同じですね。綺麗な花ですが、放置すると大変な事になるかも?

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花冠は5裂し横に開き、時間の経過と共に裂片の縁が下に反り返ります。オシベ4個とメシベ1個が確認出来ます。
左の写真を、クリックして見てください。中央の花は、オシベ(花糸)が真っすぐになっていますが、メシベの柱頭は閉じています。右下の花は、オシベが萎れ下に丸まっていて、メシベの柱頭が2裂しています(ピンボケです)。クサギと同じく、雄性先熟だと思います。

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こちらは、山野で普通に見られるクサギです。どちらも、葉は臭いけど花は良い香りがします。葉の臭いは害虫から身を守るため、花の匂いは送粉者を呼ぶためでしょうか?・・植物達は、各々いろいろな戦略を持って生きているのですね。

シソ科クサギ属ボタンクサギ(Clerodendrum bungei Steud.)。別名、ベニバナクサギ。旧分類では、クマツヅラ科となっていましたが、APGでは、シソ科に分類されています。

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