トンボソウ
今日も「天気予報コム」の一時間予報が大当たりでした。萌の夕散歩を、早めにしておいて良かった!
ツレサギソウ属の野生ランは、似たものが多くて迷ってしまいます。我が家の近くで見る事の出来るものに、オオバノトンボソウ(ノヤマトンボ)とトンボソウがあります。この日は、少し標高の高いところでトンボソウに出会いました。
薄暗いところが好きなようで、スギやヒノキ林の下草の中で見る事が多い野生ランです。老眼には辛い、とても小さな花なので、フラッシュを暗めに調整して撮ってみました。
隣に生えていたものと別のところで撮ったものです。どこで撮っても、上手く撮れません・・。
花を接写してみました。T字形の唇弁が特徴です。目のように見えるのは葯(花粉袋)です。
別のところで撮った花も掲載します。和名の由来は、花の姿をトンボに見立てたそうです。この小さな花からトンボを連想する想像力は、私にはありません。
トンボソウは、まとまって生えている事が多く、実生発芽したものかと思っていたら、「地中の根から不定芽を出して繁殖する」とあります。
ラン科ツレサギソウ属トンボソウ(Platanthera ussuriensis (Regel et Maack) Maxim.)。「トンボソウ属(Tulotis)とされる事が多かったが、DNA情報を用いた解析の結果、ツレサギソウ属に含める事が適当」とあります。日本のランハンドブック、Ylist共に前記を標準学名としています。
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