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2019年7月19日 (金)

冬虫夏草と変形菌

今日は雨予報でしたが、降りそうもないので再生畑②の草刈りに行って来ました。明日も、下界でボランティアの草刈りがあります。3日連続だと、流石にきつい!

先日、不法投棄監視パトロールのついでに、ヒトツボクロが多く生えるヒノキ林を覗いて来ました。雨降りが続いた後の薄暗い林内には、女子受けのしない不気味なものが姿を現しています。

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ミミズが立ち上がったようなものは、たぶん冬虫夏草ではないキノコの子実体。右は冬虫夏草のようです。宿主がどんな虫か知るために、掘り起こしてみました。

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名前は分かりませんが、ハチの仲間のようです。3本の子実体が見えますが、まだ伸びて来そうです。

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カメムシタケらしい子実体が並んで立っていました。灯のような色は何のため?

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宿主が並んでいるのかと思ったら、一個体でした。カメムシタケで、一個体から二本の子実体は初めて見たかも?

ところで、冬虫夏草の標本を保管する時は、臭気に要注意です。寄生していた菌が死ぬと、急激に腐食が進むようでとても臭くなります。ちゃんと乾燥してから標本箱に入れた方が良いと思います。懲りました・・。

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遠目に見てロウタケの仲間かと思いましたが、近づいて見ると変形菌のようです。

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これは、ツノホコリの仲間でしょうか?融けたロウのようなものは変形体で、珊瑚のような部分が未熟な子実体ではないかと思います。間違っていたら教えてください。

※ツノホコリ類は、原生粘菌とする説もあるそうです。

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茸と菌糸」カテゴリの記事

コメント

かるがもさん、今晩は。

キバナノショウキランに出会えたのでしたら、ラッキーだったと思います。
この腐生ランは、続けて同じ場所に出る事があまりなく、毎年探す事になります。
昨年、十数株あった場所を見に行っても、翌年は一株も無かったりすることが多々あります。
その上、最近ではシカの食害にも遭っているようです。

ハコネランも、Webで名前が載った自生地がありますが、毎年全く同じ場所で見る事の難しい植物です。
薄暗い所に生える野生ランは、気難しいものが多いですね。

初めまして愛知県の「かるがも」と申します

不気味なものが並んでますね~苦手です
それを研究されてるなんて凄い事で尊敬しちゃいます

毎年ここのブログで取り上げられてる「キバナノショウキラン」
3年前から気になっていたんですが
怖いっ!! 道に迷ったらどうしよう⁇ それに熊が…と軟弱な私ですが

16日に思い切って一番安全そうな「西臼塚」へ行ってきました
登ってすぐに3株ほど出会い嬉しかったです
それで舞い上がり「ハコネラン」を見るのを忘れて~(>_<)

やまぶどう様のお陰で出会える事ができ感謝してます
ありがとうございます

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