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2019年7月25日 (木)

オニノヤガラ

オニノヤガラは、葉緑素を持たず光合成を行わない菌従属栄養植物(腐生植物)です。数年前、この植物の調査依頼を受け、開花時期に見に行ったところ、シカの食害(と思われる)に遭っていました。

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今年は、無事なものが見つかりました。オニノヤガラは、発芽の時はクヌギタケ属などを共生菌として、生育時はナラタケ属と共生するそうです。この大きな野生ランは、ヤツシロラン類のような小さな容器では育てられませんから、自生地と似た環境で実生栽培実験をしてみたいものです。中国では、栽培キットが売られているそうです。さすが漢方の国ですね。

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このまま、無事に結実してほしいものです。

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面白い形の花ですね。背萼片、側萼片は合着して壷状になっています。中に側花弁(×2)と唇弁があります。ちょっと分かり難いかな?

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横顔です。

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訪問者は、アリとこの赤いクモでした。

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こちらは、標高が700mくらい低い所で、数年前に撮ったオニノヤガラです。軸や花色が違いますね。標高が高くなると、花が緑っぽくなるようです。

ところで、オニノヤガラは多年草との事ですが、全く同じ位置で、翌年も花を見た事がありません。花後に数年間休眠するのか?或いは、オニクなどと同じように花が咲き結実すると枯れてしまう一捻性(一回結実性)なのか?ご存知の方教えてください。

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コメント

アユム様、今日は。
今度挑戦してみます。
やはりイモは腐ってしまうのですか?
東京ドームで、初めてこの芋を見ました。
コンニャクのように栄養繁殖もするわけですね。
キバナノショウキランも、小さな塊茎が残ると聞きました。

おはようございます オニさんご立派ですね。

見られて羨ましいです。処で同じ○○培地で
発芽するのでお試しくだされ!されど
プロトコーム止まりでそれ以上生長しませんでした。
成熟期の共生菌を見つけてくださいね。

一度開花した芋は腐るので次の子芋(豆粒大)が開花
するまで四、五年かかる様です。

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