シオデの花
家族が家にいると用事がいろいろあり、返って忙しい・・。今日は、シオデの花の観察です。シオデは雌雄異株で、草本ですがサルトリイバラの仲間です。
蔓性の植物で、新芽は山菜になりアスパラガスのような味だそうですが、私はまだ食べた事がありません。葉柄の基部に、托葉の変化した巻きヒゲが1対あって、周囲の樹木などに絡み付きます。ジネンジョやトコロのように、幹に細かく巻き付かないので、除去は比較的楽です。球形の散形花序が、葉腋につきます。
こちらは雄花です。釣り針状に曲がった白い葯が目だって、意外と綺麗です。
こちらは雌花です。緑色の子房の上に、3裂して反り返った柱頭が乗っています。アップで見ると、面白い形ですね。
雌雄とも、淡い黄緑色の花被片が、反り返る特徴があります。全て、家の近くで撮った写真ですが、雄花は6月13日、雌花は7月2日に撮りました。蔓がどんどん伸びて順次花をつけますが、全体的に雄株の成長・開花が早く、少し遅れて雌株が伸びて来るように思います。
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