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2019年6月26日 (水)

冬虫夏草

また、女子受けのしない記事ですが・・。昨日今日と続けて、冬虫夏草に出会いました。漢方の生薬や薬膳料理に使われる冬虫夏草は、オオコウモリガの幼虫に寄生しているキノコを指すそうです。薬学分野では、左記を冬虫夏草と呼びますが、日本の菌学分野では、広義の用例として冬虫夏草の呼称が普及しているそうです。今回見付けたのは、カメムシとセミに寄生しているキノコでした。

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こちらが、その一つです。貼り付いた枯れ葉を捲ると、セミが隠れていました。セミタケでしょうか?

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子実体を接写して見ました。左右で形が違うのはどうして?

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昨日見付けたカメムシタケです。カメムシは、地中に潜っておらず姿を現したままでした。それにしても、良くこの色を保っているものですね。
ついでに、以前見付けたカメムシタケなどを掲載します。

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カメムシタケ全体の様子です。二つを見比べると、子実体の先端が違います。

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子実体の先端部です。棍棒形でも微妙に違いがあります。中には左のような面白い形のものも見かけます。

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宿主のカメムシもいろいろです。土の中で腐ってしまうと思えるのに、原形を留めているのは、菌が腐食を抑制しているからでしょうか?

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最後に、ハナサナギタケと教えて頂きました。「地中に生活している鱗翅類の幼虫に寄生し,それが蛹となる頃,宿主を殺して細い円柱状の子実体となって地上に伸び出てくる。」とあります。鱗翅類(りんしるい)は、蝶や蛾の仲間を指すそうです。

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茸と菌糸」カテゴリの記事

コメント

fujibijinさん、お早うございます。
丹沢の師匠から、キノコの菌糸を食べて生きる野生ランの実生栽培を教えてもらい、挑戦して来ました。
中国では、その仲間であるオニノヤガラ(天麻)などの研究が進み、栽培キットを販売しているそうです。
キノコなどの菌類は、動植物や森の再生などに関係している事を学びました。

こんにちは、やまぶどうさん。ご無沙汰しております。今日は「楽々市」でした。
冬虫夏草、珍しい映像を見せていただきました!菌類はタフですね。虫に寄生して倒してしまうんですから。薬用としては、蚕に寄生させて無菌の冬虫夏草を作った学者さんがいます。

アウトライダーさん、今晩は。
奥さんは寄生ではなく、共生だと思います。
酔っぱらって寝ている時に、面倒見てもらえなくなりますよ。

怖い話ですね。
でも、私も女房に寄生されている状態ですので、同じようなものですね。

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