近くに生える野生ラン
野生ランの蕾が、膨らんだり咲き始めています。比較的、身近なところで出会った野生ランを集めてみました
萌の散歩道に生えるコクランです。軸や花色に変異があって、それを見比べるのも楽しいです。
ネジバナも、庭先の芝生などで見る事が出来ます。こちらも、花色や花の付き方などに変異があって面白いです。ただ、数年前に比べて個体数は減少しているように思います。
近くの山林で見る事が出来る、ノヤマトンボ(オオバノトンボソウ)です。沢山の開花株に出会いますが、食害や病気などで、無事花を見る事が少ない野生ランです。
主として見ている自生地ではありませんが、ベニシュスランの開花も間近なようです。
こちらは、ヒトツボクロの果実です。結実率が良いですね。毎年花の時期を逃しています。この個体は、葉が見当たりませんでした。偽球茎を持ち、共生菌への依存度が高いそうですから、枯れる事は無いかな?
こちらは、昨日の外来植物駆除の時見付けたツチアケビです。多年草(地上に姿を現さなくても、根茎が生き続ける)ですが、毎年同じ場所で花を見る事の難しい植物です。場所によっては、5年後に再会した事もあります。
ツチアケビはこんな花が咲きます。黄色い唇弁のフリルが、洋ランを思わせるようです。
この他にも、ヤクシマヒメアリドオシランやハコネランの蕾が膨らみ始めていました。最近、山野を歩く時間が少なくなりました。でも、たまに行って視点を変えて探索すると、新たな発見があって楽しいです。
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