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2019年6月20日 (木)

アオフタバランとタカネフタバラン

富士山南面(静岡県側)で出会ったフタバラン類は、ヒメフタバラン、アオフタバラン、タカネフタバラン、コフタバラン、そしてミヤマフタバランがあります。私の探索エリアに於いて、標高の低い所から高い所に向けて生える順に記載しました。地域によっては、違っているかもしれません。タカネフタバラン~ミヤマフタバランまでは、亜高山帯の針葉樹林下で見かけます。

この中で、幾つかの図鑑の解説に「花などが、アオフタバランとタカネフタバランは似ている・・」というような記述がありますので、比べてみました。

aaofutaba2 aaofutaba3

まずは、アオフタバランから・・。葉に白い不鮮明な筋(斑)が入ります。葉の形や斑の状態は、産地によって多少の違いがあります。一見して、白っぽい印象を受けます。

Aaofutaba1

横から撮ってみました。この写真では分かりませんが、花径が伸びて来ると「葉は茎の下部(地面近く)」についているのが分かります。

aaofutaba6 aaofutaba5

花は、「萼片と側花弁はほぼ同長、唇弁は先端がやや上向きに反り、浅く2裂して裂片は丸い」とあります。

ap6140072 ap6140069

次は、タカネフタバランです。主脈などに白い筋が見えますが、極めて薄くアオフタバランのように全体が白っぽくありません。また葉の形もアオフタバランほど長くありません。

ap6140074 ap6140077

花茎の伸びた時に見ると、葉の付く位置がアオフタバランは地際といった感じですが、タカネフタバランはもっと上につきます。

Atakafuta002

タカネフタバランの花です。「唇弁の幅が先端から基部まで同じで、裂片は楕円形で、縁に微毛がある」とあります。この写真では、微毛までは確認出来ませんね。言葉で表現するのは難しいですが、こうして並べて見るとその違いが良く分かります。

Aftba1

ついでに、上記以外のフタバランの花を掲載します。左から、ヒメフタバラン、コフタバラン、ミヤマフタバランです。並べて見るとかなり違いますね。特にコフタバランとミヤマフタバランは、軸や花の色にも変異があります。

フタバランの仲間は、DNA情報による解析の結果、フタバラン属からサカネラン属と改められました。富士山周辺で見ると、静岡県側よりも山梨県側の方が個体数がずっと多いと思います。同属のサカネランも、静岡県側ではまだ出会った事がありません。共生菌の繁殖条件が良いせいでしょうか?

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