地域で見た野生ラン
梅雨入りしてしまうと、予定が立たず困りものです。今日は、地域で見た野生ランを掲載します。まずは、亜高山帯低域から・・。
「なんだ、葉だけかよ!」・・実は、一昨年まで、この場所に二本の開花株が生えていました。その時撮った花は・・。
こんな花です。他地域では、出会い易い場所もあるようですが、私の探索エリアではとても稀な野生ラン・・アオチドリです。草むらの中ですが、ちょっと目につき易い場所なので心配していました。動物の食害に遭った痕跡もありませんでしたから、連れ去られたのだと思います。賛否はあると思いますが、移植しておけば良かったという思いが過りました。
アオスズラン(エゾスズラン)とササバギンランです。亜高山帯低域では、まだこんな状態でした。そして、低山へ下がって見たのは・・。
クモキリソウとコクランです。コクランの近くには・・。
最初は、コクランの新しい葉かと思ったのですが、よく見ると丸みを帯びています。これは、ギボウシランではないでしょうか?一昨年、別の場所でその存在を聞き、昨年念願の花を見る事が出来ました。この場所の個体数はずっと少ないですが、開花時期が楽しみです。
萌の散歩道に生えていたクモキリソウです。上の場所では、まだ花茎の伸びているものが見当たりませんでしたが、ここでは花が咲いていました。
花を接写して見ました。クモキリソウ属(Liparis)の中では、比較的出会い易い野生ランですが、地域で見かけると嬉しいものです。
最後に、エンシュウムヨウランの様子です。蕾を見かけたと思ったら、あっという間に棒のような子房が起き上がっていました。
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