2024年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

« アオフタバランとタカネフタバラン | トップページ | ヤツシロラン類根状器官 »

2019年6月21日 (金)

ヒメムヨウラン

亜高山帯の針葉樹林下に生える、ヒメムヨウランを掲載します。

Ap6140048 Ap6140050

この辺りでは、咲き始めのようです。ヒメムヨウランは、腐生ラン(菌従属栄養植物)の仲間です。

Ap6140066 Ap6140052

少し拡大。花はやや下向きに咲き、唇弁が上にあります。トラキチランなどと同じですね。花柄子房に180度の捻じれがないタイプで、ラン科植物の中では変わり者の部類に入ります。もっと変わり者は、360度捻じれて唇弁が上にあるホザキイチヨウランかな?

Ap6140143 Ap6140133d

もう少し拡大。ヒトデのような形の花ですね。毎年同じようなエリアで見る事は出来ますが、サカネランと同じく全く同じ位置では見られないと思っています。花を咲かせると枯れてしまうのか(一回稔性)、或いは休眠するのか分かりませんが・・。

A5 ap6190228f

かなり画質の悪い写真で恐縮ですが、花茎や花色の変異を比べてみました。特に、右端の花は萼片や花弁が赤褐色系ではなく黄色ですね。右の写真は、昨年の果実のドライフラワーと当年の果実の様子です。ムヨウランの名がつきますが、ムヨウラン属ではなくサカネラン属になります。紛らわしいですね。ヒメサカネランの方が良かったのでは?

« アオフタバランとタカネフタバラン | トップページ | ヤツシロラン類根状器官 »

腐生植物」カテゴリの記事

野生蘭」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« アオフタバランとタカネフタバラン | トップページ | ヤツシロラン類根状器官 »