ミヤマザクラ
山間部とはいえ、やけに冷えます。深山の植物達は、大丈夫だろうか?今日の記事は、亜高山帯低域で見たミヤマザクラです。
「あの白い花は何だろう?」ちょっと手の届く高さではありません。
ズームして見ると、ミヤマザクラのようです。花だけ見ると何だろうと迷うけど、葉を見るとサクラの仲間だと思えます。葉の縁には、欠刻状の重鋸歯があります。
一番下の枝を引き寄せ、コンデジで撮ってみました。一般的に、桜の仲間は花が下向きに咲きますが、ミヤマザクラは上向きに咲きます。総状花序(柄のある小花が長い円錐形または円柱形に並び、下から咲いていく)である事や、展葉してから花が咲くのも、他種と違うところだそうです。
バラ科サクラ属ミヤマザクラ(Cerasus maximowiczii (Rupr.) Kom.)。
ついでに、隣に咲いていた花も掲載します。
まだ、アオダモの花が見られました。雌雄異株ですが、この写真では区別出来ません。アラゲアオダモ、ヤマトアオダモ、マルバアオダモ、ミヤマアオダモなどがあるそうですが、自生していた場所と葉の縁に鋸歯がある事などから、ミヤマアオダモでしょうか?
ところで、どうしてアオダモなんでしょう?調べてみると、「雨が降ると樹皮が緑青色になり、樹液が青色の塗料になる事から」名付けられたそうです。
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