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2019年6月12日 (水)

オオミネテンナンショウ

ミクニテンナンショウの自生地より、もう少し標高の高いところで、新たなテンナンショウ属を見付けました。

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こんなテンナンショウ属です。オオミネテンナンショウと教えて頂きました。オオミネテンナンショウの特徴として、ユモトマムシグサと似ているが、全体に小型で仏炎苞は紫褐色、時に淡緑色を混じえて小さく、付属体は紫褐色の班があり、棒状で直径1.5〜4mm。花が先に開き、後に展葉する。花が先か展葉が先かも、同定の大切なポイントだそうです。

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葉は1〜2個、基本的に小葉は5(〜7)枚で全縁または不揃いの鋸歯がある。

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仏炎苞を捲ったものと、横顔です。

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棍棒のような付属体に、はっきりしたムラサキの斑が入っています。

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別の花も撮ってみました。

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素人目に見て、この植物の難しいところは、仏炎苞や付属体の形、そして色などに変異が多い事です。オオミネテンナンショウも、富士山周辺の産地は最近見つかったばかりで、まだ図鑑に記載されていないそうです。これらの写真は、富士宮市域で撮影しましたが、富士市域でも確認出来ましたので、こちらも富士市植物仮目録に追記したいと思います。

サトイモ科テンナンショウ属オオミネテンナンショウ(Arisaema nikoense Nakai subsp. australe (M.Hotta) Seriz.)。

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