富士山南麓林床に咲く花
昨晩から今日の午前中にかけて、沢山の雨が降りました。こんな日でも、萌の散歩は欠かせません。レインコートを着せても、びしょ濡れになって、後が大変です。
この辺りでは、時々見かけるミツバコンロンソウです。もう咲き終わったかと思ったら、まだ花が残っていました。3小葉の形は、場所によって変異があると思います。
タニギキョウの花です。もっと大きな花を咲かせれば良いものを・・なんて呟きながら撮りました。右は少し色がついていました。ツリガネニンジンやシデシャジンなどのキキョウ科は雄性先熟ですが、これもそうだろうか?横に写っている葉は、ヤマエンゴサクだと思います。この葉は、とても変異が多く見比べると面白いです。
ミヤマハコベの花は、薄暗い林床で良く目につきます。
家の周りで見るコハコベに比べて、ずっと大きな花です。こちらなら、再生畑の隅に置いてやっても良いかな・・。
次は、とても地味で面白い花・・ヤマトグサです。雌雄同株、髭をぶら下げたのは雄花です。今回、雌花は撮れませんでした。
クワガタソウも咲いていました。
茎を見ると、開出毛ではなく曲がった毛が生えている事と、葉の鋸歯が深い事などからヤマクワガタではなくクワガタソウだと思います。間違っていたら教えてください。
こちらは、2017年の8月下旬に出会った不明の植物です。その正体が分かりました!
正体は、ヤマウツボでした。この辺りで、ヤマウツボが出現するのは今頃です。上の写真は、台風による増水などで、地下部が露出したのだと思います。ヤマウツボは、地上に姿を現して花を咲かせ結実すると、オニクのように枯れてしまう(一回稔性)かと思っていました。地上部は枯れても、地下部(根茎)は枯れずに地中で宿主から養分をもらい生き続けているようです。
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