ミヤマスミレ・トウカイスミレ・マルバスミレ
午前中は、伐採した傾木の片づけを行いました。軟弱なので、半日もやると足元がふらついて来ます。農業も林業も大変です。今日の記事は、スミレです。
ミヤマスミレの花が咲いているころだと思い、覗いて見ました。実はこのスミレ、以前から気になっています。山渓の「日本のスミレ」には、「花弁は細く」と書かれ、掲載されている写真もこの花とは別種のような感じです。花形でいえば、北関東にだけ分布するというフジスミレの方が似ています。
更に、接近してみました。葉裏は緑色で、側弁の基部は無毛で、萼には毛が生えています。私は、ずっとミヤマスミレだと思っているのですが、図鑑と違うのは地域変異でしょうか?詳しい方のご意見を伺えると有り難いです。
「あれっ、白花だ。トウカイスミレかな?」と思って近づいて見ると、花の大きさは上のスミレと同じくらいです。ミヤマスミレとトウカイスミレの交雑だったりして・・。
この場所には、エリアを分けてトウカイスミレも生えています。まだ早かったのか、花が終わった後なのかやっと見つけた一輪です。次に、以前撮った写真も掲載します。
花は小さめで、フモトスミレに似た感じですが、唇弁が幅広です。この写真だけ、クリックで元サイズを表示します。
花弁の裏側や距の方が色が濃い・・。
最後に、マルバスミレです。この辺りで見るものは、どれも葉や茎に毛が生えていますが、稀に無毛のものもあるそうです。
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