2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« ハルザキヤツシロラン実生栽培実験(5月) | トップページ | ヤツシロラン菌糸との絡み合い »

2019年5月 2日 (木)

サワトラノオ観察記②

用事があって下界へ降りたついでに、サワトラノオの様子を見て来ました。①の記事から20日ほど経過してしまいました。引き続き、ヤツシロランの記事を掲載する予定でしたが、今日はサワトラノオ観察記とします。

日当りの良い観察路の南側で、少しだけ咲いていました。この場所は、葦が伸びる前も生育が良かった場所です。この自生地全体から考えると、フライング株だと思います。

A1556783571

花に訪れる虫を撮ってみました。風が吹くので、ピントが合わせ難い・・。

A1556783646k

蕾の時、花柱が飛び出しているので、雌性先熟ではないかと思っています。丸の中に貼り付けたハナアブの仲間は、コンデジの接写では警戒して撮れません。次回は、マクロレンズを持って行こう!

A1556784242

A1556784170

A1556784360

天気が良く気温も高かったので、花を訪問する虫が結構いました。

Ap5021079

アザミウマの仲間もいました。とても小さい虫ですが、写真をクリックして見てください。

バッタの仲間が蕾に集っていました。手を伸ばして、ズームしてみると、蕾を齧っていました。

A1556785647

葉腋から枝が出ている株もありました。中には、蕾の付いているものも・・。

Ap5021062

以前、アブラムシの集っている花を見た記憶があります。こちらは、その天敵(種類にもよるそうです)・・テントウムシの幼虫です。

最近、植生が変わって来ているのが心配です。スゲの仲間やシダの仲間、そしてクサレダマもかなり増えて来ています。他地域の栽培資料などを見ると、この自生地が必ずしも生育に最適な環境ではないと思っています。希少植物には、そこでしか育たないものもあるし、栽培環境下において自生地を遥かに凌ぐ発芽・繁殖力を見せる植物もあります。でも、ずっと栽培管理する訳にも行きませんので、長く生き続けて来たであろうこの自生地で、少しでも生き残り易い様に手助けするのが一番良いと思います。

« ハルザキヤツシロラン実生栽培実験(5月) | トップページ | ヤツシロラン菌糸との絡み合い »

浮島ヶ原自然公園」カテゴリの記事

植物観察」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ハルザキヤツシロラン実生栽培実験(5月) | トップページ | ヤツシロラン菌糸との絡み合い »