正太寺の植物
神座からそう遠くないところに、ミヤマツツジで有名な正太寺(しょうたいじ)がありますので、寄ってみました。
寺は、浜名湖に面した場所にあります。写真の小父さん達は、アサリ採りでしょうか?
正太寺は、菩提寺と同じく曹洞宗の寺になります。モダンな建物です。
フジの花が咲いていました。花の香りに誘われたハチの羽音が、五月蠅いくらいでした。
小さな池があり、オタマジャクシが泳いでいました。植物は、ハナショウブにヒツジグサかな?我が家のミニビオトープでも、葉が展開して来ました。
本堂の裏山は散策路になっています。ここでもヒトツバが目につきました。ワラビも沢山生えていました。食べごろのものも結構ありましたが、ここでは採り難いですね。
さて・・。
私は以前からミヤマツツジの名が気になっていました。遠州方面では、この名前を良く聞きます。ここで見たツツジは、三つ葉で、オシベは5本、葉柄に粘りがあり、ミツバツツジの特徴と一致しています。他の方が撮られたWeb写真の花もオシベが5本でした。また、牧之原の勝間田公園のツツジもミヤマツツジと呼ばれています。でも、牧之原市のHPには、ミヤマツツジ(学名:コバノミツバツツジ)となっています。コバノミツバツツジは、オシベが10本ですから、ミツバツツジと花で区別出来ます。更に迷うのは、ミツバツツジは山地に生え、コバノミツバツツジは低地に生えるとあります。ミヤマの名は、ミツバツツジの方が相応しいと思うのですが・・。どなたかご存知の方、教えてください。
ナビをセットしようと、道路脇に停車してこの植物に気付きました。オオフサモです。富士市でも確認されていますが、遠州方面は彼方此方で出会います。
初めてこの植物を見た時は、とても綺麗な植物だと感動しました。特定外来生物に指定されています。雌雄異株で、日本では雌株しか確認されていないそうです。
最後に・・。
神座地区に戻りますが、トキワマンサク自生地の水路に生えていたこの植物が気になりました。遠目に見てヒメリュウキンカかと思いました。ところが、ズームして見ると葉脈の中心部まで切れ込んでいません。チドメグサの葉が大きくなったような感じです。これは何だろう?
調べてみると、似た植物に、ウチワゼニクサ(ウォーターマッシュルーム)、アマゾンチドメグサ、ブラジルチドメグサなどがあるそうです。この中で、葉脈の中心部までの切れ込みが無いのは、ウチワゼニクサだけなので、これではないかと思います。
※一週間ほど前に依頼されていた写真を、LAN-DISKから取り出して印刷しようと思ったら、プリンターのインクが無くなっていました。使わなくても減るのだろうか?依頼者の方、もう少しお待ちください。
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