マメ科の花
野原で勢力争いをしている、マメ科の植物を撮ってみました。
【ヤハズエンドウ/カラスノエンドウ】
花はエンドウマメと似ていますが、花柄がとても短い・・。地域では、カラスノエンドウと呼ぶ人が多いと思いますが、Ylistでは、ヤハズエンドウを標準和名としています。
白花もあります。
良く見比べると、花弁の形も様々です。
【カスマグサ】
ヤハズエンドウに比べると、ずっと小さな花です。
でも、接写拡大して見ると、とても綺麗な花だと思います。
【スズメノエンドウ】
カスマグサより、更に小さな花をつけます。
カスマグサとスズメノエンドウは、とても良く似ています。花で区別するのが一番分かり易いと思いますが、葉先の巻きヒゲにも違いがあります。左はカスマグサで、右がスズメノエンドウです。ヤハズエンドウとスズメノエンドウは枝分かれしますが、カスマグサは枝分かれしません。その他、果実や小葉にも違いがあります。
カスマグサは、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)とスズメノエンドウの中間の大きさという事で、この名が付けられたそうです。←師匠の受け売りです。和名の由来を聞くと、首をかしげたくなるようなものが結構ありますね。
エンドウはエンドウ属ですが、ここに掲載した3種はどれもソラマメ属に分類されています。ヤハズソラマメ(カラスノソラマメ)、スズメノソラマメとなっても、カスマグサは同じですね。
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