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2019年4月 4日 (木)

実生開花のハルザキヤツシロランその後

また、女子受けしない記事ですが・・。実生栽培で開花した、ハルザキヤツシロランのその後の様子です。

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3月22日に、実験容器を覗くと開花していました。一輪だけですが・・。

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自生地では見られない、色白のハルザキヤツシロランです。

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花の命は短く、3月25日には花筒の先端部が萎れ始めていました。横を向いていた花柄が、上を向いている・・自動自家受粉したのだろうか?

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萼片、側花弁が萎れ、口を塞ぐような感じになっていました。

ところが・・。

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3月27日には、花柄子房とも落下していました。残念・・。

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花が落ちた後の花茎。もう一つの蕾は予想通り、成長せず萎んでしまいました。

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こちらは、3月30日の様子です。落ちた花に、カタツムリの仲間が寄って来ていました。

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部材に紛れ込んでいた卵が孵ったのでしょう。小さい目が可愛いけど、容器内で見付けた生き物は排除します。

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とても細い柄を持つ子実体が生えていました。

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デジタルズーム併用で・・。何というキノコだろう?ハルザキヤツシロランの共生菌だろうか?

そして、露出状態の塊茎を見ると・・。

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細い暗褐色の菌糸が分かるでしょうか?塊茎と接触しています。ここで変化があれば、共生菌だと思います。キノコを消化して生きる腐生ラン栽培実験の面白さは、こんな所にもあります。とても小さな容器ですが、いろいろなドラマが展開されています。

日本のランハンドブックには「クロヤツシロランやアキザキヤツシロランよりも、共生する菌根菌の種がずっと多様である」とあります。その割に、両者より栽培が難しいのはどうしてでしょう?

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コメント

でんでんむしさん、お早うございます。

いろいろな生き物が、容器内で孵化したり、成長しています。
以前は、大きなミミズが出て来ました。
塊茎の変化は、また拡大して撮ってみます。
以前は、葉に空いた穴から白い菌糸が接触していました。

こんばんは、残念でもなんでもありませんね。
大成功ですよ!自家受粉した証拠ですね。
花柄が長かったのでデンデムシに齧られた
と思ってね
この極小蝸牛め、新種かもよbox内は宝箱ですからね。

この根茎は三本指広げていますね、中指に褐色菌糸
張り付いていますね、ばっちりと。枝分かれするのが
ハルの特徴のようです。何か又変化ありそうですね。

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