季節だより観察会(2月)
もう5日過ぎてしまいましたが・・。
10日の「季節だより観察会」に参加して来ました。今年は、事情があって他の観察会にはあまり参加出来ないかもしれません。
コクサギの果実殻です。もう種子は飛散した後のようです。ミカン科なので、葉だけでなく、枝も柑橘系の香りがします。
タマアジサイとハナイカダの冬芽と葉痕です。帽子を被った人の顔みたいですね。葉痕には、維管束(痕)が見えています。
これは、シルクを纏ったような、ミツマタの蕾です。付近の山林でも、所々で見る事が出来ます。
もう少しすると、咲き始めると思います。
シュンランは、光合成を行って生育の養分を得ていますが、菌類からも養分を得ている部分的菌従属栄養植物です。ラン科植物は、そういう難しい生き方をしているので、身近な林に生えていても、栽培は難しい植物です。採取したりせず、菌類の充実した環境で、長生きして子孫を増やしてもらいましょう。
また、発芽にも菌類の助けを借りますが、葉が出てもすぐに光合成を行わず、ある程度の大きさになるまで、ショウガ根のような姿で地下生活を送るそうです。この他にも、同じような生き方をする野生ランがあるそうですが、そちらについてはまたの機会に・・。
こちらは、危険植物・・ツタウルシです。皮膚の弱い人は要注意です。モジゴケの生える樹皮に、貼り付いていました。
トラノオシダです。ソーラスを接写して見ると、袋が破れ胞子が飛散し始めているようでした。
さて、明日は公園の当番です。別のトラノオを観察して来ます。
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