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2019年2月 8日 (金)

磯打投網

私が投網を教わったのは、今は亡き義父からです。投げ方が一向に上達しない私に、自分で修復出来るようにと言って、編み方も教えてくれました。

先日、義母の様子を見に行った時、義父の使っていた編針と大量のナイロンテグスが出て来ました。

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こちらが、その編針です。これを作るのがまた一苦労で、堅く腰のある竹ほど、製作途中で割れやすいのです。完成間際に、割れてしまった事が幾度もあります。

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左は、私が作った編針と網目の大きさを決めるゲージです。高知県の仁淀川流域で活躍されていたお爺さんから頂いた、囲炉裏の棚に使ってあった竹で作りました。家を解体する時、もう手に入らないだろうと言って、富士にお住いの親戚経由で私の手元に届きました。叩くと、普通の竹と違う高い音がしました。

右は、金属針と半田で作られた編針と、ステンレスのゲージです。アユの玉網を修復するのに使われていたそうです。その方の息子さんから、使ってほしいと託されました。

今では、投網を含めて編む人が殆どいなくなってしまったと思います。3人の先輩の思いを、重く受け止めなければいけませんね。でも、私にはこの技術を託す相手がいません。

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竹製の編針は、市販のプラ製とは比較にならない腰の強さがあり、網目をすり抜けるバネがあります。

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こちらは、私が最初に編んだオール手すきの投網です。投網は裾に獲物の入る袋部を付けます。その袋部の糸吊りと錘付けは、「これを見本にすれば、自分でも出来るから」と言って、義父がやってくれました。

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錘は鉛製で、鎖タイプや底の状態によって、舟形を使う事もあります。川打ちの網は錘の重さで呼び、磯打の網は目の大きさで呼ぶ事が多いそうです。

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こちらは、網かけでとん挫していたものです。編針とテグスの出現は、義父のメッセージかも知れません。ほぼ袋の位置まで出来ていますので、頑張って完成させようと思っています。

雪を纏った富士山を模して、上部は透明テグスで下部は青いテグスを使っています。

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ナイロンテグスの手すき網は、機械網やスガ糸の網と違い二重に結ぶので、目ずれし難く修復も楽です。右は増やし目の様子です。網の大きさと裾の広がり具合を見ながら、増やし目の位置を決めて行きます。

今日は、昨日よりずっと冷え込んでいます。明日は、予報通り雪でしょうか?

15時頃から用事がありますので、早めのアップです。

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コメント

やまめさん、お早うございます。

ご訪問とコメント有難うございます。
私も、静岡市に勤めていた時、渓流釣りを始めました。
山間地には、師匠で相棒だった友人が住んでいます。
浜松には、渓流連盟があるんですね。
天竜区春野町には、石猫を作る知人がいて時々会いに行きます。

おばさんと同じ地区には、少しずつ植物の調査に行こうと思っています。
川を越えると、こちらに生えていない植物がいろいろ見られるからです。

また、いろいろ教えてください。
これからも宜しくお願い致します。

やまぶどう さん
はじめまして おばさんのブログからです
今年で75歳になる 爺さんです
渓流釣りは 25歳位からやり始め60歳位まで夢中で行った物でした
始めた頃は いくらを餌に放流されたアマゴを釣っていた物でしたが
40歳の頃 静岡に転勤に成り 大井川に釣りに行くように成り目覚めたようです  その後浜松に勤務になり 渓流連盟に所属して 本格的に成りました
長くなりますので 又追々に 書かせて下さい
住まいは おばさんと 同じ地区に成ります よろしくお願い致します

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