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2019年2月

2019年2月28日 (木)

ヤマアイ

今日は予報通り、早朝散歩から雨でした。仕方ないので、溜まっていた書類などを作成しています。

登場の機会が無かったので・・。

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25日の朝に撮った笠雲を被った富士山です。黒っぽい雲が不気味でしょ?

ヤマアイ・・私がこの植物を知ったのは、昨年の事です。見慣れない植物を目にして、名前を尋ねたところ、ヤマアイだと教えて頂きました。「なんだ、ヤマアイも知らなかったのか?」なんて思われるかもしれませんが、探索範囲が狭い上に変わったものにばかりに目を向けている私には良くある事です

この日は、大群落に出会いました。

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どこを向いても目に入って来ました。

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昨年教えて頂かなければ、名前を調べるのにかなり時間を費やした事と思います。分からなければ、何でも聞く事ですね。

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とても、地味な花です。

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写真を整理していて、思い出した事があります。「そうだ、雌雄異株だった!」つい、オシベの見える花ばかりに目を向けてしまいました。撮った写真を拡大して見ましたが、雌花らしきものが写った写真は見つかりませんでした。

雌株は稀なのか、あるいは開花時期が違うかも?この植物は、地下茎でも増えるそうなので、各群落が一家族なのかもしれません。

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トウダイグサ科ヤマアイ属ヤマアイ(Mercurialis leiocarpa Siebold et Zucc.)。

書類作成に飽きて来たので、気分転換にブログ記事を早めにUPします。

2019年2月27日 (水)

クモノスシダ

用事があって行った隣県で、クモノスシダに出会いました。このシダを見たのは、これが3度目です。

好石灰岩性植物で、石灰岩につく事が多いそうです。ただ、長野県で沢山生えている所を見付けましたが、そちらは石灰岩ではなかったと思います。

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個体数は少なかったのですが、まさかこの日出会えるとは思いもしませんでした。

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左は、足元に近いところに生えていました。葉の先端に不定芽が見えます。胞子以外に、不定芽でも増えるそうです。

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コンデジで接写してみました。

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クモノスシダのソーラスです。もう胞子が飛散した後かも知れません。

チャセンシダ科チャセンシダ属クモノスシダ(Asplenium ruprechtii Sa.Kurata)。

静岡県では、西部の石灰岩地(引佐、浜北)で自生が確認されています。我が富士市では、まだ確認されておりません。

2019年2月26日 (火)

春の息吹

家の周りに咲く花や、活動し始めた植物を撮ってみました。

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ハッカクレンとシランの芽が出て来ました。

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2015年の春、実生発芽したヤシャビシャクです。2017年には、数株に花が咲き、昨年は殆どの株に花が咲きました。右は熟した果実です。中には、多数の小さな種子が入っています。発芽率の高い植物だと思います。

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ヒョウガミズキとカンヒザクラの蕾も膨らんで来ました。

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これは、実生発芽させたオオカメノキ(ムシカリ)です。まだ、10cm程度の大きさです。花を咲かせるのは、何年後になる事でしょう?

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フクジュソウは、葉も展開して来て、中には花弁や萼片の落ちたものもあります。金平糖のような果実ですね。エライオソーム(種沈)がつくそうですが、親株から離れたところに増えた形跡がありません。

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同じくキンポウゲ科の花です。オシベだけが見えていますので、雄性先熟でしょうか?これは花が小さいので、ヒメリュウキンカかな?リュウキンカは、リュウキンカ属で、ヒメリュウキンカは、キンポウゲ属だそうです。紛らわしいですね。

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オオアラセイトウ(ショカツサイ)も開花間近です。右は、ツルニチニチソウの花です。どちらも、繁殖力旺盛で、増えて困っています。

今朝も、散歩の時にシカに出会いました。萌は、朝っぱらから戦闘モードで、手綱持ちはとても疲れました。

2019年2月25日 (月)

ヤツシロラン類栽培実験(2月)

久々に、ヤツシロラン類の実験容器を覗いて見ました。

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アキとクロの自生していたスギ林の部材から、キノコの子実体が姿を現していました。蓋を開けると、煙のように胞子が飛びました。人体に影響を及ぼす、スエヒロタケのような種類もあるので要注意です。

アキの生えていた竹林の部材を入れた容器では、沢山の菌糸が繁殖していました。塊茎は、まだ休眠中かも?塊茎の根状器官が伸びた頃、こうなってくれれば良いのですが・・。

そして、ハルザキヤツシロランの実験容器では・・。

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「あっ、花茎が伸びている!」何枚か撮ってみましたが、容器内なのでピンボケばかり・・。

色からして、アキではないと思いますが、クロにも見えるし・・。これはハルだろうか?ハルザキヤツシロランの種子しか撒いておりませんが、鼻息で飛ぶくらいの微細種子なので、他種が紛れ込んだ可能性も零とは言えません。

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それにしても細い・・。あまり細い花茎の蕾は、開花に至らない場合が多く、このまま萎んでしまうかもしれません。その事は、師匠からも伺った事があります。

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静岡県での開花は、5月頃だと思います。クロヤツシロランは、自生地の開花時期より1~2ヵ月くらい早く開花しました。ただ、今回は、パネルヒーターを使わず、容器ごと10℃設定のワーディアンケースの最下段に入れてありますので、もっと温度の下がる時があると思います。

それと、常緑広葉樹の部材で実験床を作ったため、菌糸の繁殖が難しいと思い、根状器官が伸び始めた塊茎を、切り刻んだ枯れ木で覆いました。そのため、その後の変化は観察出来ませんでした。

この花茎を伸ばしたのが、容器内で発芽した塊茎なのか、自生地の土に紛れ込んでいた塊茎なのか、正直分かりません。

2019年2月24日 (日)

コケ植物など

今日は、家の周りの草取りをしました。その合間に、庭のコケなどを撮ってみました。

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この蒴・・何でしょう?姿を現した時は、左のような状態でしたが、次第に膨らみ・・。

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丸くなりました!

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タマゴケの朔です。写真のタマゴケは、林道沿いの断崖で見付けて、少し持ち帰りました(盗掘です)。玉のような朔も良いですが、葉だけの時も綺麗です。

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こちらは、鉢植えに生えて来たコケの朔です。名前は分かりません。細く小さいので、ピントが合わせにくい・・。

ちょっと乾燥気味の石垣には・・。

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ギンゴケが生えていました。黄色い無性芽が確認出来ます。名前を覚えると、愛着が沸くものです。

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こちらは、オオシラガゴケだと思います。乾燥気味の時は、白っぽいのですが、水をかけると黒みを帯びて来ます。

草むしりしていたところの石垣には・・。

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スミレモが生えていました。藻類・・水中ではなく空気中で生活するので、気生藻類と呼ぶそうです。

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ミズゴケの赤ちゃんと、ヒノキゴケの新芽です。ヒノキゴケは、枯れかけていたのですが、新しい芽が出て来て少し安心です。

家の裏庭は北側になるため、日照の悪いエリアがあります。ここに置いてある鉢には、ハイゴケを主として、いろいろなコケが勝手に生えています。多様なコケ植物の生育に向いているようですので、名前を覚えるために、標本採取して来たものを少しずつ小鉢に植えてあります。

ついでに、田園地帯に生える植物を掲載します。

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左は、ノウルシです。沼津市の休耕田を、重機で均しているお兄さんに、一株掘ってもらって持ち帰りました。一緒に生えていた仲間は、みんな埋められてしまったと思います。もう十数年経つと思いますが、山間地のためか思ったほど増えません。

右は、ナヨナヨワスレナグサです。こちらは、種子を採取して来て撒いたものが、代を繋げてミニビオトープの周りに生えています。ノウルシよりも古参ですが、毎年数株生えるだけで、殆ど増えません。不思議な植物です。

2019年2月23日 (土)

フキの花

フキノトウは、苞に包まれた若い花茎です。花が咲き出しましたので、観察してみました。フキは、雌雄異株です。

【雌株】

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周囲に見えるブラシの毛のような部分が雌花で、中央のラッパのような部分が両性花(中性花)です。この両性花は、花粉が出来ません。全部雌花でないのはどうして?

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ズームしてみました。

以前撮った写真ですが・・。

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左が雌花で右が両性花です。

【雄株】

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これは雄株の集団です。

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接写し忘れましたので、トリミングしてみました。

雌株は雌花のオシベ部分を除き白っぽい花ですが、こちらは黄色味を帯びています。周囲にブラシの毛のような雌花が無く、全て両性の筒状花ですが、結実しません。

最後に・・。

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ミツバチがやって来ました。この花は、ブラシの毛のような雌花が見えていますから雌株です。

キク科フキ属フキ(Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.)。

2019年2月22日 (金)

ミスミソウ②

今日は、夕方用事がありますので、時間指定で少し早めのアップです。

ミスミソウの続きです。花弁のような萼片が赤味を帯びたものや、横顔などを集めてみました。

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萼片に少し赤味があります。同じくキンポウゲ科で、花弁のような萼片を持つニリンソウでも、このような変異を見る事があります。

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こちらも・・。

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横顔です。

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まだ蕾のものもあれば、右のように萼片が落ち、金平糖のような子房(果実)だけになっているものもあります。

ところで、昨年見たもっと赤味を帯びた花を探しましたが、今年は見つかりませんでした。誘拐されたのだろうか?

昨年撮った写真を掲載します。

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結構、赤味を帯びているでしょ?見付けると嬉しいものです。

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こちらも・・。

ところで、私はまだこの植物の種子を見た事がありません。自生地を見て思ったのですが、この種子はエライオソーム(種沈)を持っているのでしょうか?アリによって種子が運ばれたような分布状況から、そんな事を考えました。Web検索しても見つかりませんでした。ご存知の方教えてください。

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以前撮ったスミレの種子です。白い部分が、エライオソーム(種沈)です。

2019年2月21日 (木)

ミスミソウ①

ミスミソウの花を、見て来ました。

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これから、いろいろな花が見られるようになりますが、それらに先駆けて咲くのが良いですね。

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花弁のように見えるのは萼片です。早春に咲く白い花は、清楚な感じがしますね。

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セリバオウレンのように、葯の色がピンクの花もあります。

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花弁のような萼片を持つ花は、その数や形に変異があって楽しめます。

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右の花を見た時、カタバミの仲間を思い出しました。萼片の先端が、折れ曲がっているので・・。

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日本海側では、いろいろな色の花が咲くそうですが、こちらでは白花が標準です。雪の降る地域は、白花だと目立たないので、虫を呼び寄せるために青や紫、赤花などが咲くのでしょうか?

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以前撮った写真ですが、ハナアブの仲間がやって来ましたので掲載します。

キンポウゲ科スハマソウ属(ミスミソウ属)ミスミソウ(Hepatica nobilis Schreb.  var. japonica Nakai)。※日本維管束植物目録では、スハマソウ属となっています。

今日は、不法投棄監視パトロール隊員の意見交換会でした。どの地区も、ポイ捨てや不法投棄が多いようで、隊員諸氏はご苦労されているようでした。道路脇や他人の土地に平気でごみを捨てる様な、みっともない大人にならないように、幼少からの教育も大切だと思います。

2019年2月20日 (水)

ウメの花

今日は、暖かいというより、暑い一日でした。少し動くと汗をかきました。

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近所の梅の木には、びっしりと蕾が付いています。これは、小梅タイプでしょうか?

我が家の梅の木には・・。

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ハナアブなどが、やって来ていました。

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動きが早くて、ピンボケばかり・・。

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枝垂れ紅梅も、開花が進んで来ました。

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ピンクの花は、春らしくて良いですね。隣に植えてある豊後が咲く頃、久々にやりたい事があります。まだ秘密・・

ウメには、500種以上の品種があるそうです。Ylist標準学名を記載します。

バラ科サクラ属ウメ(Armeniaca mume (Siebold et Zucc.) de Vriese)。

所得税の、確定申告が始まりました。

私は、国税のホームページにアクセスして、所得税の確定申告書等作成コーナーで入力し、印刷して税務署に持参するか郵送しています。電子申告(e-Tax)も、事前に申し込んでおけば可能ですが、返って面倒なので印刷を選択しています。昨年のデーターを読み込んで修正出来るので、とても便利です。

二足の草鞋を履いていた時、青色申告も経験しています。当初は、手計算でした。その後、パソコンを使っての申告書作成が出来るようになって、とても助かりました。それでも、一年経つと忘れてしまい、申告の時期は毎年憂鬱でした。

2019年2月19日 (火)

カワヅザクラ

今日は、昼前から雨が降って来ました。仕方ないので、パソコンで書類作成などを行いました。目が疲れてたまりません。内職の図面描きもそうですが、だんだん長時間作業が辛くなって来ました

昨日の夕方撮った、カワヅザクラを掲載します。

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昨日は天気が良く、とても暖かな一日でした。富士山は、ご覧のように雪化粧もまばらです。右は、夕日を浴びる愛鷹連峰です。先日降った雪は、あっという間に融けてしまいました。

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本場では見頃のようですが、山間の我が家でも開花が進んで来ました。

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青空を背景に撮ると、桜の花が生えますね。

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こちらは、ストロボ発光で・・。

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幹桜も良いものです。

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赤味の濃い花も・・。

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暫くすると、メジロがやって来ました。

18.8倍ズームなので、これがやっと・・。中央にいるのが分かりますか?動きが早く、枝の込み入った場所では、なかなか捉えられません。

2019年2月18日 (月)

春を告げる植物(浮島ヶ原)

ノウルシやサワトラノオ以外で、気になった植物を集めてみました。

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ヒキノカサです。蕾が膨らみ始めていました。

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「あっ、咲いている!」木道から中に入るわけに行きませんので、コンデジのズームで撮りました。

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こちらは、木道から腕を伸ばして・・。モニターが見れないので、何枚も撮りました。花が普通に見られるのは、もう少し先になると思います。

前記事で、サワトラノオが気難しい植物だと書きましたが、このヒキノカサも気難しいところのある植物のようです。沼津市の休耕畑で、この植物の群生を見た事があります。ところが、翌年行って見るとずっと数を減らしていました。何が原因だったのだろう?

浮島ヶ原自然公園内では、何種類かのヤナギも見る事が出来ます。

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以前、書き込みでイヌコリヤナギと教えて頂きました。他種との違いもそうですが、コリヤナギとイヌコリヤナギの違いも、まだちゃんと把握出来ていません。誰か教えて頂けませんか?

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植物観察をし始めた頃は、こういう毛の生えた花をつけるのを、みんなネコヤナギと呼んでいました

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左の写真に写っているのはトビムシの仲間でしょうか?右は写真が逆さま?いいえ、シダレヤナギなので・・。

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こちらは、ナズナの花です。花は、タネツケバナと良く似ています。

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果実は、三味線のバチに似ています。熟して、花茎が枯れ始めているのに、先端部には花がついています。他を見ても同じでした。アンバランスな性格のようですね。

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バチを割ると、小さな種子が出て来ました。薄く反り返ったような種子です。

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中央に仕切り板があり、種子が付いていました。バチは、風で飛ばされるのでしょうか?

花は似ていますが・・。

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こちらはタネツケバナの果実です。

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熟すと、鞘の蓋が捲れ種子を撒きます。見比べると種子も違いますね。こちらはマメに似ています。

どちらもアブラナ科で似た花を咲かせるのに、この果実の形状の違いはどうして?

今日は暖かい一日でした。萌の早朝散歩の時、今春初の「ホーホケキョ」の鳴き声が聞こえて来ました。このまま暖かだと嬉しいのですが・・。

2019年2月17日 (日)

サワトラノオ

浮島ヶ原自然公園のサワトラノオ群生地は、富士市の天然記念物に指定されています。

地元に住んでいますが、私は今迄この植物をあまり興味を持って見て来ませんでした。絶滅危惧種に指定されているとはいえ、生育環境が合えば除去対象植物と同じように大群落を形成するものもあります。この植物も湿地という環境が確保されれば、個体数を増やすのが容易な植物だと思っていたのです。

ところが、この自生地を対象に書かれた論文や、他県の保護団体の調査報告などを見ると、結構気難しい植物のようです。

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木道脇に見えるこの赤い葉が、サワトラノオです。冬葉は、このように赤っぽくなります。

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左はまだ小苗のようですが、一年株か二年株か?右のように緑色になっている葉もありました。他の葉も、段々緑色になってくると思います。

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こちらの双葉は、昨年の種が発芽したものでしょうか?私は、まだ実生苗がどれなのか、良く分かりません。

これが苗だとしたら、親株の近くにばかり見られるようです。微細な種子は沢山出来ますが、親株から離れたところに運ばれる術はあるのでしょうか?また、実生から開花まで、何年かかるのでしょう?不勉強なので、疑問ばかりです

以降は、以前撮った写真です。

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3月下旬になると、段々茎が伸びて来ます。これらが、「横に這う地下茎」から出たものか、親株から撒かれた種子の成長したものかも知りたい・・。ひしめき合っているので、株分けした方が良いのでは?なんて思いながら見ました。

他地域では、行政機関が主導して毎年3月上旬に植え替えをしている所もあるようです。植え替えが、生育促進に繋がるのかもしれません。また、サクラソウ科の植物は、挿し穂により発根するともありました。希少種の上に、天然記念物指定されているエリアなので、簡単に手出し出来ませんが、チャンスがあれば試してみたいものです。

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4月末頃から5月頃に花が咲きます。少し分かり難いですが、右の写真をクリックして見ると、蕾の時に花柱の先端が姿を現していますので、雌性先熟ではないかと思います。

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花冠は、普通5裂しますが、変異があります。私は、5裂~10裂のものを確認しています。オシベは、花冠の裂片と同じ数になります。

花にやって来たハナアブなどを掲載します。

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管理棟に保管されている論文によると、ハナアブ以外に花粉を付けたアリも送粉者の可能性があると記載されていました。また、送粉者とは書かれていなかったと思いますが、アザミウマも花にやって来た事が書かれていました。フタリシズカの送粉者として、アザミウマが挙げられていますので、こちらも送粉者かもしれません。

サクラソウ科オカトラノオ属サワトラノオ(Lysimachia leucantha Miq.)。

2019年2月16日 (土)

ノウルシ

今日は、公園の当番でした。

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この写真は、パノラマモードで撮ってみました。葦が刈り取られて綺麗になったので、立ち寄ったという来園者の方もいました。

「植物観察には、まだ早い・・」と思われるかもしれませんが・・。

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葦の刈り取られた地面を良く見ると、ノウルシが姿を現し始めていました。

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芽が出て葉が展開し始めの頃は、このように赤色ですが・・。

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時間の経過と共に、緑色に変わって来ます。

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日当りの良い木道脇では、こんなに伸びていました。同じ園内でも、場所によってかなり違いますね。

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中には、花の咲き始めた個体もありました。

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遠目に見て黄色い花弁のようなのは、苞葉(花芽を保護する葉)です。花はとても小さく目立ちません。右の写真で、少し濃い黄色の板状の部分は、花弁ではなく腺体です。花の細かい構造は、もう少し開花が進んだ時に観察してみます。

トウダイグサ科トウダイグサ属ノウルシ(Euphorbia adenochlora C.Morren et Decne.)。

浮島ヶ原自然公園に春を告げる植物の一番手は、このノウルシです。ガイドブックに記載された花期は、3月後半から4月とありますが、少し早い春を探しに行きませんか?

2019年2月15日 (金)

季節だより観察会(2月)

もう5日過ぎてしまいましたが・・。

10日の「季節だより観察会」に参加して来ました。今年は、事情があって他の観察会にはあまり参加出来ないかもしれません。

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寒さの中、みんな熱心に観察していました。

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これは、コクサギの冬芽です。

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コクサギの果実殻です。もう種子は飛散した後のようです。ミカン科なので、葉だけでなく、枝も柑橘系の香りがします。

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タマアジサイとハナイカダの冬芽と葉痕です。帽子を被った人の顔みたいですね。葉痕には、維管束(痕)が見えています。

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これは、シルクを纏ったような、ミツマタの蕾です。付近の山林でも、所々で見る事が出来ます。

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シュンランの萼片や花弁が姿を現していました。

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もう少しすると、咲き始めると思います。

シュンランは、光合成を行って生育の養分を得ていますが、菌類からも養分を得ている部分的菌従属栄養植物です。ラン科植物は、そういう難しい生き方をしているので、身近な林に生えていても、栽培は難しい植物です。採取したりせず、菌類の充実した環境で、長生きして子孫を増やしてもらいましょう。

また、発芽にも菌類の助けを借りますが、葉が出てもすぐに光合成を行わず、ある程度の大きさになるまで、ショウガ根のような姿で地下生活を送るそうです。この他にも、同じような生き方をする野生ランがあるそうですが、そちらについてはまたの機会に・・。

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こちらは、危険植物・・ツタウルシです。皮膚の弱い人は要注意です。モジゴケの生える樹皮に、貼り付いていました。

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トラノオシダです。ソーラスを接写して見ると、袋が破れ胞子が飛散し始めているようでした。

さて、明日は公園の当番です。別のトラノオを観察して来ます。

2019年2月14日 (木)

セリバオウレン②

続きです。

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この日見た中で、一番花の多かった場所です。

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薄暗い林床に、白い花はとても目立ちます。

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萼片、花弁、葯も白いタイプです。メシベがありませんから、完全な雄花ですね。

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同じ林床でも、個体毎に変異のある花が咲くので楽しめます。

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左は、子房が膨らみ果実の形に近いので、終盤を迎えた花のようです。両性花ですが、メシベが多いので雌株でしょうか?

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どちらも雄花です。花糸が伸びた姿も、花火のようで綺麗ですね。右のように、葯が淡いピンクを帯びるものもあります。

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メシベもオシベもある両性花です。メシベの数で、雄株か雌株か区別するようです(メシベの数が10個)。雌雄同株もあるとは、考えないのでしょうか?

以前撮った写真ですが・・。

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この花には、オシベが見えません。完全な雌株のようです。でも、こういう花は稀です。

2019年2月13日 (水)

セリバオウレン①

今日は、LEDヘッドライトを点けて早朝散歩に行きました。すると、林の中に光る眼が幾対か見えました。シカです!

萌は戦闘態勢になり、手綱を持つのに大変でした。気弱ですが、雄の甲斐犬です。戦闘態勢になったら、簡単に制止出来ません。闇に光る眼を撮ろうと思ったのですが、とてもそれどころではありませんでした。朝から疲れました・・

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2回3出複葉、小葉がセリの葉のように切れ込む事から、セリバオウレンの和名が付けられました。

姿を現している花は、まだホンの少しでした。①では、花弁状の萼片が赤味を帯びた花を集めてみました。

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萼片が白い、一般的な花とは別種のようです。

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セリバオウレンは、雌雄異株です。この花には、オシベとメシベがあります。両性花ですが、メシベの数が多いので雌株のようです。

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こちらも・・。

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紫褐色の花茎・花柄が多い中で、左のような緑軸の個体もあります。メシベが多いから雌株だと思います。右は、昨年の果実のドライフラワーです。花は綺麗だし、果実も面白い形をしていて、花期・果実期ともに楽しめます。

キンポウゲ科オウレン属セリバオウレン(Coptis japonica (Thunb.) Makino  var. major (Miq.) Satake)。

2019年2月12日 (火)

ヒトツボクロ

市内の山林で見るヒトツボクロは、点在しており、出会う事は比較的稀です。この日は、林道を覚えるために新たなルートを走ってみました。そして、偶然車を止めた場所で、林床を見ると・・。

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「あっ、ヒトツボクロだ!」

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林内に入って確認すると、自生地は広範囲に渡っていました。かなりな個体数です。私が知る富士市内の自生地では、この場所が一番広範囲で密度も高いと思います。

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ヒトツボクロは、一枚葉の野生ランです。葉裏を見ると、右のような紅紫色をしています。

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左の葉は、皴が無く細長いので、若い個体でしょうか?幅広の皴がある葉は、ホテイランに似ています。中脈の白線も特徴の一つです。

右の葉の付け根を見ると、花芽らしきものが見えていました。

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接写してみました。やはり花芽のようです。

以前撮った、花茎の伸びた全体の様子を掲載します。

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訪問が遅く、子房が膨らみ始めていましたが・・。花はとても小さく地味な色をしていますので、開花時期でも見付け難い植物です。

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下向きに咲きますので、反則技で接写してみました。

果実のドライフラワーを探すと・・。

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幾つかありました。ラン科植物の果実は、葉を見なくてもそれと分かり易い気がします。また、この野生ランは、同じく一枚葉でバルブを持つコハクランのように、毎年花をつけないものもあると思っています。

葉は、一般的に濃緑色ですが、中には・・。

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こんな色の個体もあります。カラス葉とでも呼べば良いのでしょうか?

ラン科ヒトツボクロ属ヒトツボクロ(Tipularia japonica Matsum.)。

この日も、初めての場所でピンポイントで出会わせてくれた山の神様に感謝です。

2019年2月11日 (月)

カンアオイ(カントウカンアオイ)

カントウカンアオイと、オトメアオイ及びその変種のズソウカンアオイは、とても良く似ています。

山林の下草刈で、カンアオイ属の花を見付けたので観察してみました。

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これは、一般的な葉ですが、亀甲模様なども時々見る事があります。地際に花を咲かせます。変わった花でしょ?

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観察のために、花を摘んでみました。眉を顰める方もいるとは思いますが・・。花色がクリーム色のものもあり、裂片の形も個体毎に違いがあるように思います。

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筒の上部に括れがありませんから、カントウカンアオイのようです。オトメアオイは、筒上部に括れのあるのが特徴の一つです。

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横顔と花の内部を撮ってみました。内部の様子がずっと気になっていたので、今回観察してみました。

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Web図鑑を参考に、各部の名称を記入しました。

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筒内壁のこの筋も、同定ポイントになるようです。これは何のため?

この花には、芳香があります。強い芳香もカンアオイの特徴だそうです。その他に、花の大きさや、開花時期などの違い、そして葉の出現時期にも違いがあるようですが、私には分かり難いので、花筒の括れの有無と、芳香で区別しています。

ウマノスズクサ科カンアオイ属カンアオイ(Asarum nipponicum F.Maek.  var. nipponicum)。別名カントウカンアオイ。

この他に、興味深いのは、種子にエライオソーム(種沈)があるそうです。スミレやカキノハグサと同じですね。機会があったら観察してみようと思っています。

2019年2月10日 (日)

ベニバナトキワマンサクとシナマンサク

我が家には、2種類のマンサク科の木が植えてあります。

【ベニバナトキワマンサク】

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蕾が膨らみ始めました。トキワマンサク属は常緑タイプで、トキワマンサクは淡い黄色の花をつけますが、我が家のものは紅色の花をつける中国原産の変種・・ベニバナトキワマンサクです。

トキワマンサクの国内の自生地は、極限られた場所だそうです。杉野孝雄先生の「静岡県産希少植物図鑑」には、静岡県は分布の北限自生地で、湖西市に群生するとあります。調べて見ると、湖西市神座地区に「トキワマンサクの里」があります。県内に生えるものであれば、見に行きたいと思います。

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花弁の見え始めたところも、少しだけありました。

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紐/リボン状の花弁が面白い花ですね。

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果実の殻が残っていました。果皮や苞、花柄などに星状毛が確認出来ます。

マンサク科トキワマンサク属ベニバナトキワマンサク(Loropetalum chinense (R. Brown) Oliver var. rubrum Yieh)。

【シナマンサク】

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枯れ葉が、春まで落ちずに残る特徴があります。いっぺんに落ちてくれないので、掃除が大変・・。

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こちらがシナマンサクの花です。例年に比べて、今年は少し開花が遅いようですが、全体の様子を見ると、ベニバナトキワマンサクより早いと思います。

マンサク科マンサク属シナマンサク(Hamamelis mollis Oliv.)。

マンサク科の植物は、樹勢が良くマメに剪定しないと、枝が踊ったようになって困ります。

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夕方見た愛鷹連峰は、雪が降っているようでした。明日は白くなっているかな?

2019年2月 9日 (土)

真空管とスイセン

期待と心配をしていた雪は、降りませんでした。萌の喜ぶ姿を見たかったのですが・・。

最近、気が向いた時に、少しずつ倉庫の片づけをしています。懐かしいものが出て来ましたので、掲載します。

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真空管です。

オーディオのパワーアンプに使われるようですが、私はアマチュア無線のリニアアンプに使っていました。この真空管を手に入れる前は、テレビ受像機に使われていた中古の真空管を代用していました。もう、これを使う事は無いと思いますが、捨てきれずにいます。

年齢を重ねると、使わないのに捨てられないものが増えて困ります。思い切って、処分すれば良いのですが・・。

次は、庭に咲くスイセンの花を掲載します。

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幾度も登場して恐縮ですが、スイセンは花の寿命が長く、何時までも目を楽しませてくれて良いですね。

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花被片(萼片+花弁)、副花冠と、形や色に変異があって見飽きません。

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こちらは副花冠の色が違いますが、同じ花茎に咲いていました。

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標準タイプに近いニホンズ(ス)イセンです。

写真を撮っていて思ったのですが、子房の膨らんだものを見た記憶がありません。これも、ヒガンバナと同じく3倍体なのかと思って調べてみると、自家受粉しない性質(自家不稔性)の上に、中には3倍体(奇数倍体)のものもあるようです。今年は、子房の膨らんだものを見付けて、種子を観察しようと思います。

2019年2月 8日 (金)

磯打投網

私が投網を教わったのは、今は亡き義父からです。投げ方が一向に上達しない私に、自分で修復出来るようにと言って、編み方も教えてくれました。

先日、義母の様子を見に行った時、義父の使っていた編針と大量のナイロンテグスが出て来ました。

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こちらが、その編針です。これを作るのがまた一苦労で、堅く腰のある竹ほど、製作途中で割れやすいのです。完成間際に、割れてしまった事が幾度もあります。

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左は、私が作った編針と網目の大きさを決めるゲージです。高知県の仁淀川流域で活躍されていたお爺さんから頂いた、囲炉裏の棚に使ってあった竹で作りました。家を解体する時、もう手に入らないだろうと言って、富士にお住いの親戚経由で私の手元に届きました。叩くと、普通の竹と違う高い音がしました。

右は、金属針と半田で作られた編針と、ステンレスのゲージです。アユの玉網を修復するのに使われていたそうです。その方の息子さんから、使ってほしいと託されました。

今では、投網を含めて編む人が殆どいなくなってしまったと思います。3人の先輩の思いを、重く受け止めなければいけませんね。でも、私にはこの技術を託す相手がいません。

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竹製の編針は、市販のプラ製とは比較にならない腰の強さがあり、網目をすり抜けるバネがあります。

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こちらは、私が最初に編んだオール手すきの投網です。投網は裾に獲物の入る袋部を付けます。その袋部の糸吊りと錘付けは、「これを見本にすれば、自分でも出来るから」と言って、義父がやってくれました。

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錘は鉛製で、鎖タイプや底の状態によって、舟形を使う事もあります。川打ちの網は錘の重さで呼び、磯打の網は目の大きさで呼ぶ事が多いそうです。

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こちらは、網かけでとん挫していたものです。編針とテグスの出現は、義父のメッセージかも知れません。ほぼ袋の位置まで出来ていますので、頑張って完成させようと思っています。

雪を纏った富士山を模して、上部は透明テグスで下部は青いテグスを使っています。

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ナイロンテグスの手すき網は、機械網やスガ糸の網と違い二重に結ぶので、目ずれし難く修復も楽です。右は増やし目の様子です。網の大きさと裾の広がり具合を見ながら、増やし目の位置を決めて行きます。

今日は、昨日よりずっと冷え込んでいます。明日は、予報通り雪でしょうか?

15時頃から用事がありますので、早めのアップです。

2019年2月 7日 (木)

屋外の多肉植物と挿木の河津桜

今日も暖かな一日でした。屋外作業でも汗をかきました。

山間の地でも、屋外で越冬する多肉植物があります。近くで見た、多肉植物を集めてみました。

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この不気味なものは何でしょう?

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正解は、マツバギクの葉です。茎は木質化しますが、葉は多肉質です。

マツバギクとマツバボタン、紛らわしいですね。良く見ると葉も違いますが、ボタンに似た花をつけるのがマツバボタンで、キクに似た花をつけるのがマツバギクです。Web写真では、混同されているものも見受けられます。

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こちらは、最近彼方此方で目にするタイトゴメの仲間です。タイトゴメは、海岸近くに生えますので、こちらは同じくベンケイソウ科マンネングサ属のオカタイトゴメでしょうか?

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左は、園芸植物として石垣などに植えられているけど、正確な名前が分かりません。マンネングサ属(セダム属)だと思います。ツルマンネングサでしょうか?

右は、マルバマンネングサの冬葉だと思います。

マンネングサ属は、いろいろな種類があり、図鑑を見ても区別が良く分かりません。水窪方面や静岡市の奥地でも何種類か見かけました。また探索に出かけてみようと思っています。

上の写真を撮っていたら、足元に咲くピンクの花が目に入りました。

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「あっ、カワヅザクラだ!」

良く見ると、剪定枝の崩れ止めに挿しておいた枝が、根付いたようです。挿木にすれば、こんなに小さくても花が咲きます。今年、もっと挿して増やしてみよう!

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蕾も膨らんでいました。

再生畑②の笹刈は、まだ残っていますが、ある程度メドが立ってきました。面積がありますので、野菜だけでなくいろいろ植えてみようと考えています。挿木して増殖するスペースも検討しよう!

2019年2月 6日 (水)

小潤井川の野鳥

小潤井川で見た野鳥の続きです。

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珍しくカルガモが泳いでいました。長閑な風景ですね。オシドリ夫婦のように見えました。右が雄?

ここで出会った人の話では、以前オシドリがやって来たそうです。富士市内で出会えたらとても嬉しい!

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高倍率のコンデジで撮ってみました。左の写真で上が雄、下が雌でしょうか?

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暫く餌取をしていましたが、次の場所へ移動して行きました。

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野鳥の写真は、背景も考えなければいけないようですね。野鳥撮影の初心者には、難しいです。

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最近、何処でも見かけるオオバンです。赤い目がちょっと不気味・・。

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浅瀬に上がって来ました。細い脛から想像し難いような足です。

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こちらは、バンです。この日見たのは、一羽だけでした。

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ハクセキレイは、ここの常連です。

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水面すれすれに飛んでいました。

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ムクドリもいました。

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鳥の飛ぶ姿は、格好が良いですね。

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最後は、ハシブトガラスです。黒い鳥は、思い切って真っ黒に取った方が良い!なんて・・。

今日は、萌の早朝散歩が終った頃から、雨が降って来ました。仕方ないので、内職の資料集めとPCで書き物をしました。歳のせいか、段々、事務仕事が面倒になって来ました。

2019年2月 5日 (火)

再生畑①(野菜エリア)

再生畑①の様子を見に行って来ました。

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エンドウマメとソラマメです。今のところ無事ですが、週末の寒波が心配です。

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エンドウマメの花が、数輪だけ咲いていました。早過ぎないだろうか?

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ソラマメの花も・・。

遅れて種蒔きすると、その分だけ収穫が遅くなるものと、あまり成長しなくても、時期が来ると花の咲いてしまうものがあります。ソラマメは、収穫のタイミングを逃せない野菜なので、収穫時期をずらすように出来れば良いのですが、この野菜はそれが難しいようです。

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チンゲンサイとコウサイタイ(紅菜苔)です。チンゲンサイは、今回初めて直播ではなくポット発芽させ、植え替えました。コウサイタイは、昨年の零れ種で発芽したものです。山間地には、中国野菜が向いているようです。

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コウサイタイの花です。伊豆地方で菜の花の開花が伝えられていましたが、富士市でも彼方此方で菜の花が咲いています。

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スティックタイプのブロッコリーは、幾度か収穫が出来ます。害虫に強いブロッコリーとカリフラワーは、露出栽培して、害虫に弱いキャベツとハクサイは、防虫ネット内で栽培しました。防虫ネット内でも害虫は入りますが、露出栽培のように穴だらけになる事はありません。

右は、家族の希望で植えたパセリです。これで、ポット二つ分です。

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初めて栽培したカリフラワーの仲間です。一緒に植えても、普通のカリフラワーより、かなり収穫が遅れます。面白い形でしょ?

ところで・・。

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富士市某所のヒノキ林で見付けたこの葉・・もしかしたら、イチヨウランではないでしょうか?ヒノキの葉と比べて分かるように、まだとても小さく、気付いた事が奇跡的です。

少し前の記事に、同じく富士市内のヒノキ林に生えるイチヨウランを掲載しました。その場所に生えるのも不思議ですが、このイチヨウランの種子は何処から飛んで来たのでしょう?もしかしたら、今年調査目標にしている峰に、親株が潜んでいるのかも?

2019年2月 4日 (月)

ダイサギ

下界に降りた時、小潤井川を覗いて来ました。

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あまりに川の水が少ないので、引き潮かと思いました。散歩中の方の話では、このところ水が少なく、何時もこのような状態だそうです。

そういえば、愛鷹山の渓でも、普段水のあったところが干上がっていました。安倍川下流も水枯れしているようだし、人間だけでなく魚も水鳥も大変ですね。

ダイサギがいたので撮ってみました。

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素人には、白い鳥は撮り難い・・。

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小さな魚をくわえて、丸呑みしていました。かなり大きな魚も丸呑みするそうです。曲がった喉に痞えないのだろうか?

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コンデジ光学ズーム60倍・・後に泳いでいるのは、最近見かける事の少なくなったカルガモです。減ってしまった原因は何でしょう?

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暫く眺めていると、別の場所に移動していきました。右はハシブトガラスです。白い鳥も黒い鳥も、上手く撮れません・・

この日出会った野鳥は、ダイサギ、カルガモ、バン、オオバン、ムクドリ、ハシブトガラス、ハクセキレイです。いずれにしても、例年よりずっと数が少ないと思います。

今日は、夕方用事があるため早めのアップです。

2019年2月 3日 (日)

春を告げる植物(続き)

今日は、早朝(4時頃)から不法投棄監視パトロールの報告書を作成してメールしました。二足の草鞋を履いていた時と違い、最近は早寝早起きの生活になりました。

一昨日の続きです。

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前記事の時は、蕾の状態だったフクジュソウが開き始めました。この後は、「日の光が当たると開き、陰ると閉じる」動作を繰り返します。花の寿命は、長い方だと思います。

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こちらは、裏庭植物園に生えるフキノトウです。再生畑の方が、ずっと早く姿を現していました。フキは、雌雄異株です。もう少し経つと、雄花か雌花か観察出来ます。

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アセビの蕾も、花弁が姿を現し始めていました。

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淡いピンクの花が咲くタイプと白花のタイプです。アセビは、シカの食害に遭わないので、再生畑の周囲に植えようかな・・。

次は、カワヅザクラです。

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かなり早い時期に、フライング開花した枝以外でも、蕾が膨らみ始めました。開花し始めたところもあります。

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コハコベとホトケノザの花です。この時期は、除去対象植物の花も嬉しいものです。

少し前に、新聞に投稿したある植物の事について、問い合わせがありました。希少種ですので、場所を尋ねられたら情報拡散防止のために断ろうと思っていました。でも、興味を持って記事を見て頂いたので、話だけでも聞こうと考えました。すると、私の想像した以外の目的を持たれていたのです。詳細は書けませんが、その目的に納得し、花期に案内する事にしました。

希少種について問われると、花の観察か園芸採取目的で、自生地情報を得るためだろうと思ってしまいます。植物の保護は大切ですが、その方にとってはもっと大切な事があったのです。

2019年2月 2日 (土)

家の周りのコケ植物

一昨日の雨で、昨日はコケ植物がとても綺麗でした。標本用に採取して来たものも含めて、家の周りで撮った写真を集めてみました。例によって、名前は殆ど分かりません。

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スギゴケの仲間だと思います。葉縁に鋸歯があります。

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こちらは、タマゴケだと思います。とても綺麗なコケです。

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こちらは、クサリゴケの仲間でしょうか?

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スナゴケの仲間とハイゴケだと思います。スナゴケにもいろいろな種類があるようです。

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ミズゴケとチョウチンゴケの仲間。

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ヒナノハイゴケとタチヒダゴケだと思います。

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こちらのコケも変わっています。右には、カビゴケが生えたのでしょうか?

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左は、数年前に採取して来た標本の生き残りです。右は、裏庭の木に着生していました。

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左はとても小さなコケですが、綺麗な色をしていました。右のコケには、花が咲いたような蒴が見えます。

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左はギンゴケだと思いますが、右もそうかな?ちょっと感じが違って見えます。

図鑑を見ても、別科に似たものがあり迷うばかりです。見た目の姿だけでは、確信を持つ事の出来ない植物のようです。神様は、どうしてこんな紛らわしい植物を作られたのでしょう?

2019年2月 1日 (金)

春を告げる植物

あっという間に、2月になりました。

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昨日は、夜も雨が降っていましたが、今日は良い天気でした。富士山は裾まで白くなり、愛鷹連峰(越前岳、呼子岳、大岳など)も、雪を纏っていました。

家の周りで、一足早く春を告げる植物を撮ってみました。

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シナマンサクの花が、咲き始めました!前年の葉が、開花時期まで残っている事もシナマンサクの特徴だそうです。

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紐のような花弁が姿を現しています。花には芳香があるそうですが、まだ嗅いだ事はありません。

庭の片隅では・・。

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フクジュソウの黄色い蕾が、頭を出していました。この植物は、毘沙門天のお祭りで買って来たものだと記憶しています。以来、数十年我が家の庭で頑張っています。

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数日前に撮ったものですが、庭のウメも咲き始めました。

今冬は、例年に比べて暖かだと思います。でも、4月頃に雪が降った事もありますので、まだまだ安心出来ません。

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夕焼けに染まる富士山です。明日は、天気が良いようです。

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