キヅタ
スギやヒノキの林で、幹に貼り付いたキヅタ(フユヅタ)を良く見かけます。
未熟な(緑色の)内は、果実が細長いのでしょうか?
調べてみると、これはキヅタツボミフクレフシという中癭(ちゅうえい)/虫こぶで、キヅタツボミタマバエによるものだそうです。寄生された果実は黒くならず緑のままなので、野鳥の食害に遭わずに済むようです。面白いですね。
蓋付の容器のような果実です。暗紫色の丸い部分は花盤で、蓋の摘みのような部分は、花柱です。
葉の形が場所によって様々です。初めて見た時は、別種かと思いましたが、蔓を辿って見ると一緒でした。
ヒノキの幹に這い登る数本のツタは、所々で融着しています。右は気根を撮ってみました。凄いでしょ?ヒノキのために、早急に除去しなくては!
ウコギ科キヅタ属キヅタ(Hedera rhombea (Miq.) Bean)。別名は、フユヅタ。また、園芸種として、斑入り葉などのセイヨウキヅタ(Hedera helix L.)もあります。別名は、アイビー。セイヨウキヅタの若い葉柄や葉裏には長く白い毛が生えています。
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