国立科学博物館①
田舎者は、家族の有給消化に付き合い、電車に乗って上野へ行って来ました。都会は疲れます。
目的地は、国立科学博物館です。昨年は筑波実験植物園へ行きましたので、何時かこちらにも行きたいと思っていました。
こんなミニ展示がありました。パンフレットは、国立科学博物館のホームページの展示→特別展・企画展からダウンロードできますが、プラウザがInternet Explorerだと途中で止まってしまいます。原因は分かりません。
とても小さな展示コーナーですが、一般の人には、ここでしか見る事の出来ないものが展示されています。右の標本瓶に入っているのは、2018年に「世界の新種トップ10」に選ばれたオモトソウです。
こちらがWeb資料をコピーしたオモトソウの花と、展示ブースにあった図解の原画です。細かく書くものですね。私にはとても無理!
オモトソウは、ホンゴウソウの仲間で、とても良く似ていますが、雄花の先端にある球状の突起がホンゴウソウが3個なのに対して、オモトソウは6個あるそうです。老眼では見るのも辛いようなとても小さな花です。良く気付いたものだと感心しました。さすが研究者は違いますね。
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属オモトソウ(Sciaphila sugimotoi Suetsugu & T. Nishioka)。
この植物と出会ったのは、2014年の9月末頃でした。スギの枝を除けると、上のような見慣れない植物が姿を現しました。
周辺を探すと、数個体見付ける事が出来ました。右後ろに見える緑の葉は、ヤクシマヒメアリドオシランです。爪楊枝と背比べするほど小さい上に、スギ・ヒノキの林床でこの色ですから見付けるのも大変です。
こちらは、もう少し離れたところで、2016年に見つけました。
野イチゴの果実のようでしょ?こちらが雌花です。
上手く撮れませんでしたが、先端部にあるのが雄花です。
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属ホンゴウソウ(Sciaphila nana Blume)。
« 多肉植物 | トップページ | 国立科学博物館② »
「腐生植物」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
- ヤツシロラン類根状器官の様子(2020.10.04)
- 散歩道のクロヤツシロラン(2020.10.03)
「呟き日記」カテゴリの記事
- 今後の事(2021.03.05)
- 新たなブログ開設(2020.12.31)
- 不法投棄監視パトロールついでの自然観察(2020.11.11)
- プチ探索(富士宮市)(2020.10.01)
- 義母の家のセイヨウサクラソウ(2020.02.09)
« 多肉植物 | トップページ | 国立科学博物館② »
コメント