種子いろいろ
再生畑の野菜栽培で、いろいろな種を手に取る機会が多くなりました。植物は、花形も様々ですが、種子の形状にも其々に違いがあります。今日は、身近なところに生える植物の種子を観察してみました。
薄く平たい種子が重なって入っているのは、コバノギボウシです。風で飛ばされ易い様に平たく出来ているのでしょうか?
こちらは、タイワンホトトギスの果実のドライフラワーです。写真は横向きにしてありますが、果皮の先端部が裂け、風に飛ばされて種子が飛散する構造です。一気に零れ落ちないようになっていて、ユリなどと似ていますね。
中には、赤茶色の種子がまだ残っていました。
果皮に裂け目が見えているのは、ハゼランの果実です。もう少しで種子が零れ落ちると思います。
果実を指でつぶすと、黒い種子が姿を現しました。
こちらはタネツケバナの果実です。小さいですが、同じアブラナ科のアブラナやキャベツの果実に似ています。
こちらが、タネツケバナの種子です。発芽率は良いようで、除草しても次々と生えて来ます。
こちらが種子です。発芽率は良いですが、そのままで置くと開花株まで育つのはそれほど多くありません。
羽を摘まんで引き裂いて見ると、小さな種子がびっしり詰まっていました。
蒔いてみた事はありませんが、種子の数からするとそれほど発芽率は高くないように思います。シュウカイドウは、葉腋にムカゴを付けそれでも増えます。ムカゴは親株の近くに子孫を残し、種子は離れたところに子孫を残すのかな?
種子を見比べ、形状の違いの意味や、子孫を残すための戦略を想像するのも楽しいものです。
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