縁起物の赤い実
ネタ切れなので、以前掲載した記事のリニューアル登場です。一年もあっという間で、間もなくお正月がやって来ます。そこで、縁起物とされている赤い果実の内で、「両」の付くものを集めてみました。
【一両:アリドオシ】
アカネ科アリドオシ属には、いろいろな種類があります。写真は、鎮守の森に生えるホソバオオアリドオシ(ホソバニセジュズネノキ)です。お金が「有り通し」・・お金に困らないという事ですね。
こちらは、アカネ科ツルアリドオシ属ツルアリドオシです。属は違いますが、同じく有り通しと言い事で掲載しました。
【十両:ヤブコウジ】
萌の散歩道でも、時々見かけるヤブコウジです。サクラソウ科ヤブコウジ属。
リンゴのような果実ですね。実付きの良い所と、全然生っていない所があります。花が咲かないのか、ポリネーターがいないのか分かりませんが・・。
【百両:カラタチバナ】
サクラソウ科ヤブコウジ属。写真は赤色ですが、白い果実のものもあります。
センリョウ科センリョウ属。標準和名のまま、お目出たいですね。
果実の色は、このような朱色のものもあります。
【万両:マンリョウ】
サクラソウ科ヤブコウジ属。野鳥が運んだ種で、家の周りだけでなく、近くの山林でも見る事が出来ます。こちらも、お目出たい標準和名ですね。白色の果実をつけるものもあります。
ミカン科ミヤマシキミ属。ミヤマシキミが母種でツルシキミは変種です。マンリョウの果実よりも大きい事から、億両とされたそうです。
こちらは隣県で撮りました。ミヤマシキミとツルシキミの違いがはっきりとは分かりませんが、生えている様子からツルシキミだと思います。
千両、万両は、幼い頃から知っていましたが、一両、十両、百両、億両は、植物観察をするようになってから知りました。縁起物は、こじつけばかりですが、プラス思考の表れで良いと思います。
米の相場で換算すると、一両が75,000円くらいだそうです。アリドオシが75,000円で、ミヤマシキミは、75,000億円/7.5兆円・・玄関飾りは、ヤブコウジくらいにしておくかな・・。
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