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2018年11月

2018年11月30日 (金)

ロウバイ開花

ロウバイの花が咲きそうだと書いたばかりですが、今日見たら数輪咲いていました!

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我が家に来たばかりの頃は、とてもか細い株でしたが、数十年の時を経て大株になりました。

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蕾は、葉腋に一つずつつきます。

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蝋細工のような半透明の花弁が印象的な花です。

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横顔・・。この花の魅力は、何と言っても辺りに漂う芳香です。

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ズームしてみました。中心部の花弁に色の無いソシンロウバイです。

蝋梅・・梅の字が使われていますが、ウメはバラ科サクラ属、ロウバイはロウバイ科ロウバイ属になります。

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樹皮は、古くなると右のように縦の筋が多くなります。ひこばえが出やすい植物です。

ロウバイ科ロウバイ属ソシンロウバイ(Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Makino)。

今日は、月一度の会合がありますので、少し早めのアップです。一ヶ月が、あっという間です。

2018年11月29日 (木)

庭の植物

昨晩は、予報通り雨が降りました。

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昨日の早朝撮った富士山です。この後笠雲は消えましたが、また姿を現していました。笠雲の予報も、当たっていました。

このところ山歩きしていないので、ネタ切れ気味です。仕方ないので、庭の植物観察です。

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再生畑に生えていたノブドウの太い蔓を切断して、持ち帰ってから数ヶ月が経ちました。

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盆栽の棚に立てかけておいたところ、地面に接している部分から発根し、葉が出て来ました。強い植物ですね。

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前記事のヤシャビシャク以上に、葉の変異が大きい植物です。左右を見比べると、全く別の植物のようでしょ?根を傷めないように掘って、鉢上げしようと思っています。

次は、樹木の蕾です。

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シナマンサクだと思いますが、蕾がついていました。この植物は、ブナやカシワなどと同じように一気に落葉しません。多くの葉は、来春の開花頃まで残っています。少しずつ落ちるので、掃除が面倒です。

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アセビも沢山の蕾をつけています。萼に赤味が無いのは、白い花の咲くタイプだと思います。

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左はヒュウガミズキの蕾、右は来月頃咲き始めるロウバイの蕾です。ロウバイの花の香りが漂う頃になると、萌の早朝散歩が辛くなります。

このところ、イノシシやシカが頻繁に出没しているようです。再生畑①では、電気柵のワイヤーに何者かが引っ掛かっり、支柱が傾いていました。普通は感電して逃げるのですが、何かに驚き電気柵側へ突進したものだと思います。電気柵も万能ではありませんが、無ければ完全に野生動物の餌場になってしまいます。

2018年11月28日 (水)

ヤシャビシャク

2014年の秋に種を蒔き、実生発芽させたヤシャビシャクの果実を撮ってみました。

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果実は、柔らかな毛に守られています。

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こちらは、毛や果皮が変色し始めています。完熟に近いようです。切って見ると、とても良い香りがして、中に多数の種子が入っています。

ところで・・。

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左右の葉を比べてみてください。別種のようでしょ?

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切れ込みの深さや数、先端の尖り具合も違います。

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こちらも・・。

富士山でこの植物を観察し始めた頃は、倒木や樹下でこれと同じような葉の植物を見て、感じは似ているけどヤシャビシャクでは無いと思っていました。

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樹上で良く見かけるのは、このような葉です。上の葉に比べると、切れ込みがずっと浅く、葉表に艶があります。

写真は全て同じ年に実生発芽させた個体です。でも、切れ込みの深い葉も、やがて下のような葉になって来ると思います。発芽からの経過(生育)年数だけでなく、個体毎の成長の違いによっても差が出て来るようです。

年数が経って、葉が丸みを帯びるのはヒイラギなんかと同じですね。

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実生発芽したばかりの時は、二枚の子葉(双葉)ですが、やがてカエデ属のような本葉が出て来ます。

ついでに・・。

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花を掲載します。薄緑白色の花ですが、樹上でも意外と目につきます。

スグリ科スグリ属ヤシャビシャク(Ribes ambiguum Maxim.)。エングラー体系ではユキノシタ科とされていましたが、クロンキストとAPG体系ではスグリ科に分類されています。

2018年11月27日 (火)

カヤランとクモラン

町内で確認した着生ランは、カヤラン、クモラン、ヨウラクラン、そしてムギランがあります。鎮守の森をはじめ、町内の家の庭木などにも着生しています。その内、カヤランとクモランを撮ってみました。

【カヤラン】

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今にも落ちそうな感じでぶら下がっていますが、見た目よりもしっかり根が絡みついています。カヤランの果実はまだ緑色ですが、片や来春のための蕾を持っています。

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ラン科植物は、種子に発芽の養分を持たず菌類の力を借りて発芽するそうです。それなのに、こんな場所で発芽するのが不思議です。もっと、苔むす樹皮なら可能性も高いと思いますが・・。

ラン科カヤラン属カヤラン(Thrixspermum japonicum (Miq.) Rchb.f.)。

【クモラン】

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町内では、クモランは見られないだろうと思っていたら、我が家の針葉樹の寄せ植えに着生していました。その後、別の家のウメの木でも着生を確認しています。

葉が無く、緑色の根で光合成を行っています。変わり者でしょ?

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花は直ぐに萎んでしまいますが、結実率は高いようです。自家受粉するのかも?

ラン科クモラン属クモラン(Taeniophyllum glandulosum Blume)。

ついでに・・。

【ツルウメモドキ】

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庭先に生えて来たツルウメモドキを、鉢上げして数年・・やっと花が咲くようになりました。雌雄異株ですから、これは運良く雌木でした。3裂した黄色い果皮と橙赤色の仮種皮に覆われた種子の組み合わせは、とても綺麗です。

ツルウメモドキは、葉裏の脈上の毛や突起で、別種や変種が登録されているそうです。今後は、葉裏も確認しなくては・・。

ニシキギ科ツルウメモドキ属ツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus Thunb. var.orbiculatus)。

2018年11月26日 (月)

石津浜広場(焼津市)

焼津市にある石津浜広場から見た景色を撮ってみました。

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駐車場から少し歩いて階段を上ると、こんな絶景が見えて来ました。

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富士山に向かって左手と右手。砂丘で見るような、細かい砂が敷き詰められていました。

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かなり広大な面積です。中途半端でなくて、とても素晴らしいと思います。

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富士山をズームしてみました。遠くで見る富士山の方が雄大に感じます。

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細かい砂の敷き詰められた広場から少し海に近づくと、ハマゴウの群生する砂浜が見えて来ます。彼方に見えるのは、南アルプスの山々です。

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砂浜から見た富士山方面。三保の海岸から見る富士山より、こちらの方が良いと思います。

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上の場所から右手を向くと、伊豆の山々が見えています。

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更に進んで、波打ち際まで行ってみました。

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打ち寄せる波を見ていると、義父に教わった磯網(磯打投網)を思い出します。そういえば、磯網も釣りもかなりご無沙汰です。来年は再開しようかな・・。

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津波避難用の展望台に上ってみました。避難時の安全を考慮して、階段のステップは普通のものより低く作られていました。

富士山方向から、振り返って焼津市街を望むと・・。

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「あれは、もしかしたら!」

若かりし頃、あの建物の新築工事に電気設備工事の事務所スタッフとして参加しました。

当時、周囲は田圃ばかりで現在の姿が想像も出来ませんでした。敷地の中央には水路があって、みんなで掃除をしていると、沢山のナマズが捕まりました。また、近くの小川にはとても大きな貝(ドブガイ?)が棲んでいました。誰かが捕まえて来てストーブの上で焼きましたが、身が締まって強くて食べられませんでした。仕事はとても大変でしたが、楽しい思い出が沢山あります。

2018年11月25日 (日)

海岸に生える植物(焼津市)

海岸の植物観察・・続きです。

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これは、ハマヒルガオです。ハマゴウの群落の中に、沢山生えていました。富士市の海岸では、砂に埋まって(埋められて?)減ってしまったように思います。

ヒルガオ科ヒルガオ属ハマヒルガオ(Calystegia soldanella (L.) R.Br.)。

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こちらは、コウボウムギかコウボウシバか?この写真では分かり難いですが、葉の縁に鋭い鋸歯がありましたので、コウボウムギだと思います。花期、果実期に見たいものです。

カヤツリグサ科スゲ属コウボウムギ(Carex kobomugi Ohwi)。

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イネ科の植物・・ケカモノハシかオニシバか?草丈からすると、ケカモノハシのようですが・・。

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果穂を撮ってみました。葉にも果穂にも毛が生えていますので、ケカモノハシだと思います。

イネ科カモノハシ属ケカモノハシ(Ischaemum anthephoroides (Steud.) Miq.)。

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ハマボウフウの花が咲いていました。通常の花期は6~7月なので、本来なら果実期ですが・・。同じくセリ科のアシタバも、果実期に花の咲いている個体を見る事があります。いい加減な奴らですね。

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「花茎、花柄は白色の毛で覆われる」とあります。毛が見えるでしょうか?

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花と果実を接写してみました。ハマボウフウは、食用や薬用になるそうです。アシタバと同じですね。

セリ科ハマボウフウ属ハマボウフウ(Glehnia littoralis F.Schmidt ex Miq.)。

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こちらは、ハマエンドウです。茎や葉、萼に軟毛のあるものは、ケハマエンドウとして品種登録されているそうです。

マメ科レンリソウ属ハマエンドウ(Lathyrus japonicus Willd.)。

最後に・・。

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オナモミかオオオナモミか?もしかしたらオナモミかと思い、痩果を採取して来ました。

痩果の棘が、オオオナモミに比べてオナモミの方が少ないそうです。でも、同じ木から採ったオオオナモミの痩果を見比べると、明らかに棘の少ないものもありますので、素人鑑定からは除外です。

家のオオオナモミの痩果と比較して見ると、こちらの方が大きい!Web図鑑で調べると、オオオナモミより大きい痩果をつけるイガオナモミというものが、海岸近くの荒れ地で見られるとあります。もしかしたらこれはイガオナモミかも?来年再調査です。

植物の名前が間違っていたら、教えてください。

2018年11月24日 (土)

ハマゴウ(焼津市)

山間部に住んでいると、海岸に生える植物を見る機会が少ないので、用事で行った焼津市石津浜で少し観察して来ました。一番手のハマゴウから・・。

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一面、ハマゴウの大群落です。

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果実期ですが、運良く残り花がありました。

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残り花と果実です。花期に見る花の見事さが、右の果実から連想されます。

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こちらにも残り花がありました。果実はとても固く、指で潰そうと思っても簡単には潰れません。

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落下した果実が、浜風で溜まっていました。果実は水に浮き、大波が来ると何処かの海岸へ運ばれていくようです。

シソ科ハマゴウ属ハマゴウ(Vitex rotundifolia L.f.)。

ところで、静岡市や沼津市の海岸で見たハマゴウは、アメリカネナシカズラが不気味なくらい寄生していました。

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以前、静岡市で撮ったアメリカネナシカズラです。ラーメンをこぼしたような感じで不気味でしょ?

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こんな花が咲いていました。

県内の海岸には、ハマネナシカズラも分布しているそうで、杉野孝雄先生の「静岡の植物図鑑」に掲載されています。写真の植物は、黄色が強い事とオシベが花冠から突き出ている事などからアメリカネナシカズラだと思います。

静岡市や沼津市であれほど沢山見られたのに、ここでは今日歩いた範囲で見る事は出来ませんでした。一年草ですから、種子が出来なければ絶えてしまいます。姿が見えない方が安心ですが、ここで見られないのはどうしてだろう?

ヒルガオ科ネナシカズラ属アメリカネナシカズラ(Cuscuta campestris Yuncker)。

2018年11月23日 (金)

富士吉田市で出会った植物

山歩きではなく、平地や施設内で出会った植物(植栽も含む)です。

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ソヨゴの果実が生っていました。

以前も書きましたが、山梨県や静岡県の中西部では良く出会いますが、東部や伊豆で見かける事は稀です。雌雄異株ですから、この木は雌木です。

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落葉したケヤキに寄生しているのは、ヤドリギです。薄黄色の果実が生っていました。橙赤色の実をつけるアカミノヤドリギは、富士山麓で出会う事があります。こちらも雌雄異株ですので、雌木になります。

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懐かしいハマナスと出会いました。右はその果実です。我が家の庭にも植えてありましたが、いつの間にか枯れてしまいました。

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愛鷹山系や富士山で見る大型のササを「クマザサ」と呼んでいました。地域でもそう呼んでいる人が、多いと思います。ところが、「静岡県にクマザサは自生しない」と、前ブログのコメントで教えて頂きました。

クマザサの和名は、葉に隈取がある事から名付けられたそうです。でも、地域で見るスズタケにも隈取が見られます。図鑑の解説によると、「クマザサも新葉には隈取が無く、葉が越冬する時に縁が枯れて隈取になる」とあります。紛らわしいですね。別の名前の方が良かったのでは?大型のササ類を総称してクマザサと呼ぶ事もあるそうです。

写真のササは、表示札に「クマザサ」と記されていました。隈取以外の判別ポイントはどんなところでしょう?

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静岡県では、カエデ属の落葉したところが多いので、山梨県ではもう見られないと思っていたのですが、まだ葉の残っている木がありました。これは、葉の縁が重鋸歯ですから、イロハモミジのようです。

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こちらのカエデ属は既に落葉していましたが、ヤママユの繭がぶら下がっていました。天蚕(テンサン)と呼ばれ、安曇野市にはこれを養殖している所がありました。

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シダ植物・・イワオモダカにクジャクシダです。山梨県では、今年の春にもイワオモダカに出会いました。富士市では、一ヶ所だけの記録があります。園芸用に採取され、各地で数を減らしているそうです。

そして・・。

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家族が見つけたこの果実、何だろう?

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接写してみました。茎がやけに長いけど、どうもマイヅルソウの果実に似ています。茎や果柄に毛がありますから、ヒメマイヅルソウの果実ではないでしょうか?

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イチイも赤い果実をつけていました。雌雄異株(稀に雌雄同株)とあります。イチイの果実は食用になるそうですが、果肉以外はアルカロイドを含んでいるそうです。種子を飲み込まないように気をつけて食べた事があります。結構美味しかったです。

今日は、ウィルスバスターをインストールしました。我が家には複数台のパソコンがありますので、アップデートしないで、毎年一年版(3台分)を買ってインストールしています。その方が安上がりなので・・。

2018年11月22日 (木)

森の中の水族館②

続きです。

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淡水魚専用水族館で、一番気になったのはサケ科の魚の水槽でした。

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左写真の右水槽には、アマゴやヤマメ、ヤマトイワナにニッコウイワナが泳いでいました。

メインの水槽は、数が多すぎるせいか、尾鰭などの傷んだものが多かったです。特徴をじっくり観察出来る魚種毎の水槽があると嬉しいのですが・・。

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屋外へ通じる池には、ニジマスやチョウザメが姿を現していました。いろいろな工夫がされている水族館です。

そして・・。

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こちらは、キングサーモン(マスノスケ)とニジマスを交配して作出され、「富士の介」と命名された新種の魚で、丈夫な上に美味しいそうです。

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左は、ニジマスです。静岡県富士宮市には、豊富な湧水を利用した養鱒場があります。

右は、ヤマメとアマゴの水槽です。飼育員さんが餌やりをしていたため、興奮状態で動きが早く、ピンボケばかりでした

ヤマメとアマゴの区別点は、小さな朱点のあるのがアマゴ、無いのがヤマメです。アマゴはサツキマスの陸封型で、ヤマメはサクラマスの陸封型です。静岡県では、一部の川を除きアマゴが生息しています。

元渓流釣り師は、アマゴよりヤマメの方が少し釣り難いと感じています。

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メインの水槽には、カワマス、オショロコマ、ブラウントラウト、イトウ、ニジマスなどが泳いでいるそうです。

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左はヒメマスでしょうか?山梨県では西湖や本栖湖に放流されていると聞きました。富士五湖は、ブラックバスも放流されており、ちょっと複雑な気分です。

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こちらは、体色からブラウントラウトかと思ったのですが、背びれの模様がカワマスのように見えます。ご存知の方教えてください。

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ヤマメの部位の解説図です。

サケ科の魚には、脂鰭があります。アユもサケ科の魚ですから、脂鰭があります。パーマークは幼魚斑で、サケなどの稚魚にもありますが、大人になると消えて行きます。でも、ヤマメやアマゴは幼魚の姿のまま陸封されたため成魚になってもパーマークが残っています。

ただ、ダム湖などに住む魚は、パーマークが消えているものも見かける事があります。また、アマゴは渓流魚ですが、富士川の河口付近で釣れることもあり(増水で流されてきた魚が棲みついていると思われます)、本来白身の魚ですがこちらはサケに似た身の色をしている場合があります。

昔通った渓流に行く事は、もう簡単には出来ませんが、歩ける内に懐かしい渓を再訪してみたいと思っています。相棒は元気だろうか?

2018年11月21日 (水)

森の中の水族館①

家族の希望で、山梨県立富士湧水の里水族館へ行って来ました。誘いに乗ったのは、淡水魚専門水族館だったからです。海水魚の水族館なら静岡県にもあるので・・。

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淡水魚専門の水族館は、ずっと昔、北海道で「山の水族館」へ行った時以来です。初めてイトウを見て感激しました。

水族館ですからストロボが使えませんので、ピンボケ写真ばかりでした

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富士市には、外来種のタイリクバラタナゴの生息する池がありますが、これは在来種のヤリタナゴで静岡県西部に生息しています。環境省で準絶滅危惧(NT)、静岡県では絶滅危惧種ⅠA類(CR)に指定されています。

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カジカです。渓流釣りをしていた頃、幾度か釣り上げた事があります。とても愛嬌があって見飽きません。

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ヌマチチブとドンコだと思います。同じハゼの仲間ですが、カジカの方が可愛い・・。

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左は、ギギです。ナマズの仲間で、「ギーギー」と音を出すので、この名が付いたそうです。

右は、コンジンテナガエビで、日本では屋久島以南に生息すると書かれていました。ハサミを含めると30cmを超える事もある大形のエビです。県内に生息するテナガエビはとても美味しいけど、これはどうだろう?

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静岡県の愛鷹山系には、ハコネサンショウウオが生息していますが、こちらはヒダサンショウウオです。地域によって、体形や体色に変異があるそうです。サンショウウオの仲間では、一番美しい部類に入ると書かれていました。美味しいではなくて美しい?・・。

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タガメと並んで、ゲンゴロウがいました。タガメは暗い所に隠れていたため撮れませんでした。幼い頃は、もっと小さなゲンゴロウを捕まえて遊んだ記憶があります。名前は分かりませんが、もう何十年も出会っておりません。

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こちらは、チョウザメです。

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とっても小さなチョウザメ・・コチョウザメというそうです。チョウザメにもいろいろな種類がいる事を知りました。

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このナマズ、似たような魚を熱帯魚コーナーで見た事があります。プレコ・・プレコストムス(Plecostomus)の仲間だと思います。日本のナマズに比べると、鎧を纏っているようですね。

水族館の奥には、森の学習館や芝生公園がありました。こちらは、忍野村の村営だと聞きましたが、行政が連携してこういう施設を作ってくれるのは有り難い事だと思います。

森の学習館の学芸員の方(女性)は、富士山の植物などに関してもとても詳しく、時間を忘れて話し込んでしまいました。八ヶ岳倶楽部で、故柳生真吾さんと出会った時の事を思い出しました。

2018年11月20日 (火)

ヤツシロラン類実生栽培実験と洋ランの蕾

【ヤツシロラン類実生栽培実験】

①ヒメヤツシロラン

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気がついてから、もう2週間ほど経ちましたが、全ての根状器官が萎びて来ました。塊茎が休眠に入ったのでしょうか?

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菌糸と根状器官の接触点に出来たイボのようなものは、一部変形していました。塊茎は、無事養分を吸収してくれたかな?

②ハルザキヤツシロラン

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観察出来るのは、この塊茎だけです。他は、木くずで覆ってしまったので観察出来ません。

③アキとクロが混生していたスギ林の菌糸

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アキザキヤツシロランとクロヤツシロランの混生する竹林の菌糸は、アキの実生栽培実験で実生床に使い、現在も生き残っています。

両者の混生するスギ林は初めて見ましたので、そこの菌糸を繁殖させアキザキヤツシロランを蒔いてみようと思っています。

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とっても小さな子実体が出現していました。共生菌の子実体だろうか?

【洋ランの蕾】

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実験容器を収納しているワーディアンケース内の洋ランに、蕾が見えましたので撮ってみました。

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左は新芽、右が蕾です。

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良く見ると、蕾は沢山付いていました。

洋ランの名前は、ラン科ディネマ属ポリブルボン(Dinema polybulbon)です。

「性質は極めて強健で、繁殖力も旺盛」と書かれていました。我が家にある洋ランは、どれも初心者向きの栽培が楽なものばかりです。難しいものは枯れてしまうので、避けています

2018年11月19日 (月)

オオバチドメとキランソウ

再生畑②のササやチャノキの伐採作業は、なかなか捗りません。それでも、最初の頃に比べれば、かなりペースが上がって来たと思います。やってみないと分からない、手順を学んだからだと思います。

富士市で確認されているウコギ科チドメグサ属の植物は、オオバチドメ、ノチドメ、オオチドメ(ヤマチドメ)、チドメグサ、ヒメチドメが記載されています。ミヤマチドメは、ヒメチドメと同一とする見解もあるそうです。目録に記載されていないのは、その考えからでしょうか?

【オオバチドメ】

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山野を歩き始めた頃は、チドメグサの名前しか知りませんでした。初めてこの植物を見た時、これがチドメグサの仲間だなんて思いもしませんでした。

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初めて花を見ました。「花弁5個、オシベ5個、花柱2個」が確認出来ます。

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「果実は、平たい球形」・・図鑑の通りです。

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「良く似たオオチドメは、葉の表面は無毛で艶がある」とあります。新しい葉の表面には、ご覧のように毛が多く艶がありますが、古い葉は艶が無く毛が散生しています。

Web図鑑で見た葉柄の毛は白が殆どでしたが、この個体は赤褐色でした。

ウコギ科チドメグサ属オオバチドメ(Hydrocotyle javanica Thunb.)。旧体系では、セリ科でしたが、APGではウコギ科とされています。

チドメグサは、その名の通り止血作用があります。幼い頃は、怪我をすると揉んだ葉を傷口にあてられました。オオバチドメも同様の効能があるのだろうか?

 【キランソウ】

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オオバチドメの横に並んで、キランソウの花が咲いていました。

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蕾と花を接写してみました。キランソウも、生薬として高血圧、解熱、下痢止めなどの効能があるそうですが、こちらは確認した事がありません。

シソ科キランソウ属キランソウ(Ajuga decumbens Thunb.)。

身近なところでの植物観察は、普段目を向けない植物にも注目するので、学ぶ事が多いです。

2018年11月18日 (日)

蔓植物の果実

今日は、家の周りの生垣を剪定しました。いろいろな蔓植物が絡みついていましたので、その果実を撮ってみました。

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一番手は、アカネです。

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1個の果実と、2個がくっついたような果実がありました。緑色の果実は、全体が一様に変色するのではなく、このように片側から変色していました。

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黒褐色から黒く熟します。

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こちらは蔓にある棘です。短いですが、腕捲りをして扱うと傷だらけになりますので要注意です。

アカネ科アカネ属アカネ(Rubia argyi (H.Lév. et Vaniot) H.Hara ex Lauener et D.K.Ferguson)。

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こちらはアマチャヅルです。健康に良いという事で、あまり見かけなくなった時期がありましたが、今では見向きされていないようで、彼方此方に生えています。

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緑色の果実です。どの果実にも筋が入っています。Wikipediaによると、「上半分に萼や花冠が落ちた跡が鉢巻状の横スジとして現れる。」とあります。

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やがて、黒緑色に熟します。雌雄異株ですので、これは雌株です。

ウリ科アマチャヅル属アマチャヅル(Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino)。

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スイカズラはとても勢いの良い植物で、蔓が木を締め付けるように絡み付くので、除去が大変です。

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緑の時は、スイカのような筋が見えます。

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こちらも黒く熟します。

スイカズラ科スイカズラ属スイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)。

暖色系の果実もありました。

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カラスウリです。左が普通の大きさです。右は小さいでしょ?雌雄異株ですので、雌株です。

ウリ科カラスウリ属カラスウリ(Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim. ex Franch. et Sav.)。

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サネカズラも、実生で彼方此方に生えています。直ぐに蔓が伸びるので、こちらも除去が大変です。

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赤く熟します。これも雌雄異株ですので、雌株です。

マツブサ科サネカズラ属サネカズラ(Kadsura japonica (L.) Dunal)。

今日は一日晴れかと思ったら、午後から曇って来ました。明日の天気はどうだろう?

2018年11月17日 (土)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(11月中旬)

今回の不法投棄監視パトロールは、一般林道の他に、ゲートで仕切られた林道愛鷹線の今迄パトロールした事の無いエリアで行いました。

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愛鷹連峰北部の山々(越前岳、呼子岳、大岳など)です。

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林道沿いの大半はスギやヒノキの林ですが、ススキで埋め尽くされた斜面や落葉広葉樹のエリアを見付けると、嬉しくなります。

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落葉した枝に沢山の果実をつけているのは、リョウブとクマシデでしょうか?

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左はフサザクラですが、墨絵のような写真になってしまいました

この辺りに多く見られるアセビは、来春のための蕾をつけていました。熟した果実もつけているのに忙しい奴ですね。

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カエデ属の紅葉と黄葉。

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落葉を拾って見ると、どれも単鋸歯・・オオモミジでした。

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綺麗に黄葉していたのは、アカメガシワの葉です。クロモジの葉の黄葉も綺麗でしたが、落葉したものが多く未掲載です。

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クロモジの冬芽(葉芽)と蕾。植物達は、みんな来春の準備が出来ているのに、私はまだやり残した事が沢山あります。来年に持ち越しかも?

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どちらも、似た仲間が幾つかあるので、図鑑片手の私には苦手な植物です。ムラサキシキブとガマズミだと思います。

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これは、ムラサキシキブかコムラサキシキブか?果柄が葉腋から離れていないので、ムラサキシキブだと思います。

また葉の鋸歯が半分上にだけあるものがコムラサキシキブで、全体にあるものがムラサキシキブとありますが、ムラサキシキブの鋸歯は下の部分が上部ほど目立たないと思います。これについていた葉もそうでした。

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葉柄が15mmほどありましたからコバノガマズミではなく、ガマズミかミヤマガマズミだと思いますが、枯葉を伸ばして見た先端の様子からガマズミだと思います。

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林道脇では、シロヨメナとリュウノウギクの花が彼方此方に咲いていました。これはリュウノウギクの花ですが、終盤を迎えると右のように赤味を帯びて来ます

ゲートで仕切られた林道は、ポイ捨てなどは殆どありません。でも、許可車両とはいえ、人が入る以上ゼロではありません。以前は、エンジンの部品が捨ててありました。幾つかに分けて、年二回ほど回る事にしています。

2018年11月16日 (金)

南伊奈ヶ湖周辺の黄葉

黄葉(黄色系)の葉を集めてみました。ピンボケ写真ばかりで恐縮ですが・・。

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針葉樹林内の遊歩道脇で、一番目についたのがコアジサイでした。コアジサイは、愛鷹連峰でも多く見る事が出来ます。

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面白い形の葉は、ダンコウバイです。途中の車道沿いでも見る事が出来ました。

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カエデ属・・イロハモミジとイタヤカエデです。歩いた範囲では、イタヤカエデはあまり見かけませんでした。

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コミネカエデとウリカエデでしょうか?

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こちらは、コゴメウツギとウリハダカエデだと思います。イロハモミジに背を向けて撮っていたら「何かありますか?」と尋ねられました。

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クロモジの黄葉も綺麗です。段取りの良い植物で、沢山の蕾が付いていました。

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白っぽいのは、コシアブラでしょうか?黄色系の中で、意外と目立っていました。

植物の名前が間違っていたら教えてください。

今日は、不法投棄監視パトロールで、ゲートで仕切られた林道を走りました。比較的標高の高いところを走っているため、落葉した木が目立ちました。もう少し早く実施すれば良かった・・。

ゲートの無い林道では、半分くらい道を塞いて、笹や伐採枝などが捨てられていました。量や捨て方からして、ダンプなどで運ばれて来たと思います。今迄、林道脇の林内に投棄されたものは幾度か目にしましたが、道に捨ててあったのはこれが初めてです。どこにも非常識な輩がいるものですね。

2018年11月15日 (木)

南伊奈ヶ湖で出会った生き物

今朝は少し寒かったけど、まだまだ肉体労働をすると汗だくになります。このところ、少し頑張り過ぎて彼方此方痛い・・。年寄りは、あまり無理をしない事ですね

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家族が、「あっ、ハクチョウがいる!」と声を上げました。「えっ、アヒルじゃないのか?」

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「あっ、本当にハクチョウだ!」

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水面に写る紅葉を背景に・・と思ったら、丁度良いところで首を下げてしまいました

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これは、コブハクチョウのようです。湖岸には、「少年と白鳥」の像が立っていました。

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どうして此処にいるのだろう?図鑑によると、野生のコブハクチョウが日本に飛来してくるのかの判断は難しいとあります。飼育されたものやその子孫が、留鳥として生息すると書かれていました。

静岡県では、三島市にある楽寿園の池にいたけど、まだ健在だろうか?

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こちらは、マガモかアオクビアヒルか?

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ここに住み着いているのか、かなり人馴れしているようでした。

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マガモとアオクビアヒルの判別法ががいろいろ掲載されていましたが、私には良く分かりません。この写真で分かる方、教えてください。

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こちらは、下の菖蒲池で撮った錦鯉です。南伊奈ヶ湖にも、立派な鯉が沢山泳いでいました。

ロケットランチャーのようなレンズを持ったカメラマンが何人かいました。スタンドも、とても頑丈で重そうでした。デジイチを持って行くだけで「重たいからコンデジにしよう!」なんて考えている私は論外ですね。この日は、スタンドはもちろん高倍率のコンデジでさえ留守番でした。

2018年11月14日 (水)

南伊奈ケ湖周辺の紅葉

南アルプス市県民の森で見た紅葉(赤系の葉)です。生憎の曇り空でしたが・・。

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湖の周囲に植えられているカエデ属(殆どイロハモミジだったと思います)の紅葉が、湖面に写っていました。

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黄葉した大きな木はミズナラのようです。右のイロハモミジの横で、スタンドを立てて撮影していた団体さんがいました。講師付きで、写真撮影の勉強会が行われていたようです。自己流の私には、耳の痛いような話をしていました

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ドウダンツツジは、目の覚めるような真紅です。

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私は、こちらの色合いの方が好きです。

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一番上の写真の裏側辺りから、撮ってみました。

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紅葉した葉は、裏側から光を透かして撮った方が綺麗です。でも、行いが悪いので曇り・・

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湖面を背景に見る紅葉も良いものです。

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真っ赤な葉よりも、淡い色やグラデーションを楽しむ方が好きです。

右は、暗かったのでストロボ発光で撮ってみました。

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こんな感じが一番良い・・。

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少し見頃は過ぎていましたが、落ち葉を踏みしめながら歩くのも楽しいです。

この先にある櫛形山アヤメ平は、ずっと昔友達と行った事があります。どのルートで登ったか記憶はありませんが、かなりな距離を歩いてやっと辿り着いたその場所には、辺り一面にアヤメが咲いていてとても感動しました。でも、最近ではシカの食害で殆ど見られなくなったと聞きました。とても残念な事です。

2018年11月13日 (火)

南アルプス市県民の森で見た植物

静岡県立森林公園の次は、山梨県南アルプス市にある県民の森を歩いて来ました。そこで見た気になる植物を集めてみました。

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静岡県にもミヤマウズラは自生していますが、私が歩いた範囲では、山梨県の方が個体数はずっと多いと思います。見比べると、葉の形や斑に変異の多い野生ランです。

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一瞬、何だろうと迷いましたが、良く見るとヒトツボクロでした。富士市周辺で見るヒトツボクロは、点々と生えている場合が多く、こんなに固まって生えている事は稀です。

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果実のドライフラワーが残っていました。

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これは、マルバノイチヤクソウでしょうか?旧分類体系では、イチヤクソウ科とされていましたが、APGではツツジ科に分類されています。

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ウメガサソウも、彼方此方で見る事が出来ました。こちらも、イチヤクソウ科からツツジ科に改められました。どちらもラン科植物のような微細種子で、発芽に共生菌の力を借りているそうです。

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イチヤクソウの果実と、ウツボグサのドライフラワーです。

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アシナガバチの巣を発見!そういえば、我が家の周りではあまり見かけなくなりました。以前は家の庇などに、数個見る事が出来たのですが・・。

右は、ツルリンドウの果実です。

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花は目立ちませんが、果実はとても目立ちます。右は蕾ではなく、花被に覆われた果実です。やがて左のように果実が姿を現します。

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このコケ・・ヒノキゴケかと思ったら、ずっと柔らかそうな小葉です。タマゴケが少し長くなったような感じですが・・。

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池には、カキツバタが咲いていました。季節外れに咲く花の、物悲し気な雰囲気も良いものです。

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キケマン属の花・・花が疎らなのでフウロケマン?葉を撮り忘れました

アキノキリンソウは、花期が終り冠毛が姿を現し始めていましたが、まだ咲き残りがいました。

紅葉の記事は、また後日・・。

2018年11月12日 (月)

再生畑②で出会った小さなキノコ

再生畑②は農地エリアと、ヒノキ・雑木エリアがあります。

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こちらが、雑木エリアです。生前父親が、隣地の人に頼んで雑木を切ってもらったそうで、巨大化した数本の雑木が残っているだけです。狭いスペースですが、植樹して雑木エリアを復活させようと思っています。

笹や下草を刈り取っていると・・。

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小さなキノコが生えていました。チャワンタケのような形です。

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名前は分かりません。

そして・・。

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ヒメロクショウグサレキンが、生えていました。ここから先は、接写ズームしていますので大きく見えますが、どれもとても小さな子実体でした。

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青いキノコは、小さくても目につきます。

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彼方此方に生えていました。

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以前見たロクショウグサレキンモドキは、これに比べるとずっと大きかったのですが、小さなものもあるような事が書かれているWebページがありました。

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ヒメロクショウグサレキンは、白青色だそうですが、中には青色の濃いものもありました。

間違っていたら教えてください。

2018年11月11日 (日)

「秋の公園で遊ぼう!」

今日は、中央公園で行われたイベントに参加して来ました。

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テントでは、自然素材を使ったクラフト作りが行われました。その他にも、シュロやススキのバッタ、紙とストローの竹とんぼ、ぶんぶんゴマ、風車、ストラップ作り、どんぐりのボーリング、草笛などもあって、みんなとても楽しんでいました。

また、グリーンツアー(園内の自然観察)も行われ、解説を熱心に聞いていました。

グリーンツアーで見た植物など・・。

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遠目に見ると、メタセコイアに似ていますが、こちらはラクウショウ(ヌマスギ)です。黄葉して綺麗でした。ラクウショウは、沼地に植えると右のような気根が姿を現します。

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こちらは、アラカシの葉とドングリです。殻斗(ドングリの入っている皿)に横の縞模様が入っています。

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カクレミノの葉を観察しました。同じ枝についているのに、良く見ると葉の形が違います。少し前に掲載した静岡県立森林公園では、沢山見る事が出来ます。これからの季節、黄葉してとても綺麗です。

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ケヤキに、シダ植物のマツバランが着生していました。根も葉もなく茎だけのとても変わった植物です。何ヶ所かで確認していますが、私が知る自生地はなぜか町中が多い・・。

そして、「これなんですか?」と聞かれた虫です。

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背にハート形の模様を付けたカメムシの仲間です。Web図鑑で調べると、「ツノカメムシ科エサキモンキカメムシ」というそうです。学名は、「Sastragala esakii」・・エサキさんという方が登録されたようですね。カメムシは、とても多くの種類がいるそうで、専門の図鑑も発売されています。

少しだけ参加者の作品を掲載します。

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親子の作品です。親子一緒に何かをするのは、とても大切で貴重な時間だと思います。その内に、お小遣いをあげても遊んでくれなくなりますから・・。父親も一緒に作っていたのを見て「いいなぁ~」と思いました。

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こちらは、私が作ったシュロのバッタを使ってくれました。

このイベントには初参加でしたが、想像していたよりずっと多くの参加者がいました。家族連れで楽しんでくれたようで、とても良かったです。

2018年11月10日 (土)

6年目のスギラン

こんな記事を見ると、眉を顰める人も多いかと思います。スギランは、樹木の高い所に着生する絶滅危惧種(環境省・静岡県共絶滅危惧種Ⅱ類/VU)のシダです。決して、鈎の付いた棒で欠き採って来たわけではありません。

2012年8月19日、株元が枯れ樹下に落ちていた枝を持ち帰り、チョウチンゴケを植えた鉢に挿して置いたのです。シダの仲間が挿し木で活着するなんて考えもしませんでしたから、間も無く枯れてしまうだろうと思っていました。

ところが・・。

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何時まで経っても、緑を保っていました。そして、少しずつ伸びているようでした。その後、一度も鉢の中を見た事はありませんでした。下手に手を付けて、褐色になってしまうのを恐れたからです。でも、一年近く無事でいる様子を見て、発根していると思っていました。

右は、チョウチンゴケです。鉢の主役を譲ってしまいましたが、まだ元気に生き残っています。

あれから、6年の歳月が経ちました。

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胞子嚢が出現しているではありませんか!

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挿し木して、6年後に胞子嚢を見る事が出来るなんて予想もしませんでした。シダの仲間は、基本的に胞子で増えますが、同じくヒカゲノカズラ科であるトウゲシバは、株の先端部のエビの尻尾のような無性芽でも増えるそうです。

種子植物もそうですが、胞子植物も複数の方法で子孫を残す術を持っているものがあるようですね。頭脳が無いのに、植物達はどういう仕組みで学び進化して行くのでしょう?

この記事を掲載するか迷いましたが、図鑑には書かれていない事を学びましたので、あえて掲載する事にしました。スギランの成長はとても遅く、しかも厳しい自然環境の樹上に生えるため、個体数がとても少ない植物です。それでも、山野にあれば子孫を増やしてくれます。

鈎の付いた棒などで欠き採る事は止めましょう!

ついでに・・。

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今年、もこままさんから球根を送っていただいたプテロスティリス・オブツサの花が咲き始めました。ところが、この株・・一茎二花のようです。二個目の花が無事開花するか分かりませんが、私は初めて見ました。

今日は、とても良い天気でした。久々に布団を干そうと思っていたら、またシキミの農薬散布にやって来ました。専業農家なんだから、土日を避けるくらい位の頭が無いものかと思います。

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仕方ないので、埃を被っていた高圧洗浄機で、車を洗いました。農薬の臭気を放つシキミも洗ってやりたいくらいです。

さて、明日は富士市中央公園でクラフト作りなどがあります。10時から花時計の辺りで行われますので、時間のある方はお出かけください。

2018年11月 9日 (金)

最近見た花とお知らせ

今日は予報通り、雨降りでした。降るならちゃんと降ってくれた方が、あれこれ迷わなくて助かります。

【最近見た花】

庭に咲いていた花から・・。

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真っ赤なバラが一輪咲いていました。ちゃんと咲かせるには、バラもキクも手間と技術が必要だそうです。放任主義の私には、とても無理です。けなげに咲いてくれた花に感謝です。

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こちらは、シソ科アキギリ属・・チェリーセージです。

赤い花は、撮るのが難しい・・。なかなか目で見たような色に撮れません。

次は、再生畑で見た季節外れの花です。

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ツユクサがまだ咲いていました。全体的に花色が薄いと思います。

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中には、白っぽい花も。蕾も白かったので来年に期待です。

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タチツボスミレの花を発見!通常の花期には、彼方此方で見る事が出来ますが、季節外れに見ると嬉しいものです。

【お知らせ】

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①11月11日(日)には、富士市中央公園で、「秋の公園で遊ぼう」というテーマで、自然素材のクラフトや、グリーンツアー(園内の自然観察など)が行われます。

②12月1日(土)には、富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」で、「第12回富士市環境フェア」が行われます。地球温暖化対策に資する賢い選択をする国民運動「クールチョイスフェア」も同時開催となります。

どちらも、午前10時からの開始になります。家に閉じこもっていないで、出かけてみましょう!

上の写真は、かなり歪で恥ずかしいですが、私が作ったススキのフクロウです。教えてもらったばかりなので、これを含めてまだ3体しか作った事がありません。少しずつ練習していくつもりです。

2018年11月 8日 (木)

ラッカセイ

ラッカセイを収穫しました。他の人よりかなり遅れて植えたので・・。

昨年は、野猿の食べ残しを、今年はカラスの食べ残しを収穫する事になりました。野猿は引き抜いて食べますが、カラスは株の中心部(根が伸びている部分)を突いて掘り出して食べます。分岐した枝の方は、気がつかないようです。

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素人農業はまだまだ勉強不足で、株によって果実の数がかなり違います。

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我が家では、祖父母の頃からこのまま塩茹でして食べています。最近では、60Hzエリアでも、塩茹でして食べる家が多くなったようですが、以前は驚かれました。「しなす」・・上手く出来なかったものを、こう呼びます。でも、茹で落花生で食べるには、「しなす」の方が美味しいのです。

花を探すと・・。

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株の基部に少し咲いていました。

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こちらにも・・。左は、地中に潜っていたようです。

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受粉すると、子房柄が下に伸び、地中に潜ります。

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この先端部が子房です。上手く地中に潜れないと、枯れてしまいます。

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やがて右のように子房が膨らんで、地中で結実します。地下結実性の果実です。

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根の近くは、子房柄が短いので、根にくっついたような感じで結実します。

右は、根粒菌の棲み処・・根粒です。根粒菌は、空気中の窒素分を固定して宿主に供給し、宿主は光合成で作った炭水化物を根粒菌に供給する共生関係にあるそうです。

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株元の地中に集中していました。

マメ科ラッカセイ属ナンキンマメ(Arachis hypogaea L.)。Ylistでは、ナンキンマメを標準和名としています。別名、ラッカセイ、ピーナッツ。

ヤブマメの閉鎖花から出来る地中の果実も友情出演です。

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ラッカセイの果実は、地中だけに生りますが、ヤブマメは地上部と地中にも果実をつけます。ヤブマメを退治するには、地中の果実も除去しなければなりません。厄介な雑草です。

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こちらは、ヤブマメの根粒です。

いろいろな植物が菌類と関りを持っているようですね。とても興味深いです。

2018年11月 7日 (水)

キッコウハグマとトネアザミ?

今日は、幾つかの用事があって下界へ降りました。一度で済ませるように、順番を考えて行ったらギリギリ午前中で終わりました。良かった・・。

【キッコウハグマ】

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キッコウハグマは、小さいけど風車のような綺麗な花をつけます。良く見ると、三つの小花の集合体です。

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横顔・・。この植物は、閉鎖花をつけるため、このような花があまり見られない事があります。中には、全てが閉鎖花の個体もあります。どんな条件で、閉鎖花と普通花に分かれるのでしょう?

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キッコウハグマの閉鎖花や蕾は、一見するとササクサ(右)と似ています。同じところに生えていたので、紛らわしかった・・。

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冠毛をつけた痩果は、案外綺麗です。

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こちらは、もう少しすると飛び立つのかな?果実には、上向きの毛が生えています。

キク科モミジハグマ属キッコウハグマ(Ainsliaea apiculata Sch.Bip.)。

【トネアザミ?】

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再生畑に、アザミの花が咲いていました。アザミも苦手です。交雑種や中間型もあるとの事で、図鑑を眺めていると、理解出来ずに時間ばかり経ってしまいます。

葉の形、棘の長さ、総苞片に粘りがない事と反り返り具合などから、トネアザミではないかと思います。間違っていたら教えてください。

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今迄、あまり興味を持って見た事がありませんでした。こうして見ると綺麗な花ですね。

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筒状花の集合体・・横顔も綺麗です。

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緑の蜘蛛が集っていました。図鑑を見ると、ワカバクモに似ています。

キク科アザミ属トネアザミ(Cirsium nipponicum (Maxim.) Makino  var. incomptum (Maxim.) Kitam.)。Ylistでは、上記標準学名の別名として、タイアザミ、イガアザミ,ハコネアザミが記載されていました。この学名に、全てを含むと考えているようです。

細かい物作りを頼まれています。ピンセットと千枚通しで作るのですが、老眼で近視なので、パソコンよりも更に目が疲れます。何を作っているのかって?秘密です

2018年11月 6日 (火)

ナガバノコウヤボウキとコウヤボウキ

ナガバノコウヤボウキとコウヤボウキは、とても良く似ています。我が富士市では、コウヤボウキは良く見かけますが、ナガバノコウヤボウキは稀だと思います。両者を観察してみました。

【ナガバノコウヤボウキ】

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以前撮った写真ですが・・。

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ナガバノコウヤボウキは、二年目の枝に花をつけます。花は、輪生状に束生した葉の中央につきます。

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コウヤボウキの花はまだ見られますが、ナガバノコウヤボウキは花期が終っていました。左が花をつける二年目の枝、右が花をつけない一年目の枝です。葉のつき方だけでなく、形が違いますね。

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ナガバの名の通り、コウヤボウキに比べて二年目の枝の葉が長く(一年目の枝の葉は似ています)、葉先が尖っています。また、鋸歯の数がコウヤボウキよりも多くあります。でも、見慣れないと良く分かりませんね。「葉に毛が殆ど無く、葉脈が目立たない」ともあります。

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ドライフラワーです。一見して、花が多いと感じる方がナガバノコウヤボウキです。

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ドライフラワーも、綺麗でしょ?

キク科コウヤボウキ属ナガバノコウヤボウキ(Pertya glabrescens Sch.Bip. ex Nakai)。

【コウヤボウキ】

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花は、ナガバノコウヤボウキより少し遅れて咲きます。

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左が花をつける一年目の枝、右が花をつけない二年目の枝です。ナガバノコウヤボウキと反対です。花は一年目の枝の先につきます。

二年目の枝は、あまり見かけません。「葉に毛が多い/葉の表裏共伏せ毛が多い」とありますが、この写真では良く分かりませんね。

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こちらも、ドライフラワーが綺麗です。この後、冠毛付きの果実(痩果)が飛散した後の姿も綺麗です。コウヤボウキの仲間は、花期、果実期、果実飛散後(総苞)と三度楽しめます。

キク科コウヤボウキ属コウヤボウキ(Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip.)。

ところで、神様はどうしてこの紛らわしい二種類の植物を作られたのでしょう?

2018年11月 5日 (月)

再生畑①の様子

涼しくなって来たので、除草や笹刈作業が捗ります。今夏は、半日くらい作業するとヘトヘトになりました。

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2017年1月12日・・父親が亡くなってから、十数年放置状態だった休耕畑の様子を見に行きました。私の背丈を超すススキやセイタカアワダチソウに唖然としました。

どこから手を付けたら良いのだろう?

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とりあえず、目の前の草を刈りました。

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草の生えていたエリア・・元野菜畑の草刈りが終りました。その先に見えるのは、大きくなったチャノキです。しかも笹が混じっています。

経験した事の無い作業ですので、どのくらいの時間がかかるか予想できません。でも、やるしかない!作業が進むうちに、何度も挫折しそうになりました。

除去するのが大変な植物は、カニクサとカラムシです。カニクサは黒く細い根が塊のようになっています。そしてカラムシは地下茎が太くて長い上に、全部掘り起こさないと切れ端からも芽が出て来ます。

そして・・。

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やっと、ここまでになりました。まだ、総面積の1/5くらいしか野菜を植えてありませんが・・。

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ここは野猿、鹿、猪などが襲来するので、電気柵を設置しました。でも、ハクビシンのような体高の低い動物や、野鳥の防御は出来ません。いろいろ検討してはいるのですが・・。

上の写真(四段目)で、ブルーシートや網の囲いが見えるところは他の人の畑ですが、野生動物対策だそうです。

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斜面になっていた茶畑エリアは、土を削って段々畑風にしました。とりあえず、エンドウマメを植えてみました。チャノキの根を撤去していないため、畝間が狭くなってしまいました。

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基本的に、自分で植えたもの以外は除草していますが、ノコンギクは残す事にしました。

今、格闘しているのは・・。

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再生畑②の笹刈です。再生畑①で慣れたとはいえ、この密度ですからなかなか進みません。こちらは、再生畑①の3倍ほどの面積があります。

動ける内に綺麗に出来るだろうか?草刈りで済むくらいにしてほしいとの事ですから、このままでは、子供たちに受け取り拒否されてしまいます

2018年11月 4日 (日)

浮島ヶ原自然公園(11月上旬)

今日は公園の当番でした。自宅を出る少し前に雨が降りましたが、公園では何とか降られずにすみました。今回も、ロケットランチャーのような望遠レンズを持った人が、何人か訪れました。また、ザリガニ釣りに来た家族連れも何組かいて、思ったより来園者がいました。

木道を歩いて行くと・・。

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ミゾソバとアキノウナギツカミが花盛りでした。ミゾソバは、かなり前から咲いていたと思います。次から次へと咲き続けるようです。

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ミゾソバ(左)とアキノウナギツカミ(右)の花は、とても良く似ています。葉を見れば区別出来ますが、ミゾソバは花序柄に赤い腺毛が生えていますがアキノウナギツカミにはありません。

そこで、気になった植物があります。茎が赤っぽく、地を這い、アキノウナギツカミに少し似ていて、花序柄に腺毛の生える植物が図鑑に掲載されていました。茎には、小さい棘があるものと無いものがあるとも書かれていました。ヤノネグサ・・もしかしたら目にしているかもしれません。確認に行かなくては・・。

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シロバナサクラタデも、まだ花が見られました。タデ科の植物は、花期が長いようですね。

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この時期は、ピンクの花が目立つような気がします。

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面白い果実をつけるゴキズルも熟し始めたようです。種子を撮ってみましたが、これでは良く分かりませんね

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下半分が落ちて帽子だけ残っていました。どんぐりの殻斗のようです。

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こちらは、コバノカモメヅルの果実です。イケマの果実が小型になったような感じです。

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鞘が割れ、白い毛のついた種子が飛び出そうとしていました。

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タコノアシも、茹蛸のような色になって名前が分かり易くなっていました。

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5室に分かれた蓋が外れ、種子を撒き始めていました。白~薄黄色の粉のような種子です。

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さて、苦手なイネ科の植物の花穂です。スズメノヒエの仲間だと思いますが・・。

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花は偏ってついています。右は裏側の様子です。

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葯が黄色ですからスズメノヒエでしょうか?

ところで・・。

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前回当番から日が経っていましたので、葦が刈られているかと思ったら、まだ手が付けられていませんでした。サワトラノオのロゼットが、姿を現していると思うのですが、木道脇を探すと、カヤツリグサの仲間が繁茂していて見つかりませんでした。早くロゼットに日光を当てた方が良いのでは?なんて素人ながらに心配してしまいました。

2018年11月 3日 (土)

掘り出し物

掘り出し物・・辞書に書かれた意味は、「思いがけなく手に入った珍しいもの」「思いがけなく安い値段で手に入れたもの」ですが、タイトルの意味は、土の中から掘り出したものです

再生畑で、雑草の根を掘りだしていると、次のようなものが出て来ました。

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こちらは、以前も登場した地中に出来るヤブマメの果実です。少し色付き始めていました。

そして・・。

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ヤブマメの果実よりもっと大きいこの物体は、一見して蛇の卵かと思いました。

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鍬で切断されたものがありました。この断面を見て、思い当たるものがあります。

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以前、この辺りに生えていたキノコ・・スッポンタケ科スッポンタケ属キツネノタイマツです。でも、この写真を撮ったのは7月上旬でした。そこで、図鑑を調べて見ると、発生時期が「梅雨時から秋」となっていました。穴を掘って埋め戻しましたが、菌糸から縁を切ってしまったので、出現するか分かりません。

ついでに・・。

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今年二回目のジャガイモの花に、ハナアブがやって来ました。虫たちは、残り少ない花を求めて忙しい日々を送っているようです。私?年寄なので、無理をせずのんびりやっています。

さて、明日は公園の当番です。曇り予報だけど、来園者はいるだろうか?

2018年11月 2日 (金)

静岡県立森林公園②

①では、木本とシダを掲載しました。②では、気になった草本を集めてみました。

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第七駐車場から入って少し歩くと、このダム湖が見えて来ます。

その擁壁沿いに・・。

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ツリガネニンジンとワレモコウが咲き残っていました。場所によっては、ドライフラワーになっていると思います。ツリガネニンジンは、かなり残っていました。どうした事でしょう?

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花柱の先端の様子から、左は雄花期、右は雌花期のようです。シデシャジンを調べていて、キキョウ科の植物は雄性先熟だと学びました。

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こちらは上の池に生えていた植物です。左はイで、右はコナギでしょうか?ここには、特定外来生物オオフサモの姿も見えていました。

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左はタイワンホトトギスのようです。

遊歩道沿いでは、ツワブキの黄色い花が目を惹いていました。

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我が家のタイワンホトトギスと少し感じの違う花です。こちらの方が綺麗です。ホトトギスよりも花期が遅いようで、彼方此方で見る事が出来ました。

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同じくキク科のフキは、冬に地上部が枯れますが、こちらは常緑です。植物観察を始めたばかりの頃は、フキは食用になるが、ツワブキは食べられないと思っていました。だって、見た目も堅そうで美味しそうに見えないし・・。

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ここでも、コウヤボウキの花が咲いていました。

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歩いた範囲では、二年枝に花を付けるナガバノコウヤボウキは見当たりませんでした。遠州でも、個体数は少ないようです。

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アキノタムラソウの花も、まだ見る事が出来ました。口を開けたカバを連想します。

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ツルアリドオシの果実を発見!場所によっては沢山見る事が出来ますが、数少ない場所で見付けると嬉しいものです。

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こちらは、以前教えて頂いたスズカカンアオイでしょうか?機会があったら、花を観察したいものです。

この他にも、ノギランやヒヨドリバナ、ノコンギクなどの野菊の仲間を見る事が出来ました。次回は、別の季節に訪れたいと思っています。この日は、少し離れたところで、気になっていた植物と再会しましたが、思いがあって未掲載とします。

今日は良い天気でしたが、午前中に不法投棄監視パトロールの報告書を作成、メールにて送付しました。一月はあっという間です。

2018年11月 1日 (木)

地区の文化祭

28日に行われた地区の文化祭の記事です。今夜は、組み立てパソコンの調子が悪く、家族のノートパソコンを借りて作成しました。Microsoft Edgeで作成したため、文字と画像の間隔が狭くなってしまいました。
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展示会場は、小学校の体育館です。時間が早かったので、来観者は殆どいませんでした。
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この日の展示物で一番のお気に入り・・イノシシのぬいぐるみです。
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これを見る少し前に、近くの山林で蒐場を見つけました。幸い、イノシシには遭遇しないで済みました。
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農作物を荒らす野猿は困りますが、このお猿さんは可愛いですね。
植物標本を練習中です。右のようにしたら面白いかも?
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吊るし雛も展示物の常連です。キャラクターを考えるのも楽しいと思います。伊豆では、深海魚の吊るし雛を見ました。
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こちらは、色を塗った薄い板を貼り合わせて作ったそうです。手先の器用さだけでなく、根気も必要な作品ですね。
どれも力作ぞろいでした。私も、物を作るのは好きな方です。一時期、竹細工に凝りました。そして、磯打の投網なども・・。難しくて自分には無理~なんて思わず、出来ると思って挑戦することが大切だと思います。
野球中継の延長で、番組予約していても何度も時間が変更になり、挙句の果てに番組表から消えてしまいました。 野球中継は、BSやCS専用チャンネルでやってほしいものです。
 

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