海岸の植物観察・・続きです。
これは、ハマヒルガオです。ハマゴウの群落の中に、沢山生えていました。富士市の海岸では、砂に埋まって(埋められて?)減ってしまったように思います。
ヒルガオ科ヒルガオ属ハマヒルガオ(Calystegia soldanella (L.) R.Br.)。
こちらは、コウボウムギかコウボウシバか?この写真では分かり難いですが、葉の縁に鋭い鋸歯がありましたので、コウボウムギだと思います。花期、果実期に見たいものです。
カヤツリグサ科スゲ属コウボウムギ(Carex kobomugi Ohwi)。
イネ科の植物・・ケカモノハシかオニシバか?草丈からすると、ケカモノハシのようですが・・。
果穂を撮ってみました。葉にも果穂にも毛が生えていますので、ケカモノハシだと思います。
イネ科カモノハシ属ケカモノハシ(Ischaemum anthephoroides (Steud.) Miq.)。
ハマボウフウの花が咲いていました。通常の花期は6~7月なので、本来なら果実期ですが・・。同じくセリ科のアシタバも、果実期に花の咲いている個体を見る事があります。いい加減な奴らですね。
「花茎、花柄は白色の毛で覆われる」とあります。毛が見えるでしょうか?
花と果実を接写してみました。ハマボウフウは、食用や薬用になるそうです。アシタバと同じですね。
セリ科ハマボウフウ属ハマボウフウ(Glehnia littoralis F.Schmidt ex Miq.)。
こちらは、ハマエンドウです。茎や葉、萼に軟毛のあるものは、ケハマエンドウとして品種登録されているそうです。
マメ科レンリソウ属ハマエンドウ(Lathyrus japonicus Willd.)。
最後に・・。
オナモミかオオオナモミか?もしかしたらオナモミかと思い、痩果を採取して来ました。
痩果の棘が、オオオナモミに比べてオナモミの方が少ないそうです。でも、同じ木から採ったオオオナモミの痩果を見比べると、明らかに棘の少ないものもありますので、素人鑑定からは除外です。
家のオオオナモミの痩果と比較して見ると、こちらの方が大きい!Web図鑑で調べると、オオオナモミより大きい痩果をつけるイガオナモミというものが、海岸近くの荒れ地で見られるとあります。もしかしたらこれはイガオナモミかも?来年再調査です。
植物の名前が間違っていたら、教えてください。
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