神社境内の被害
凄い暴風雨でした。彼方此方に倒木があったり、枝や葉が散乱していました。
神社の木が倒れたと聞き、様子見に行って来ました。以前は、タブノキの巨木が倒れ、町内会で危険そうな木を伐採する計画をたてています。
スギの枝や葉が沢山落ちていました。各組で、順番に掃除する事になっていますが、これは大変な作業になると思います。少しの枯葉を、ブロアーで吹き飛ばすようなわけにはいきません。
ありました!
アカシデの木だと思います。林道側に倒れているので、見に行くと・・。
架空ケーブルに、もたれ掛かっていました。左から、通信線(電話など)、電灯線、動力線でしょうか?縦並びに架線されていますが、木に押され水平になっています。
こちらは、アカシデの果穂です。葉のようなものを果苞と呼び、その基部に果実があります。変わっているでしょ?カバノキ科クマシデ属は、こんな果穂をつけます。
ヨウラクランが着生しています。上部には、ムギランの着生も確認してあります。伐採したら救済しようと思っています。
下にも落ちていました。右は、ホソバオオアリドオシ(ホソバニセジュズネノキ)の苗だと思います。この境内の斜面にも生えているので・・。
雄花がびっしりついたスギの葉が落ちていました。これを見ただけで、鼻がムズムズする人がいるかも?
その近くには手を触れてはいけない植物・・ムカゴイラクサが生えていました。この境内にあったのを初めて知りました。
上についているのは、雌花序です。そして葉腋には、名前の由来となったムカゴがついています。種子とムカゴで、子孫を残す逞しい植物です。
ムカゴイラクサの解説に「痛い棘」とありますが、刺さる事自体の痛みというより、棘に蕁麻疹(じんましん)を起こすヒスタミンが含まれているため、毒虫に刺されたような激しい痛みを感じます。幾度か経験済みです。
これは、キクラゲの仲間でしょうか?
こちらも小さい小さいので、遊々きのこさんに教えて頂いた、ヒメロクショウグサレキンだと思います。
今日は、お葬式に参列して来ました。今年はお葬式が多い・・。仕事でお世話になり、引退後趣味の付き合いを約束していた先輩、そして私よりも若い人もいました。来世に旅立つ時がいつ来るのか分かりませんが、残り少ない人生を少しでも悔いの無いように生きたいものです。
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