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2018年10月28日 (日)

近くの山林探索①

今日は、地区の文化祭でした。年度初めに配布された総会資料には、交通誘導の業務が記載されていますが、不要との事なので近くの山林を探索してみました。私にとって山野を歩くのは、散策ではなく探索です

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コウヤボウキの咲く雑木林に入りました。日照の関係か、もう少し標高の高い林内では花盛りでしたが、ここは蕾が目立ちました。

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彼方此方探すと、少しだけ咲いていました。

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こちらは、開花から少し時間の経過した花のようです。

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筒状花の花弁の先端がカールしているところが、この花のチャームポイントです。

ところで・・。

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葉の付き方の違う枝がありました。左は一年目の枝で、右が二年目の枝です。コウヤボウキは左の枝に花が咲き、ナガバノコウヤボウキは右の枝に花が咲きます。富士市では、ナガバノコウヤボウキも見る事は出来ますが、個体数はずっと少ないと思います。

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葉の表面の毛と端の突起を接写してみました。これらも、観察要素だそうです。

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イケマ?かと思ったら、少し感じが違います。葉をむしると、イケマのように白い汁が出ないで、クサギに似たような臭いがありました。この植物は何でしょう?

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左は、葉の基部の開き具合などからヒメチドメで、右は、オオバチドメでしょうか?

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蒐場発見!この林内、夜は魑魅魍魎の巣窟かも?センサーカメラを仕掛けたら何が写るだろう?

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お気に入りの苔・・ヒノキゴケがまとまって生えていました。薄暗い林内では、フユイチゴの果実も所々で見る事が出来ました。

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ヒノキゴケの葉には鋸歯があります。でも、手触りは萌の毛より柔らかです。

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フユイチゴは、食用になります。美味しそうでしょ?

近くの山林探索②へ続きます。

地区の文化祭では、小中学生~大人たちの力作がいろいろ展示されていました。各町内の露店も、とても賑わっていましたよ。一番印象に残ったのは、山林探索で上の蒐場を見た後だったこともあり、来年の干支であるイノシシの作り物でした。

そして、山野草の寄せ植えで予期せぬものを見付けました。ダイモンジソウの傍に、シダ植物・・ハナヤスリの仲間が生えていたのです。

静岡県で記録されているハナヤスリの仲間は、ハマハナヤスリ、ヒロハハナヤスリ、コヒロハハナヤスリ、コハナヤスリなどがあるようです。静岡市内の寺で見るものは、春に胞子葉が出ており夏には姿が見えませんでしたから、ヒロハハナヤスリだと思います。この日見たハナヤスリの仲間は、まだ緑の栄養葉があり、胞子葉も出ていましたので、ヒロハハナヤスリ以外だと思います。出展者の方の話では、植えた覚えがないとの事でしたから、その方の自宅近くに自生しているものと思われます。後日調査予定です。

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