浮島ヶ原自然公園(十月上旬)
今日は、公園の当番でした。とても良い天気で、暑いくらいでした。
24号台風の潮を含んだ強風のせいか、葉が枯れたようになってしまったアシが目立っていました。また、ジャヤナギなどの枝も木道に飛散していました。
ジャヤナギは、雌雄異株ですが、日本では雌株しか知られていないそうです。どうして増えるのだろう?台風などの強風で折れ、飛散した枝が発根して増えているそうです。
管理棟から園内に入って直ぐに目についたのは、ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ)の花でした。5月頃咲く花に比べて、ずっと小さく色も濃いですね。
前回訪問時はまだ咲いていなかったアキノウナギツカミが、咲き始めていました。
名前の由来は、この鋭い棘です。ウナギを掴むには短すぎるかな?
こちらはミゾソバの花です。長期間、次から次へと咲きますので、見方によっては季節感の無い花です。アキノウナギツカミもそうですが、個体毎花色に変異があります。
こちらは濃い方の花です。
ミゾソバの茎にも棘があります。アキのウナギツカミ程ではありませんが・・。
ツルウメモドキの果実が綺麗に実っていました。ツルウメモドキは、雌雄異株ですから、この木は雌株という事になります。「淡い黄色の果皮が3裂し、橙赤色の仮種皮に覆われた種子が露出」したのがこの状態です。
綺麗でしょ?果皮が破れ、鳥の好みの色を見せるのは、未熟ではなく熟した種子を運ばせるためです。子孫を残すためにいろいろ工夫しているのですね。
ツルウメモドキはニシキギ科、似た名前のウメモドキはモチノキ科です。植物の名前は紛らわしいものが多いですね。
気になっていた大きなキノコは、表面が右のようになっていました。胞子を飛ばす状態になったのだと思います。ノウタケに皺が寄って、その後これと似た状態になったのを見た事があります。
また園内のどこかで、このキノコの子孫に再開できるかもしれません。
今日も、アメリカザリガニ釣りの親子が大勢訪れました。中には、ウシガエルと二度も顔を合わせてしまったお母さんがいました。今夜うなされるかも?
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