カラスウリとナンバンギセル
【カラスウリ】
カラスウリの果実が色付き、目につくようになりました。
熟す前は、緑色に白い模様の入った果実です。雌雄異株ですので、雌株という事になります。
やがてオレンジ色になって来ます。右の柿と似た色ですね。ガビチョウが熟すのを狙っています。人馴れしていて、脅かしてもすぐに戻って来ます。困った奴だ!
やがて、綺麗な朱色になって完熟します。
種子を観察すると・・。
打ち出の小槌に似た形をしています。果肉を取り除いたばかりの頃は、左のように艶のある黒っぽい色ですが、やがて右のように変色して来ます。
ところで、再生畑で初めてキカラスウリの果実のドライフラワーを見ました。カラスウリより一回り大きく、種子の形も違います。今迄、葉の艶や花が少し違うくらいだと思っていました。まだ写真がありませんので、チャンスがあったら比較してみたいと思います。
左がカラスウリで、右はキカラスウリの花です。キカラスウリは、早朝の写真なので萎み始めていました。
ウリ科カラスウリ属カラスウリ(Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim. ex Franch. et Sav.)。
ササを刈り取った場所に、ナンバンギセルの残り花がありました。他の個体は既に果実期を迎え、種子を撒こうとしていました。
ナンバンギセルは、イネ科の植物の根に寄生するとあります。この場所で、イネ科と言えばチヂミザサが少し見受けられます。でも、ササが密生して下草の無い場所でも果実が見つかりました。
以前、沼津市某所のササの下でもナンバンギセルを見た事があります。ササもイネ科ですので、宿主となるのでしょうか?
ハマウツボ科ナンバンギセル属ナンバンギセル(Aeginetia indica L.)。
夕方会合がありますので、少し早めの投稿です。
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