不法投棄監視パトロールで出会った果実
早朝、親戚から電話があり、急遽稲刈りをする事になったので、藁を取りに来れないかと言って来ました。農作業は天気によって左右されるので、いろいろ大変ですね。他の予定を後回しにして、藁運びをしました。結局、夕方までかかってしまい、ヘトヘトです。
不法投棄監視パトロールで見た、果実を集めてみました。
艶のある葉、赤い果実・・ゴンズイです。
ゴンズイというと、海で投網を打つと群れで入るぬめりのある魚を思い浮かべます。この植物の名が、ゴンズイとなった由来とされているのは幾つかの説があるようです。牧野博士は、魚のゴンズイが役に立たない事にかけて、同じく役に立たないこの植物をゴンズイとした説を支持されたようです。
種子が見えていました。映画のETに登場する地球外生命体の目のようです。
こちらは、2個の種子が入っています。図鑑によると、1~3個の種子が入っているそうですが、この木では2個まででした。
ゴンズイは本当に役に立たないのだろうか?若芽は茹でて食べられるそうです。また、果実や種子が腹痛や下痢止めに効果があるようです。キクラゲ栽培の原木に使えるとありました。魚のゴンズイもきっと役に立つと思います。
ミツバウツギ科ゴンズイ属ゴンズイ(Euscaphis japonica (Thunb.) Kanitz)。
サルナシが熟し始めていました。軽く摘まんでプニプニすると、柔らかいものは食べられます。早採りした場合は、キウイと同じくリンゴと一緒に入れて置けば早く熟すそうです。
沢山生っています。別の場所では、他の訪問者と取り合いになりますが、この場所は毎年一人占めです。でも、野猿に狙われる恐れもあります。来週あたり、採りに行こうかな・・。
マタタビ科マタタビ属サルナシ(Actinidia arguta (Siebold et Zucc.) Planch. ex Miq.)。
こちらは、小粒のブドウみたいで美味しそうですが、有毒だそうです。人間と同じく、見た目で判断してはいけませんね。
果肉を取り除くと、アンモナイトのような種子が出て来ます。面白いでしょ?
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属アオツヅラフジ(Cocculus trilobus (Thunb.) DC.)。
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