ジュズダマ属
幼い頃、数珠などを作って遊んだ、ジュズダマ属の花の観察です。
ジュズダマ属は、帰化植物です。目的を持って栽培しているわけではありませんが、十年以上前から我が家に住み着いています(秋になると引き抜き、零れ種で代を繋げています)。
イネ科の植物は、どれも複雑な花を付けますね。玉のような部分の頂部についているのが雄花です。
中には、頂部から出ていない雄花も見受けられます。他の雄花に比べて長いですね。
数珠玉のような部分を包鞘(ほうしょう)と呼ぶそうです。この中に雌花があり、実るに連れて包鞘は固くなり、子房はこの中に充満するとあります。
メシベを観察してみました。包鞘の頂部から出ている白い髭のような部分がメシベの柱頭です。オシベと同様に時間の経過とともに褐色になって行きます。
イネ科ジュズダマ属ジュズダマ(Coix lacryma-jobi L.)、ハトムギ(Coix lacryma-jobi L. var. ma-yuen (Roman.) Stapf)は、ジュズダマの変種です。
ジュズダマとハトムギは、同じものだと思っていたのですが、種子やでんぷんなどにも違いがあり、また、ジュズダマは多年草なのに対して、ハトムギは一年草という大きな違いもあるそうです。今年は果実を見て、どちらか確認するつもりです。身近なところで見る植物を、もっと勉強しなくては・・。
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もこままさん、今日は!
そうそう、お手玉にジュズダマを入れた記憶があります。
最近では、アズキや大豆でしょうか?
ジュズダマ属も珍しい存在になりつつあると思います。
最近、ダリア、ケイトウ、カンナなどの花を見ると昔を思い出します。
どこの家でも栽培していたのに、段々見る機会が少なくなって来ました。
投稿: やまぶどう | 2018年9月 2日 (日) 12時05分
こんばんは。
子供の頃に 数珠玉の実をお手玉に入れて遊びました。
今の所に越してきた頃は近所の田んぼの畦道に生えていましたが
最近は 土地改良 とかで田んぼが様変わりし ジュズダマも姿を消しました。
今頃のお手玉には 何が入っているのでしょうね???
投稿: もこまま | 2018年9月 1日 (土) 23時05分