ミゾソバとシロバナサクラタデ
今日は、公園の当番でした。台風が近づいているので、来園者はいないかと思ったのですが、何人か訪れました。植物名を聞いて、メモを取っていた人もいました。熱心に学ぶ姿勢は、お手本にしたいものです。
ミゾソバとシロバナサクラタデの花が、まだ咲いていましたので撮ってみました。
【ミゾソバ】
牛の顔のような葉が特徴的です。
こちらはかなり白い花でした。品種にシロバナサクラタデもあるそうです。
葉状に広がった托葉を撮ってみました。托葉が鞘状に巻いているものを、托葉鞘(たくようしょう)というそうです。
托葉は何のためにあるのだろう?調べて見ると、未発達の葉身を保護する役割をすると考えられているそうです。
花柄には、赤い腺毛が生えています。
タデ科イヌタデ属ミゾソバ(Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross)。
シロバナサクラタデは、雌雄異株(しゆういしゅ)です。こちらは、オシベが花被片より長くメシベが短い(短花柱花)ので雄花・・雄株です。
花被片や花糸が淡いピンクです。もう少し濃い花があると嬉しいけど・・。
こちらは、花被片よりメシベが長くオシベが短い(長花柱花)ので雌花・・雌株です。園内を見まわすと、雌花の方がずっと少ないように思います。
タデ科イヌタデ属シロバナサクラタデ(Persicaria japonica (Meisn.) Nakai ex Ohki)。
台風で、屋根が飛ばないか心配です。少し強い雨の降る時もありましたが、今のところ静かです。嵐の前の静けさとはこんな状態を言うのでしょう。何の被害もなく、通り過ぎてほしいものです。
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