裏庭のラン
午前中は、荒れ放題の元野菜畑の草刈りをして、午後から若い世代との観察会に行きました。
久々に、姿を見せてくれた富士山。見慣れているけど、姿を見せてくれないと寂しい・・。
今日の記事は、裏庭に生える着生ランです。
イヌマキの木に、フウラン(葉芸品などの富貴蘭)を着生させてあります。その隣には、我が家のシンボルツリーである八重枝垂れ桜に着生していたヨウラクランを移植しました。
ヨウラクランは、とても小さい花を沢山咲かせますが、結実するものはホンの少しです。でも、実生発芽を期待していました。
その願いが叶いました!この大きさになるまで、気付かなかったのが悔やまれます。
こちらには、更に小さい苗が生えていました。ランは、単子葉植物ですから、何処かに(発芽したばかりの)一枚葉があるかと思い捜してみましたが、この日は見つかりませんでした。
こちらは、寄せ植えの針葉樹に着生しているクモランです。他の枝を探すと、新たな個体が見つかりました。着生ランが、自宅の庭で実生発芽してくれると、奇跡的な嬉しさがあります。経験的に、極めて稀な事ですから・・。
セッコクが咲いていました!フウランの葉芸品などを園芸分野では富貴蘭と呼びますが、セッコクも長生蘭と呼ばれ古典園芸植物として、古くから親しまれて来たそうです。
このセッコクは、斑入り葉で「日月覆輪(じげつふくりん)」という名がついています。セッコクの開花時期は一般的に5月~6月上旬とされています。株が傷んだ様子もないし、どうした事でしょう?
今日の自然観察は、事前の予報に反してとても良い天気でした。みんな、一生懸命ノートに記録していました。下手な解説も、熱が入ります。いろいろ質問してくれたのも嬉しかった。楽しい時間を有難う!
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