ヤブラン
台風21号は、やっぱり凄かった!四国辺りにいる時も、北海道方面にいる時も、我が家の周りでは強風が吹き荒れていました。少し前に、東海地方を直撃した台風よりもずっと強烈だったと思います。でも、屋根は飛ばされずに済みました。
ヤブランの花が、彼方此方に咲いています。
斑入りのタイプと一般のタイプ。斑入りタイプも結構生えていますので、斑は実生で引き継がれるようです。
以前は、あまり目を向ける事のなかった植物です。でも、こういう身近に咲く花を見て、季節を感じるのも良いものです。
一般的に薄紫の花を咲かせますが、中には白っぽいものもあります。園芸用に作出された品種の中には、白花や桃花もあるそうです。
上のように、花が密につくものもあれば、このように疎につくものもあります。良く見ると、何れも同じ場所に複数(3~4個)の蕾がついています。そして各々大きさが違います。花は、下から順に咲くようですが、一番大きいものから順に咲くので、一見バラバラに咲くように見えます。
花を接写してみました。花被片は6個、オシベも6個確認出来ます。
「花糸は太い」とあります。まっすぐ伸びないで花柱を巻くような感じです。
花被片が褐色になっても、落ちていないものがありました。たぶんこれが受粉した花だと思います。受粉出来なかった花は、花被片が落ち花柄だけが残っています。
良く似たジャノヒゲの(果実のように見える)種子と並べてみました。左がジャノヒゲで右がヤブランです。
種皮を取ってみました。左がジャノヒゲ、右がヤブランです。
キジカクシ科ヤブラン属ヤブラン(Liriope muscari (Decne.) L.H.Bailey)。旧分類体系では、ユリ科とされていました。
今日は、不法投棄監視パトロールの報告書を作成、メール提出しました。パソコン作業はそれほど苦手ではありませんが、内職の図面描きはだんだん面倒になって来ました。請け負うと、終わるまでやらないと気が済まない方ですが、それに反して長時間作図する根気が無くなって来たのです。歳には勝てない・・。
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