9月半ばの浮島ヶ原自然公園
朝一、霧雨降る木道を歩いてみました。濡れた木道でスッテンコロリ・・足元注意です。
まだ、シロバナサクラタデの花が盛りでした。この植物は、雌雄異株・・写真はオシベが花被片より出ていますから雄花(雄株)です。全体的に見て、雄株の方が多いように思います。良く見ると、葯や花糸がピンクを帯びていて、綺麗な花だと思います。
面白い果実を付けるゴキヅルの花です。一部果実の付いたところもありましたが、また後日掲載したいと思います。右はマメアサガオだと思います。
ツルマメの小さな花です。ダイズの原種とされているそうです。
いつも思うのですが、この花は何とも表現し難い形をしています。図鑑では、「捻じれた竜骨弁を左翼弁が被さって包む」とあります。アズキの原種、ヤブツルアズキです。
これなんだと思いますか?ツクシではありません。普通のトクサよりずっと細いので、イヌドクサだと思います。
更に薄いタイプとアズマカモメヅルの変種名が付いた白花タイプです。中間色のタイプもある事から「みんなコバノカモメヅルで良いじゃないか?」と思っています。
こちらはタコノアシの果実です。花径の色や果実の形から、蛸の足を連想しませんか?
まだ少し花が咲き残っていました。
アシの花穂です。この羽のようなものは何でしょう?これは柱頭です。イネ科の花は、他の植物に比べて複雑な構造をしています。各部の名前を覚えなければ・・。
今日は天気が悪く、来園者はあまりいませんでした。でも、クラフト作りやザリガニ釣りに来た親子もいました。管理棟を閉める少し前に来た人は、以前から一度行ってみようと思っていたそうで、私の拙い説明を熱心に聞いてくれました。「また来ます」の言葉が、何より嬉しかったです。
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