50Hzエリアで見たホソバノツルリンドウ
少し前の記事に掲載しましたが、昨年、ある程度まとまった個体数があった60Hzエリア某所では、2株しか見つける事が出来ませんでした。今回は、50Hzエリア・・富士川以東で探してみました。
この弱々しい植物は、花が咲いていれば少し見つけやすいと思うのですが、蕾の時はご覧のように目を凝らして探さないと、なかなか見つける事が出来ません。
少し引っ張ると、ちぎれてしまいそうなか細い蔓なのに、蕾は沢山付いています。この花が全て結実して熟したとすれば、かなりな数の種子が出来ると思います。それなのに、個体数が少ないのは、発芽や生育条件が難しい植物なのだと思います。
まだ直接見た事はありませんが、ユリの種子に似た翼が付いていて、長辺で1mm程度の微細種子のようです。
右の花、もう少しで開花しそうですね。楽しみです。
またバラに絡み付いていました。この日見た一番大きな個体でした。
こちらも、もう少しで咲きそうです。
掲載した写真を見て、お気づきの方もおられたかと思いますが、この場所では同じイネ科でもススキではなくヒメノガリヤスやカリヤスモドキなど(だと思います)のそばに生えていました。
リンドウ科ホソバノツルリンドウ属ホソバノツルリンドウ(Pterygocalyx volubilis Maxim.)。
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