ホンゴウソウ
ヒナノシャクジョウと共生菌を共有し、高確率で同居するホンゴウソウを観察して来ました。ヒナノシャクジョウの花から少し遅れて、姿を現すように思います。
LEDフラッシュを使用し、顕微鏡モードで撮ってみました。とても小さいので、接近して撮ると一部ボケてしまいます。
LEDフラッシュを使用しないで、深度合成モードで撮ってみました。
下のノイチゴのような部分が雌花で、上部につくのが雄花です。右の下部に写っているのは、昨年の花茎のようです。多年草のようですが、昨年見たところから姿を消しているものもありました。共生菌に頼って生きているので、その状態によって休眠或いは消滅してしまうのかも?
こちらは根が露出していました。地上部だけが赤紫色になっています。以前、枯れ枝の下敷きになったホンゴウソウを見ましたが、茎の大半がこの根のような感じでした。光が当たる部分だけ、赤紫になるようです。
ちょっと分かり難いですが、先端部の雄花が咲いています。
ホンゴウソウは、とても小さい上に、スギの葉の堆積した林床では、ヒナノシャクジョウに比べてとても見付けにくい植物です。
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属ホンゴウソウ(Sciaphila nana Blume)。
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