マネキグサ
昨晩から今朝にかけて、凄い暴風雨でした。少し前に、東海地方を直撃した台風以上だったと思います。まだ時々強風が吹き荒れています。
早春に、お気に入りの「フクロウの森」で見た不明の葉の正体が分かりました。
この葉です。
数年前から気になっていましたが、この季節に訪れる事が無く、成長した姿を確認しておりませんでした。当初、キバナアキギリを思い浮かべましたが、葉の形が違います。「マネキグサかも?」と聞いていたのですが、成長した姿と結び付ける事が出来ずにいました。
先日訪れたところ、おびただしい数のマネキグサが生えていました。やっぱり、マネキグサだったんだ・・。
羽音のする方を見ると、蜂が蜜を吸っていました。目まぐるしく移動するので、上手く捉えられません。
とても小さな花ですが、こうして接写拡大して見ると案外綺麗な花です。
オシベ、メシベ共に、上唇にくっついています。葯が目のように見え、奴凧を思い浮かべました。
斑入り葉の個体がありました。普通葉に比べて、少し小さめの株でした。
シソ科マネキグサ属マネキグサ(Loxocalyx ambiguus (Makino) Makino)。
オドリコソウ属(Lamium)に分類された学名も、シノニムとして記載されていました。環境省、静岡県とも準絶滅危惧(NT)に指定されています。この場所を見ると、絶滅危惧種と思えないくらい広範囲に、林床を埋め尽くしています。
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