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2018年8月23日 (木)

キヨスミウツボ

今日は予報通り、昼頃から雨が降って来ました。早めに退避したので、少し濡れただけで済みました。

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萌の朝散歩に出る寸前・・6時頃の富士山です。この後、姿を隠してしまいました。

昨年の今頃、キヨスミウツボの果実を探して歩きました。熟す前に見付けてあったのですが、何者かに食べられ姿を消していました。再チャレンジです。

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こちらは、キヨスミウツボの花です。アジサイ科などの植物の根に寄生する寄生植物です。オニクやヤマウツボなどと違い、「寄主は多岐にわたる」とあります。

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キヨスミウツボの花にやって来たマルハナバチの仲間です。背についている花粉塊は、近くに咲いていたキバナノショウキランのものだろうか?

さて、果実の探索です。

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ありました!

今年は、無事見つかりました。良かった・・。

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熟すと少し黒っぽくなり、指で摘まむと柔らかくなっています。

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花の時期に確認してあった場所でも、左のように何者かに食べられたり、腐ったりしている場合が多く、中には果実を付けて(結実して)いないものもあります。また、果実の大きさにも個体差があります。

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こちらは、果実に食痕がありました。

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果実を食べ種子散布する生き物の一つとして、カマドウマが研究者によって確認されています。

種子を切ってみました。小さな果実が見えています。アジサイの根元に蒔いてみようと思っています。

ところで、Wikipediaに興味深い事が記載されていました。

花には芳香型と無芳香型があり、其々花の構造が違っていて、芳香型は虫などにより受粉し、無芳香型は自家受粉するそうです。同じ植物なのに、花の構造を変えて二種の受粉法を選択しているなんて面白いですね。

更に、結実して地上部が枯れ、1年で寿命を終えると思っていたら、7年以上生育している株もあるとあります。7年の寿命を確認した研究者の根気も凄い!

キヨスミウツボは、まとまって沢山生えている所を良く見かけますが、翌年行くと姿を消している事が多々あります。同じく寄生植物のオニクやヤマウツボは、毎年同じ場所で見る事が出来るのに、どうしてでしょう?

ハマウツボ科、キヨスミウツボ属キヨスミウツボ(Phacellanthus tubiflorus Siebold et Zucc.)。

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