オオナンバンギセル
今日も半端なく暑かった!
ススキの中に生えるオオナンバンギセルを見て来ました。ナンバンギセルと共に、ススキなどの根に寄生する一年生の寄生植物です。
例年に比べて、数が少ない上に、丈の低いものが多い・・。ススキも、全体的に短めであまり元気がなかったように思います。
右は萼に覆われた蕾です。ナンバンギセルは、萼の色が黄褐色で淡紅紫色の筋が入るのに対し、オオナンバンギセルはこのように白っぽいものが多く、筋が入りません。
右は花冠や萼が変色しています。もう、咲き終わったのだろうか?
ススキの中に潜む虫達には、柔らかくて良い食糧なのかも?
ハマウツボ科ナンバンギセル属オオナンバンギセル(Aeginetia sinensis G.Beck)。
以前撮った写真ですが、稀に白花に出会う事もあります。
ハマウツボ科ナンバンギセル属シロバナオオナンバンギセル(Aeginetia sinensis G.Beck f. albiflora K.Asano)。
左はオオナンバンギセルで、右はナンバンギセルです。中央に見える黄色い塊は「異様に大きい」メシベの柱頭です。
オシベは何処だろうと覗くと、メシベの下側に隠れていました。左の写真でも少し分かりますが、花冠を解体しないで撮った写真で、右が一番分かり易く写っていましたので掲載します。
ミョウガエリアに生えるナンバンギセルです。「オオナンバンギセルは花が大きい」と書かれていますが、宿主の種類や状態によっても花の大きさは違うと思います。萼の色や筋で区別するのが一番分かり易いと思います。
我が家のナンバンギセルは、まだ姿を現しておりませんでした。標高はオオナンバンギセルの方が高いのですが、花の時期はずっと早いようです。
ハマウツボ科ナンバンギセル属ナンバンギセル(Aeginetia indica L.)。
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