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2018年8月 3日 (金)

オオナンバンギセル

今日も半端なく暑かった!

ススキの中に生えるオオナンバンギセルを見て来ました。ナンバンギセルと共に、ススキなどの根に寄生する一年生の寄生植物です。

Ap8031128 Ap8031129

例年に比べて、数が少ない上に、丈の低いものが多い・・。ススキも、全体的に短めであまり元気がなかったように思います。

Ap8031122 Ap8031126

右は萼に覆われた蕾です。ナンバンギセルは、萼の色が黄褐色で淡紅紫色の筋が入るのに対し、オオナンバンギセルはこのように白っぽいものが多く、筋が入りません。

Ap8031093 Ap8031094

花冠の縁の鋸歯も、ナンバンギセルとの違いです。

Ap8031089 Ap8031102

右は花冠や萼が変色しています。もう、咲き終わったのだろうか?

Ap8031115 Ap8031112

ススキの中に潜む虫達には、柔らかくて良い食糧なのかも?

ハマウツボ科ナンバンギセル属オオナンバンギセル(Aeginetia sinensis G.Beck)。

A182

以前撮った写真ですが、稀に白花に出会う事もあります。

ハマウツボ科ナンバンギセル属シロバナオオナンバンギセル(Aeginetia sinensis G.Beck  f. albiflora K.Asano)。

Ap8031097 Ap8283209

左はオオナンバンギセルで、右はナンバンギセルです。中央に見える黄色い塊は「異様に大きい」メシベの柱頭です。

オシベは何処だろうと覗くと、メシベの下側に隠れていました。左の写真でも少し分かりますが、花冠を解体しないで撮った写真で、右が一番分かり易く写っていましたので掲載します。

比較のために・・。

Ap8283184 Ap8283223

ミョウガエリアに生えるナンバンギセルです。「オオナンバンギセルは花が大きい」と書かれていますが、宿主の種類や状態によっても花の大きさは違うと思います。萼の色や筋で区別するのが一番分かり易いと思います。

我が家のナンバンギセルは、まだ姿を現しておりませんでした。標高はオオナンバンギセルの方が高いのですが、花の時期はずっと早いようです。

ハマウツボ科ナンバンギセル属ナンバンギセル(Aeginetia indica L.)。

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